穏やかな陽ざしに包まれたゴールデンウィーク、いかがお過ごしですか
五月は、自然の中に出て行きたくてウズウズしてしまう気候ですね。
さて今日は、世界が変わる、本のウズウズ旅案内です
まずは、登って見つける しあわせの鍵
小林正観さんの「啼かなくていいホトトギス」と、「ごえんの法則」 です。
作者の正観さんは、 世の中には、問題点の数と同じ数だけ楽しい法則、楽しい方程式がある
と気づかれ、「これがいけない」「あれがいけない」「それが問題だ」と論ずるよりは、
同じものごとを観察しても、「こうすると、こうなるらしい」という楽しい共通項を見つけ、
そのような宇宙の法則、方程式の収集家になろうと決意された方です。
「たとえば、家族に対して穏やかでにこやかな投げかけをずっと続けて来た人は、
穏やかでなごやかな温かな空気に囲まれるのです。
そして、自分が怒って怒鳴って荒い言葉を投げかけてきた場合には、
同じように、自分もその状況に囲まれることになります。」 などなど。
もちろん日常で、大変なこと困ったことがあれば、それを気楽に話したりしながらも、
肝心なところには、この本にあげられる法則を置き、
いつも楽しくなるような生き方や言葉の使い方をしていたら、
正観さんのいうように、「その人のまわりには、明るく楽しい人がたくさん集まるはず」でしょう
次いで、潜って触れる たましい
萩原玄明さんの「精神病が消えていく: 続・精神病は病気ではない」 です。
対象が、目に見えるものでも、見えないものであっても、
世間体や理屈を捨て、こちらの都合でできている思い込みに気づき、
既存のカタチややり方に従うだけでなく、とことん素直になって、
訴えている魂にこちらの魂を重ねるつもりで心をたむける。
そうして「思い」を読み取ろうとする真摯な心に、物事は根本から整えられていく。
それらを思い知らされる、息をのむ事例が詰まっています。
わたしは途中、会ったことがないというだけで、戦時中に亡くなった母方の祖父に、
自分がどれだけ心を寄せてこなかったかにハッとし、「ごめんなさい」と「ありがとう」
が押し寄せてきて、涙がこみ上げました。
どの本にも共通してあげられているのは、あらゆるものへの愛と感謝
対症療法でなく、根治療法となるそれらを、頭でかすめず、今よりどれだけ
心の深いところで了解していけるかが、一冊一冊の旅路に込められた
醍醐味であり、読後の宝物になるのだと感じました
かうんせりんぐ かふぇ さやん http://さやん.com/