虫めずる主婦

息子たちと虫とりしてるうちに、虫と変形菌と冬虫夏草にハマった主婦の日記。

みじかい梅雨の変形菌

2022-06-30 09:22:41 | 日記
早くも梅雨が明けてしまった。

先週、もうすぐ梅雨明けちゃうらしいと気象予報士がテレビで言っていたので、慌てて雨の後に山の方の公園に行ってみた。
お目当ては、変形菌とクモタケ。
クモタケは、去年初めて自力で同じ公園で見つけたし、
確か盛口満さんの冬虫夏草の本に、7月1日はクモタケの日だ!とあったので、ちょうどそろそろかな、と思ったのだ。

すでに日は高く、お昼前だった。
ちょっと遅かったかな‥と思ったが、ちょっと公園の主な通りから山道に入るとすぐ、見つけた見つけた。変形菌が何種類も子実体をつけていた。

まずは腐りかけた倒木にあった、シロウツボホコリ。
棒アイスみたいなシロウツボホコリは何回か見つけたことがあるので分かりやすい。


次に見つけたのは、まだ切りたての倒木にあったコシロジクキモジホコリ、かな?こんな、「THE 変形菌!」な子実体は、見つけると嬉しい♪シロジクキモジホコリよりちょっと柄の部分が短いのが特徴的。だと思う、たぶん(あんまり自信はない)。


次は腐った倒木にあったウツボホコリ。シロウツボホコリと同様、何度か見ているのでたぶん合ってると思う。

これ、何年か前に子どもたちがカブトムシを育てていたマットに出てきて、カブトムシが蛹になっている間に見事な子実体になっていたっけ。
まだフサフサになる途中の、未成熟の子実体もあった。



しかし、シロウツボホコリは成熟してもフサフサしないのはなぜだろう。他のウツボホコリの仲間はフサフサになって胞子を飛ばすのに。

次。木の上に登っていくように点々とある、キノウエホネホコリ。これも何回か見てるかな。


お次はツノホコリの仲間。これもこの辺り、特にハイキングコースとして作られた階段の木が腐りかけたところによく見かける。この日はもう昼近かったから、ツノホコリはカラカラになったものも多くくずれ気味だった。


上のとは違う種類のツノホコリかな?


次はムラサキホコリの一種。ムラサキホコリは、いつも見つけるときは木の幹の目線ぐらいの高さだ。


これも少しくずれ気味。
アップにすると、こんな感じ。


そして次は、葉っぱについたモジホコリの仲間?ユガミモジホコリ‥あたりか。

下も、上のとは違うようにみえるが、別のモジホコリの仲間だろうか?それとも違う種類か‥


あとは、何かの未成熟な子実体。


以上、先週見つけた変形菌の子実体でした。
今回は、すでに日も高くて動いている変形体は見つけられなかった。

そして、冬虫夏草のクモタケも見つからず‥
またもう少ししてからチャレンジしてみようかな♪



五月の庭

2022-06-30 09:11:46 | 日記
雨上がりの庭にいたもの。

キュウリの葉にいたのはカゲロウの仲間だ。
変な赤い目がこちらを、向いている。
図鑑で調べたら、コカゲロウの仲間の多くは、オスの複眼が上下に分かれていて、上半分が発達して飛び出ており、これを「ターバン眼」というらしい。
うちは川沿いのため、よくカゲロウがふわふわ飛んでいるが、同じ種類なのか、いくつか種類があるのかわからない。



雨の水分を吸って、立派なキュウリができていた。



と思ったら、またキュウリの葉に何かが休んでいる。
蜂の仲間のようだ。
背や肩(肩じゃないけど)や脚と触角に白い部分がある。
図鑑には載っていなかったが、ネットで調べると、イヨヒメバチかなー?

それから、金柑の木の横には羽化したばかりの紅型のナミテントウ…かクリサキテントウ。周りにもナミテントウの幼虫が多くいたから、たぶん、ナミテントウかな。蛹や羽化した殻もたくさんあった。



金柑の木の下にいたのはウシカメムシ



鮮やかな緑の葉に囲まれて、なかなか虫にカメラの焦点が合わない。
ウシカメムシの姿を捉えようと頑張っていると、足元でなにやらニョロニョロしたものが視界に入る。ミミズかなと思ったら…



まさかのヒル!
庭にもいるんだね。気をつけねば…
雨で出てきたのかな。
結構、家族が晴れの日に庭で寝転んだり素手でアレコレ触ったりしてるから、注意喚起しないと!

※あとから知ったのだが、ヒルはヒルでも、これはヤマビルなどの顎ヒル目ヒルド科のヒルとは全く別の種で、「コウガイビル」という、扁形動物門三岐腸目で陸生のプラナリアの仲間とわかった。今まで変形菌だの冬虫夏草だの探してる割に近場ばかりで、まだ本格的な湿気の多い山に入らないため、幸いホンマモンのヒルに出会ったことがあまりないのだ。妹の嫁ぎ先の田舎で田んぼを泳いでるのは見たことがあったが。‥てことで、今まで通り、お庭で水遊びできるかな♪そう言えば、このときゴミ拾い用のトングで自宅前の川へつまんで捨てたのだが、つまむとき千切れてしまった。尻尾側はそのままにしておいたのだが、プラナリアということは、切れても切れたそれぞれの部分が一個体として再生するわけだから、尻尾側も再生したのだろうか?いやー、それを見たかった!今度見つけたらやってみたい。

それから、藤棚の下を通ろうとしたところクモの巣にゴール…
クモさんごめんね~と思って巣の中心にいる虫をみたら、



なんだこれ?クモ…というより、クモの腹部分をかぶった別の虫に見える。
ネットで調べたら、ギンメッキゴミグモというクモらしい。巣の中央で足を引っ込めてこの形態になり、ゴミのフリして獲物を待っているというわけか。銀メッキのゴミグモ…まさに名前の通りだ。