美しさの根底には、うっとりして心温まる面と、危険で残忍な面が、避け難く共存している。
それはどうしようもなく、一方だけを選ぶことはできない。
だから、受け留めて、せっせと光に心を注いでいくことになる。
闇が深い分、その反対の安らかさ。。
たとえば、わたしにとっては、淹れたてのコーヒーの一口目とか、
ミストシャワーを浴びている瞬間とか、
この世にひとりっきりのような切なさに襲われてかけた電話に、昔からの女友達がしっとり寄り添ってくれながらも、現実にはポリポリとお煎餅をかじっている…その聞こえてくる音と一緒に、「こういう時はじっとして、嵐をやり過ごすしかないのよね」と、うなずき合うとか・・・
の、きらめきが増す。
最初このお話を読んだ時、わたしは眼鏡売りの男性がいい人でホッとした。 わたしたちは日常、十分にこの美しい世界の冷酷さに直面しているのだから、じっくりと、甘美なもう一面も味わっていなくちゃ。
おばあさんが眼鏡をかけたら、周りの世界がはっきりと見えたように、わたしもくっきりとそんなことを感じた。
これまた、ぼんやりしてるからこそ、お話に出てくる女の子が見えたりもするんだけれど。
両極の狭間を行く、やわらかなたましいに、小川未明さんの素敵なお話の枕を🌝
初出:「赤い鳥」赤い鳥社
1922(大正11)年7月
ナレーション、パソコン、作画、マイクの扱い等…独学で試行錯誤を重ねながら制作しております。お聴きずらい点もあると思いますが、より楽しんでいただけるよう、少しずつ改善していきますので、ゆる温かく見守っていただけましたら幸いです😌
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🌜朗読絵本🌛 月夜とめがね 👓 危険をはらむこの世界の、もう一面の美麗な情景 🦋 小川未明
新潟県上越市の「小川未明文学館」を訪れました。
ちょうど貴ブログを拝読し感慨を持ち、
ブログのフォローとyoutube登録した次第です。
これからも素敵な声(アルトボイス)の
朗読を楽しみにしております。
では、また。
小川未明先生の記事を拝読しました。
わたしも最近、いくつかの作品に触れて
関心の渦にいたところだったので、
文学館のこと、人魚の像のことなど、初めて知ることができ、
シンクロにおどろきと喜びを感じています。
お写真から、雰囲気がとてもよく伝わってきました。
youtubeの登録も、ありがとうございます。
機械音痴なので制作は試行錯誤の最中ですが、
またよろしかったら、そちらにもコメントいただければ
とってもうれしいです
では、また。
じっくり視聴していただいて、ありがとうございます。
妙高には、よくスキーや夏の山歩きに行きましたが、
美しいところですよね。
未明さんの作品は、美しく沁みますね。
たのしんでくださいね♪