1月22日中山第11RのAJCC(G2、芝2200)に当場生産馬のノースブリッジ号(牡、父モーリス)が出走しました。
調教内容も良く、芝1800のG3エプソムC優勝や中山芝2000の葉牡丹賞優勝の実績も考慮されてか、レースでは4番人気に支持されました。
スタート後は前目のポジションを取りながら、内枠を活かして4番手あたりで追走していくノースブリッジ。
向こう正面で周りの馬たちが動き始めるなかでも、折り合いながら自分のペースを守っていました。
3~4コーナーを回るあたりでは徐々に先頭集団に追い付きながら、最後の直線を迎えます。
抜群の手応えで直線を迎えたノースブリッジは、鞍上の岩田康誠騎手のゴーサインに力強く応えて中山の坂を駆け上っていきます。
最後は2着馬に3/4馬身差まで詰め寄られましたが、しっかり勝ち切ってくれました。
馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。
本馬は、2019年のセレクションセールで現在の馬主様にご購買いただきました。
当時のセールに向けた本馬の紹介記事は、以下のリンクからご参照ください。
【セレクションセール】№73アメージングムーンの2018(牡 父モーリス)
【1歳時のノースブリッジ】
当場生産馬にとって、このノースブリッジのAJCC優勝が今年のJRA初勝利となりました。
思えば昨年も、本馬による2月のアメジストS勝ちが当場生産馬によるJRA初勝利でした。
今回は私のほうで競馬場まで応援に行って、表彰式にも参加させていただきました。
その際に調教師の先生と話す機会がありましたが、今回のレースに向けては能力強化を目的とした調教というより、このレースに向けて体調を整えるという意味合いの調教度合いが強かった趣旨のことを仰っていました。
おそらく、5歳を迎えた彼にとって馬体の成長はほぼ終えているという観点から、在厩調整のなかで見つけた彼に合った調教方法なのでしょう。
今回は、それが見事に嵌まった結果の優勝だと思います。
次走はG1大阪杯を予定しているとのこと。
G3、G2と確実にステップアップしてここまできたノースブリッジ。
今年はG1の舞台でも好走が期待できそうです。
なお、本馬のきょうだいが先日元気に生まれてくれましたが、明日以降のブログでアップする予定です。