ミュウタントのブログ

日本国憲法第9条は地球人類の宝、それを改悪するための日本国憲法第96条の改正に反対!

きちんと負の歴史と向き合ってほしい

2009-01-13 00:37:00 | インポート
 私の『魔性の歴史』の紹介日記に書き込みというか、貼り付けがあったのですが、ほんとにもういい加減に目を覚ませよといいたいです。
 あの戦争で日本人も含めて『人間』をたくさん殺したんです。そのことを想像してみてください。
 TBSが年末にやった日本はどこへ行く、ビートたけしさんが東条英機を演じていた番組でも描かれていたのですが、皇道派の忠実な実行者であってそれ以上でもそれ以下でもなかったですね。
 あの番組に出た英機のお孫さんたち、おばさんのことどう思っているのでしょうか。
 あの戦争の愚かさは、米国との経済格差を知っていた人間がたくさんいたにも拘わらず、米国の経済封鎖を破るには戦うしかないんだと、戦争を煽った言論人がいて、国民を戦争に向かわせたことだ。その名を徳富蘇峰という。
 国民新聞を起こし、政府批判で鳴らしたのだが、三国干渉を受けたことで国家を意識し、戦争賛美の論説に変わった。

 私は、『原爆を落とされたことは、しかたなかった』といった昭和天皇の言葉(私は言語学者ではないので言葉のあやは分からないと答えていた)や、久間元防衛庁長官の発言を悪いとは思っていない。まさにそれが戦争だと思っているから、私も仕方がなかったことだと思っている。
 あの戦争に少なくとも『日本人として参加した人たちの上に落とされた原爆』なのだから、敵国の国民をどれだけ多く殺し、戦意を喪失させるかが近代戦なのだ。
 またあの戦争末期、米国が取った前代未聞の作戦とは、大将を殺す、山本五十六を殺すという日本人の戦意を喪失させる作戦を実行したということでも、いかに日米にとって消耗戦であったかがわかる。
 イスラエルの准将が、戦争には民間人の犠牲はつきものだといったことにも通じている。
 大体人殺しはいけないと教えているそばで、兵士には敵を殺せと教えているのだ。
 戦争で、どんな武器を使おうと敵の人間を殺していくのが戦争なのだ。
だから、戦争は二度とやってはいけないのだ。そこから日本は出発したはずなのに、田母神や、桜チャンネルや、ネット右翼と言われる連中が、言いたい放題言っていることが許せない。
 絶対に戦争、人間が人間を殺すことを許してはいけないし、そのための武器弾薬などいらないのだ。
 日本国憲法の前文と第9条の条文の精神に、戻るべきだ日本は。