「“飯田線秘境駅号”を使用しない飯田線秘境駅めぐり」
第12話
根府川~早川駅間で、線路上に竹が倒れた為、東海道本線は再び運転見合わせに。
湯河原駅を出発し、立ち往生してから既に30分が経過。
時刻は21:10。
竹の伐採作業は、いつ終わるのか?
そして、この列車が東京駅にたどり着くのはいつなのか?
最終的に自宅に帰れるのはいつなのか?
トイレのある先頭車両にいるんだけど、ひっきりなしにトイレに人がやって来る。
時々2~3人の順番待ち状態になってるくらいだ。
すると……
21:15、列車が動き出すというアナウンスが!
ついに作業が終了し、運転再開か!?
と、期待させるも、とりあえず次の「真鶴駅」まで運行します。というもの。
そして、真鶴駅にて、再び運転見合わせに。
ぬか喜びさせおって・・・
単に、先行列車を次の根府川駅(←伐採現場手前)まで移動させた事で、当列車が真鶴駅に入線できただけだった。
鉄道会社としては、立ち往生させておくなら、極力“駅で”という事なのだろう。
向かい側のホームでも、下り列車が出発できずに、立ち往生している。
何がともあれ、問題の竹を取り除かなければ、(列車の)糞詰まり状態は解消されないという事だ。
時刻は21:30。
熱海駅を出発してから1時間が経とうとしてるというのに、まだ2駅先の真鶴駅にいる状態。
そこへ、竹の伐採作業が完了したとの情報が入ってくる!
この列車もまもなく運転再開できるそうだ。
とにかく小田原駅までは、這(は)いつくばってでも、たどり着いてほしい。
そこから先は、基本的に市街地を行くので、まず大丈夫だろう。
要は、小田原駅到着までが修羅場なのだ。
列車は、根府川駅に近づいて行く。
この駅は、駅舎側はすぐ山、反対側はすぐ海という断崖絶壁に作られた“海を見下ろす展望台”のような駅。
眺め的には素晴らしい駅だけど、台風襲来時には、ちと恐ろしい区間である。
そこを、暗闇の中、徐行状態で進んで行く列車がまた不安な気持ちにさせてくれる。
そして、根府川駅を無事に発車。
この先がいよいよ問題の竹が倒れた区間になる。
結局、どこが現場なのか、わからないまま、小田原駅の1つ手前である「早川駅」に到着。
そして、熱海駅を出発してから約1時間半が経過した22:05、ついに小田原駅に到着。
本来なら25分もかからない区間。
かくして“最大の難所”を越えた、普通列車・東京行きは、その後、普段と変わらない走りっぷりで、東京駅を目指すのだった。
東京が近づくにつれ、すれ違う下り列車の混雑度はどんどん増していく。
やがて、グリーン車にも立ち客がいる程の超絶満員状態に。
そして23時半、
ついに、
ついに!!
列車は東京駅に到着。
車内アナウンスでは、2時間半遅れての到着だそうだ。
2時間半前と言ったら、まだ熱海駅の2つ先の駅にも到着してませんぞ。
その後、山手線に乗り換え、0時すぎに池袋駅に到着。
東武東上線の“川越市行き”の最終電車は0:44発なので、始発で帰るという最悪な事態は免れたワケだ。
駅から自宅に向かう頃には、雨も風も治まっていて、街は静寂に包まれていた。
空には月や星も見え、数時間前まで台風が襲来していた事を感じさせない雰囲気であったが、日中は大変な状況であったと、翌日(正確には今日)職場で聞かされるのだった。
<今回の旅費>
・JR(青春18きっぷ2日分)¥4740
・ホテル代 ¥3500
・私鉄代(東武東上線)¥555
合計 ¥8795+食費
食費は、旅に出なくてもかかるものだから含めない事にする。
集計するのも大変だし。
でも、そんなに高価な物を食べるワケでもないから、普段と比べて、多少高くついてる程度だと思う。
青春18きっぷは、¥11850で5日(5回)使えるから、1日あたり¥2370として計算。
残り3日分は、今度の4連休(9/5~8)の旅の時に使います。
というワケで、結局、自宅に着いたのは夜中の1時すぎでした。
朝にならなくて、ヨカッタヨカッタ。
おわり
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第12話
根府川~早川駅間で、線路上に竹が倒れた為、東海道本線は再び運転見合わせに。
湯河原駅を出発し、立ち往生してから既に30分が経過。
時刻は21:10。
竹の伐採作業は、いつ終わるのか?
そして、この列車が東京駅にたどり着くのはいつなのか?
最終的に自宅に帰れるのはいつなのか?
トイレのある先頭車両にいるんだけど、ひっきりなしにトイレに人がやって来る。
時々2~3人の順番待ち状態になってるくらいだ。
すると……
21:15、列車が動き出すというアナウンスが!
ついに作業が終了し、運転再開か!?
と、期待させるも、とりあえず次の「真鶴駅」まで運行します。というもの。
そして、真鶴駅にて、再び運転見合わせに。
ぬか喜びさせおって・・・
単に、先行列車を次の根府川駅(←伐採現場手前)まで移動させた事で、当列車が真鶴駅に入線できただけだった。
鉄道会社としては、立ち往生させておくなら、極力“駅で”という事なのだろう。
向かい側のホームでも、下り列車が出発できずに、立ち往生している。
何がともあれ、問題の竹を取り除かなければ、(列車の)糞詰まり状態は解消されないという事だ。
時刻は21:30。
熱海駅を出発してから1時間が経とうとしてるというのに、まだ2駅先の真鶴駅にいる状態。
そこへ、竹の伐採作業が完了したとの情報が入ってくる!
この列車もまもなく運転再開できるそうだ。
とにかく小田原駅までは、這(は)いつくばってでも、たどり着いてほしい。
そこから先は、基本的に市街地を行くので、まず大丈夫だろう。
要は、小田原駅到着までが修羅場なのだ。
列車は、根府川駅に近づいて行く。
この駅は、駅舎側はすぐ山、反対側はすぐ海という断崖絶壁に作られた“海を見下ろす展望台”のような駅。
眺め的には素晴らしい駅だけど、台風襲来時には、ちと恐ろしい区間である。
そこを、暗闇の中、徐行状態で進んで行く列車がまた不安な気持ちにさせてくれる。
そして、根府川駅を無事に発車。
この先がいよいよ問題の竹が倒れた区間になる。
結局、どこが現場なのか、わからないまま、小田原駅の1つ手前である「早川駅」に到着。
そして、熱海駅を出発してから約1時間半が経過した22:05、ついに小田原駅に到着。
本来なら25分もかからない区間。
かくして“最大の難所”を越えた、普通列車・東京行きは、その後、普段と変わらない走りっぷりで、東京駅を目指すのだった。
東京が近づくにつれ、すれ違う下り列車の混雑度はどんどん増していく。
やがて、グリーン車にも立ち客がいる程の超絶満員状態に。
そして23時半、
ついに、
ついに!!
列車は東京駅に到着。
車内アナウンスでは、2時間半遅れての到着だそうだ。
2時間半前と言ったら、まだ熱海駅の2つ先の駅にも到着してませんぞ。
その後、山手線に乗り換え、0時すぎに池袋駅に到着。
東武東上線の“川越市行き”の最終電車は0:44発なので、始発で帰るという最悪な事態は免れたワケだ。
駅から自宅に向かう頃には、雨も風も治まっていて、街は静寂に包まれていた。
空には月や星も見え、数時間前まで台風が襲来していた事を感じさせない雰囲気であったが、日中は大変な状況であったと、翌日(正確には今日)職場で聞かされるのだった。
<今回の旅費>
・JR(青春18きっぷ2日分)¥4740
・ホテル代 ¥3500
・私鉄代(東武東上線)¥555
合計 ¥8795+食費
食費は、旅に出なくてもかかるものだから含めない事にする。
集計するのも大変だし。
でも、そんなに高価な物を食べるワケでもないから、普段と比べて、多少高くついてる程度だと思う。
青春18きっぷは、¥11850で5日(5回)使えるから、1日あたり¥2370として計算。
残り3日分は、今度の4連休(9/5~8)の旅の時に使います。
というワケで、結局、自宅に着いたのは夜中の1時すぎでした。
朝にならなくて、ヨカッタヨカッタ。
おわり
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