本年もよろしくお願いいたします。
少し遅くなりましたが、当場より提供しているクラブ募集馬(1歳)2頭の近況を報告させていただきます。
まずはターファイトクラブ募集馬であるメジェルダの2022からです。
12月末日時点での本馬の測尺は、以下のとおりです。
【体高】150cm 【胸囲】166cm 【管囲】19.1cm 【馬体重】360kg
青草がなくなり、一方で雪が放牧地に降り積もっていない関係でガチガチに凍っている地面を歩き辛く過ごしていることもあり、以前よりも運動量が減った1ヶ月でした。
明けて1歳馬になった世代ですが、この世代全体としてこの1ヶ月はそれほど大きな馬体的成長を見せていませんし、おそらく冬が終わるまでは毎月微増程度の成長に留まると見ています。
そういうなかでも、本馬の場合は11月時点で十分な馬体に成長している分、この1か月が緩やかな成長だったとはいえ他馬よりも存在感のあるサイズであることに変わりありません。
毎月、少しずつですが見た目にも幼さが抜けてきていますし、相変わらず順調な成長を見せています。
気の強さが前面に出るときがあるのは変わらずで、この気性も持ちながら段々と大人びていきそうな印象です。
次にローレルクラブ募集馬であるアメージングムーンの2022について。
12月末日時点での本馬の測尺は、以下のとおりです。
【体高】149cm 【胸囲】167cm 【管囲】19.7cm 【馬体重】395kg
本馬は、この1か月は体高が伸びていませんが、その他の数字はしっかりと伸びています。
特に管囲は牝馬らしからぬ数字ですし、馬体重に関しても現1歳世代のなかでは2番目、牝馬に限定すると最も馬体重がある馬です。
メジェルダの2022はどちらかと言えば少し重心の高い馬体をしていますが、こちらは体高や馬体の幅などを含めて均整の取れた馬体をしています。
気性的にソワソワする面はなくなってきましたが、その代わりこの1か月に限定すると以前より気の強さを出す回数が少し増えたように感じます。
元々それがこの牝系の特徴でもあるので、この血統らしい馬になってきたとも言えますが、おそらく青草が生える頃には一段とどっしりとした気性になるでしょう。
それぞれの兄である3歳馬バグラダスとタッチウッドがしっかりと勝ちあがって、短距離路線あるいはクラシック路線での活躍が期待されるなかで、2頭の1歳募集馬に対して期待されている会員の皆さまもいらっしゃると思います。
当場としても、この2頭に限らず全生産馬の飼養管理をしっかりと行いながら、今年もさらなる強い馬づくりを目指して邁進していく所存です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。