渡り鳥の休息地

社会人アマチュアギター弾きNa-Neの頭ん中。
滞る割に突如アップする不定期ぶり。
北極星を見失って漂流中。

2016年10月15日 - 今年最初で最後の湘南散策 (前編)

2016-10-15 | 
本当は夏に行きたかった湘南。
でもなかなか行く機会が得られず、今年
は湘南行かなかったなぁ~なんて思って
たんですが、やっぱりこうして行くこと
になるのか(笑)。

方位除けで有名な『寒川神社』という
神社があるんですが、ここ最近いまいち
ツイてない私の厄除け的な目的の他、
御朱印調のデザインが超カッコいいと
知り、初めて行ってみました。

幸い天気も良く、寒いっちゃ寒いですが
快晴で陽射しが感じられ、気持ちの良い
旅日和となりました。

乗り換え駅の茅ヶ崎ではこんな自販機が
ありましたよ。


発車音はサザンオールスターズの『希望
の轍』。
夢を〜乗せて〜走る〜車道〜♪
心の中で絶対歌っちゃう名曲。
似合いますね〜。

初めて相模線に乗りました。
押しボタン式なんですね〜。
まず23区内では使わない機能なので、
これだけでも旅の情緒を掻き立てられ
ます。

下車駅は宮山駅ですが、一つ手前の
寒川駅に差し掛かった瞬間、不思議と
空気が変わったというか、緊張感のよう
なものをひしひしと感じてびっくり。
地域全体がなんか凄そう…。


地図を確認したところ、駅から程近く、
分かりやすい場所にあったので迷うこと
なく辿り着きました。






鳥居の外から一礼し、真ん中を避けて
厳かな気持ちで進み、手水を済ませて
ニ礼二拍手一拝。


なにやらかっこいい天球儀の象もあり
ました。


誰かと一緒に参拝すれば、慣れてる人の
作法をお手本にできるのですが、今回は
おひとり様。
失敗しそうでめっちゃ不安だったので、
事前にイメトレして臨みました。
やってみると案外慣れて、今は大概の
ところならどこを参拝しても大丈夫な
気がしています。

今回は物心付いてから初めて祈祷を受け
てみました。内容は八方除として。
風水的に悪いとされる方角に行っても
災いから守ってもらえるように。

特に私は単独観光も各地の人との交流を
楽しむのも好きなので、気にしなかった
分、対処しないまま今年は知らず知らず
のうちに良くない方角の場所に行き過ぎ
て、悪い影響を受けてしまった可能性も
あるかなと。

年・月・日によって吉報位も悪い方角も
変わるようなので、毎年同じ方角に長期
間滞在するときは注意が必要らしい。

祈祷の申し込みの際は、予め公式のホー
ムページからダウンロードした申込用紙
のPDFデータを自宅のプリンターで印刷
し、行く前に必要事項を記入しておくと
受付窓口にそのまま提出できるので、
当日書くのに並ばない分、手続きがスム
ーズです。

申し込みが済むと、番号札と、祈祷を
受けた人のみ入れるVIPな場所『神嶽山
神苑』へ立ち入るのに必要なチケットが
貰えます。


受け取ったあとは案内された待合室へ
移動し、番号を呼ばれるまで無料で
おかわり自由なお茶と和菓子(らくがん
が二種類ありました)を頂きながら、
ひたすら待ちます。

土日祝日は特に(?)、参拝客が大勢いる
ようで、ソファーや椅子に座れず、立
ったまま待つ覚悟も必要です。
だから足腰が心配な方は、対策が必要
かもしれません(鞄に入るぐらいの折り
たたみ式の小さな椅子を用意するとか)。

待っている間、まったりしていたかと
思えばそうでもありません。
初めての場所、初めてのことなので、
内心ずっとドキドキそわそわしてました。
混雑しているので相席もあったり。
でもしばらくしたらお連れさんがいて
“早くどいて欲しいわ”みたいなオーラ
を感じて慌てて席を譲ったりとか…

番号を呼ばれたら本殿へ移動します。
到着前、袖の付いた白い羽織り「小忌衣
(おみごろも)」を渡されるのでそれを
服の上から被ります。
上着を脱ぐかどうかは問われません。
その時の気温次第?
付いてる紐は蝶結びでOKだそうです。
(よく分からなかったので巫女さんに
聞いたらそう回答頂きました。)

荷物は少なめの方がいいです。
リュックなどは下してから羽織らなければ
いけないでしょうし、置き場所に困ると
思います。
(私はショルダーバッグの他、サブバッグ
としてトートバッグも持っていたので、
被る前にショルダーバッグをサブバッグ
へ突っ込んで一つにまとめ、祈祷の最中
は足の間に挟んでました。。。)

着たあとは手を洗い、口をゆすぎます。
私の場合、まず両手を洗ってから左手で
口をゆすぎ、最後また両手を洗いました。

その後は玉串を受け取り、神前に捧げ
ます。
方法については番号札の裏に書いてある
ので、知らない方は待合室にいる間に
頑張って覚えなければなりません

最初ボーッとしていて、裏に書かれて
いることに気付かなかったので、気付い
たときはめっちゃ焦りました(笑)。

祈祷の際は、申し込み用紙に書いた内容
を読まれます。個人情報は仕方なし。
だから、誰にも聞かれたくない内容も
そのまま読まれる可能性があるので、
具体的に祈願したい方は書き方に注意が
必要かも。
私はオーソドックスに八方除としか
書かれなかったので非常に無難でした。

祈祷を受けた後は紙袋と共に、祈祷内容
に見合ったお札やお守りやお神酒などの
諸々を授かって終了です。
中身は敢えて伏せておきます。
神様に怒られるそうで怖いので(笑)。


神嶽山神苑の入り口の雰囲気。

中に入ると1箇所だけ撮影禁止の泉のよう
なところがありますが、それ以外はOKだ
そうです。
知らなかったので中の様子はあまり撮影
してきませんでした

こちらは神嶽山神苑内にある茶屋『和楽
亭』のリーフレットと、抹茶と和菓子の
拝服券。
入場するだけなら無料。お抹茶を頂く際
は別途料金がかかりますがついでなので
頂くことにしました。


抹茶の他に緑茶を無料で頂けました。


生らくがんのアップ。
普段あまり和菓子は食べない方ですが、
本当に美味しかったです!
餡子が苦手な人向けに、らくがんでは
なく、チョコレートもありましたよ。


苑内には『方徳資料館』という小さな
博物館のような施設も併設されてい
ました。
和暦のスタンプがあったので押して
みました。
(素通りする子供もいたのに)
方位信仰に関する歴史資料や考古遺物
(天球儀・和時計・木簡など)が展示され
ています。
和算に関する展示もあったので、数学に
興味のある方にとっても面白いかもしれ
ません。


神嶽山神苑の中の様子を事細かにアップ
しているブログ(撮影禁止の泉も見かけ
ました…)などもありますが、一番大事
なのは見るだけでなく、ここに集まって
いる神聖な氣を浴びて、心静かに過ごす
ことだと、日頃特別に信心深い訳でもない
私でも思うので、気になる方は祈祷を受け
実際に足を運んでみるべきだと思います。

さてこちらは心願守と八方除のお守りと
おみくじ。
この心願守は期間限定のもので、願いを
込めたあと閉じて身に付けるものだそう
です。
絶対叶えたい願いが出てきてから使って
みようと思います。

おみくじの結果は案の定良くなかった
ですが、これは現状を表しているのだと
感じました。
さてここからどうなっていくか。

そして評判の御朱印帳をゲット!
あの天球儀(記念象)と八卦盤のモチーフ
も色などのデザインも気に入りました。


そして御朱印も頂きました。


境内を出た後は、寒川神社の向かって
左にある通りを挟んだ向かいにある、
末社の宮山神社も参拝。
ひと気がなかったですが、ここもパワー
が強いという噂。


今回訪れた寒川神社、関東最強レベルと
思って来てみましたが、私に纏わりついて
いた負の氣、少しは払われたでしょうか?


後半へ続きます。

2016年10月14日 - ご当地物見遊山 (品川区)

2016-10-14 | 
ようやくですが、本日御朱印集め、
デビュー致しました。

元々史跡巡りは好きだったんですが、
それまでは御朱印帳の存在を知らず、
神社仏閣に寄ることがあっても、全く
気にしていませんでした。

ところが最近写真などで目にすることが
増えるうちに、まず御朱印帳のデザイン
に惹かれた他、喧騒に振り回されている
日常を振り返った時、たまには歴史の
古い厳かな場所で姿勢を正す機会を得る
ことも大切だと感じ、ブームに乗っかる
形とはなりましたが、手水の取り方や
二礼二拍手一拝などの作法もちゃんと
意識しながら参拝してみることにしま
した。
(慣れてないと結構あやふやなもんです。
そんな時は他の方の動作を参考にして
ます)

撮影したり、時々ポケモンGOは迷惑に
ならない程度にはしてしまいますが、
服装は自由でも、せめてそういう作法の
ところぐらいはカジュアルになりすぎ
ないよう心掛けたいです。

こちらは今回の神社『上神明天祖神社』
の様子。




そしてかっこいい表紙の御朱印帳!
(私、爬虫類、平気です。
子供の頃、カナヘビとかよく捕まえて
いました。噛まれると結構痛い。)


御朱印の他、御守りと、蛇の土鈴付きの
おみくじを手に入れました。


土鈴、めっちゃかわいいですね。
癒されます。心が丸くなりそう。


この日は60日に一度の己巳の日という
ことで、限定の御朱印も頂くことができ
ました♪
白い文字は紙を反射させないと見辛い
ですが、神々しくていいですね。


引いたおみくじは小吉でした。
凶を免れて良かったんですが、凶を引い
た方は白蛇守りを無料で頂けるそう
なので、引き甲斐がありますね。


今日はホント寒かった。
曇天で陽射しがなく、御朱印を頂くまで
根競べ状態でした。

受付後、書き終わった方の分から原則
順番に呼ばれるんですが、まるで朝の
整形外科(笑)。

11時頃に受付けて頂いてから結局13時を
回ってしまいました。

その間があまりにも寒く、早速神頼み
ですよ…。

空をじっと見つめてみたら、それまで
形もなくただ空を埋め尽くすだけだった
雲の一部が突然一筋の長い直線状の形
になり、蛇や龍の胴体のように太さを
備え始めまして。。。

嘘やーん?と思い、一旦目を逸らして
少しずらしたところに視線を向け直すと
今度はその部分が形を成し始め、前述
と同じように変化…。

もしや祀られている蛇神が姿を現した?

まぁそう見えただけですよね。

でも、とにかく寒過ぎてしんどかった
ので、その胴体をガン見しながら、
“とりあえず、陽射しを下さい…!!!”
と強く念じてみました。

そうしたらです、本当に一筋の陽射しが
現れ、境内の砂利エリアの一角の、直径
3mぐらいの範囲が照らされたのです。

寒がってるはずの他の参拝客は全く気付
いていないようで、陽射しには目もくれ
ず同じ場所に留まって堪えていました。

だからお言葉に甘えて、名前を呼ばれる
までそこへ移動し、陽射しを独り占め
しちゃいました。
ポカポカありがたや〜。

名前を呼ばれて戻ってくると、陽射しが
少し弱まってきたので、心の中で改めて
お伺いを立ててみました。

“(ポケモンGOのレアポケモンの気配を
気にしつつ)…私、もうそろそろ帰った
方がよろしいでしょうか?”

応えるかのようにスッと消える陽射し。

素直に応じ、神社仏閣を去ることにしま
した。

レアポケモンを手に入れるのは、またの
機会としよう。
(白蛇を祀っている場所ですが、偶然にも
ハクリュウを見かけました…。)


2016年9月22日 - ご当地物見遊山 (目黒区→台東区)

2016-09-22 | 
朝からあいにくの雨ですが、折角の祝日
を無駄にするまい。
先日記事で宣言していた件ですが、遂に
機会が巡ってきました!
(→過去記事はコチラ←)

ぐるっとパスのスタンプラリーの抽選に
当たって手に入れた美術展の招待券
(→過去記事はコチラ←)を使うなら
目黒区にある施設の美術展とハシゴしよ
う!という計画です。

混雑状況が読めないですが、とりあえず
朝イチに目黒区を目指してみることに
しました。

最初の目的地のある駒場東大前に到着。

やったぁ!今更ですが、23区全制覇
しました!!!
そしてさり気なく井の頭線初乗車も
同時に達成。
日本民藝館、ありがとう!



ここでは『柳宗悦・蒐集の軌跡 -日本
の工芸を中心に-』という展示を見て
きました。


焼き物、仏像、仏画、織物、家具、笠・
蓑などの道具、店の看板、執筆原稿
など、ご当地、当時の生活が感じられる
ような内容でした。

館内ではスリッパに履き替えて移動し
ます。

古い木造建築独特の匂いと床板の軋む音
に、親戚のお婆ちゃんの家に近いものを
感じ、不思議と落ち着きました。

ガイド付きの高齢者の団体さんもいまし
たが、雨のせいか案外空いていて思って
いたより早く見終われたので、すぐさま
次の目的地へ移動することにしました。

生まれてこのかたずっと都民なのに、
物心付いてから自力でこの経験値を稼ぐ
まで、気づいたら30年以上かかってまし
た…。
ボンヤリ生きていたのかな。

長い間、どこを見て歩いてきたんだろう
とか色々考えてしまいます
世の中、知らない場所がたくさんあり
ますが、案外そう遠くないところから
攻めていっても十分楽しく、満足でき
ると最近はよく思います。

もうこの時既に空腹で、移動先の上野で
すぐさま食べたかったのですが、道を
勘違いしたりでなかなか丁度良さげな
お店を見つけられず、結局上野公園内の
スターバックスコーヒーでキャラメル
フラペチーノとサンドイッチを食べるこ
とにしました。

防水のロングブーツを履いてきたのに、
長時間雨の中を歩いていたせいか、この
時は既に靴底はびちゃびちゃ…。

テラスの席が空いていたので、裸足にな
って、テーブルに置いた折りたたみ傘の
柄を伸ばして、脱いだ靴下を干し、その
間ブーツの中にはティッシュを詰めて
吸湿を試みたり。

食べてる間、毛艶の悪いずぶ濡れの子
スズメが物欲しげにこちらに寄ってきた
ので、パンを米粒大に千切ってちょっと
あげました。
100%キャッチするし可愛いし、ちょい
癒されました。

お腹も満たされたところで次の美術館へ
移動。
そう簡単に乾かないので、結局裸足の
まま、ティッシュの上からブーツを履く
ほかありませんでした。
ちょっと霜焼けみたいになりましたが
仕方ない。

次は東京藝術大学 大学美術館です。
ここも初めて入りました。


『驚きの明治工藝』という企画展です。


館内の一部の床にはこんなものがあり
ました。


美術の教科書にも載っている高橋由一の
絵画『鮭図』をモチーフにしています。

ここのミュージアムショップのオリジ
ナルグッズにはこの『鮭図』の文具や
アクセサリーが売られていました。
名物なんですね

ちなみに私は今回の企画展のクリアファ
イルと、藝大のロゴの入ったクロッキー
帳(中)を買ってみましたよ。


展示室に入ると、なんと撮影OKという
ではありませんか!

しかしこんな時に限って悲劇が起きま
した。
一番の目当ての自在置物をカメラアプリ
で撮影しようとしたら、突然iPhone5S
が落ちました。。。

ストレージが足りないという表示も一瞬
見えたので、もし再起動できたら不要な
データ(アプリとかバックアップ済みの
過去の写真とか)を削除してみようと
思い、こんなこともあろうかと満タン
にしてきたバッテリーチャージャーを
使ってみましたが全然ダメでした…。

ケーブルこそ認識しているものの、全く
充電される気配がありません。
1時間差しっぱなしでも変化なし。

いよいよヤバイの?
とりあえず今回の撮影は諦め、見終わっ
てグッズを買ったあとはすぐ帰りまし
た。
早く手を打たねば社会的に終わる…。

出たあとはやっと雨が弱まり、幸い地元
に着く頃には上がってくれました。

こういうスマホのピンチの時にPCがある
とやはり助かります。
(iPhoneの場合はバックアップの関係で
必須アイテムですが。)

ググってみると、どうやら電力が足りな
い可能性があったので、タコ足供給では
なく、コンセント直挿しで充電を試して
みました。

すると即復活し、見ると何故か100%
既に充電されているではありませんか。

コンチクショーーーッ!!!

やっぱストレージの関係もあるんだろう
なぁ。
不要データを削除し、バックアップを
取り、ついでにOSを最新版にアップ
デートしてみることにしました。

更新してみましたが、うーむ、最近電池
の消耗が早い上、充電にやたら時間が
かかるようになった気がするので、
いつものバッテリーチャージャーでも
今後ちゃんと充電されるのか、めっちゃ
不安です…。

余談:
この企画展の他、同美術館内で『台東
区コレクション展 -日本絵画の源流、
法隆寺金堂壁画・敦煌莫高窟壁画模写
-』という展示も見れました。

無料で見れるものですが、藝大生が恒例
で代々卒業課題として模写した、法隆寺
金堂の壁画や敦煌莫高窟の壁画を展示し
ていたり、台東区長賞に受賞した藝大生
のオリジナル作品を見れるという、
他では見れないような内容でした。

壁画の剥がれ落ちて細部が分からなく
なった状態もそのまま再現しているから
すごい画力で恐れ入りますよ…。

2016年9月18日 - ご当地物見遊山 (板橋区)

2016-09-18 | 
ようやく関東も涼しさを感じるように
なり、徐々に秋らしくなっていくなぁ、
と感傷に浸っています。

まだ少し暑くて汗もかくし、アブラゼミ
の鳴く地域もあるけれど、私の住む集合
住宅の敷地ではもうすっかりあの厚みの
ある大合唱は聞かなくなり、ここ最近は
鈴虫やコオロギの声、雨のシトシト
もしくはザーッという音を聞くことが
増えたように思います。

あと幾つ台風が過ぎたら、夏は完全に
行ってしまうだろうか。

色々あったとはいえ、そんなことを思う
ほど、最近まで絶え間なく楽しいことが
続いていました。

今はバンド活動も落ち着いたり、しばら
く続いていた関わりがなくなったりと、
祭りのあとのような気分でいた他、
歩いてきた道の先がある日突然崖に
なって途方に暮れたり…。

こういう時に聴くとマズい曲があるん
ですよね…
大体9月に入った頃に聴きたくなって、
案の定余計切なくなったり…分かってる
癖につい聴いてしまう。

例えばユーミンの『Hello,my friend』
『悲しいほどお天気』他沢山、それと
スピッツの『楓』、CHAGE & ASKA
(最近はChageさんのソロバージョン)の
『夏の終わり』『終焉(エピローグ)』。
あと意外に思われるかもしれませんが、
TUBEの『忘却のシャドー』『7th』
(この2曲はそれぞれ別の年度の夏に
リリースされたアルバムに収録されて
いる曲で、どちらも落ち着いた曲調と
哀愁漂う歌詞が夏の終わりにしっくり
きます。特に7thは私のテーマソングと
言ってもいいほど好きな曲です。内容
は暗いですが)。

感情によって涙を流す時、ストレス物質
と云われるプロラクチン、ACTH、コル
チゾール(詳しくはググってみて下さい。
コルチゾールやストレスに関しては
→過去記事←もどうぞ)も一緒に排出する
そうなので、泣くことはストレスの解消
に役立つ、という見解のもとに、私は
自室に一人でいる時や、照明を落とした
映画館の中では時々泣いてしまいます。

涙を流し切った頃には不思議とスッキリ
して少し前向きになれたり、しばらく
何かの作業に集中できたりするので、
悪いことと決めつけずに自分に素直に
なることも大事だと思います。

えーと、本題に戻します
台風の動きが気になりますね…。
折角の連休なのに曇り空が続き、天気
予報から毎日目が離せません。

どうしても行きたい美術展のうち、期日
が10月の上旬に迫るものが一つあったの
で、天気の隙を突いて行ってしまおうか
という訳です。

そして今朝天気予報のアプリで確認して
みたところ、明日からしばらくは雨の日
が続きそうな反面、今日ならなんとか
行けそうな感じだったのです。

午後に一時間程雨が降る予報になって
いた他は、あまり遅い時間まで出歩か
なければ、あとは大体曇りということ
だったので、思い切って自転車で美術館
まで行ってみることにしました!

小学生の頃一度行ったきり(あの頃は
公共の交通機関を利用)、今の家に越し
てきてからは全然行ってなかったので、
道も途中からは走ったことないエリアで
勘だけで走るにはちと怪しかったので、
iPhoneのGoogleMapで走行ルートを
割り出した上で走ってみました。

そうしたら出掛け早々雨が降ってきやが
りまして、傘を差しながらはマズイし
レインコートも用意して来なかったので
気休めにハンドタオルを頭に乗せて、
うっかり八兵衛みたいなスタイルで疾走
する羽目になりました(笑)。
予報より早いタイミングで降ってたのは
予報に含まれない局所的な雨だったの
かもしれない。

多少降られるのは覚悟していましたが、
それも到着する前に止んでくれて助かり
ました。いや〜焦った
豪雨じゃなくて良かったです。。。

あと自転車で走る時って、走行中の快適
さは地形にかなり左右されます。
これは以前赤羽や池袋まで走った時にも
痛感したことで、坂道や歩道橋を上る時
の勾配がキツイと結構堪えます

GoogleMapでルートを調べたぐらい
では正直そこまでは読み取れないので、
今回も当たって砕けよう、という感じ。

で、いざ走り出したら御名答、場所柄
坂道は避けて通れなさそうでした
もうこうなったら全力坂です。
手前まで来たら助走に入って一気に
駈け上がる戦法。でも、たまに坂道長い
のねん…
そういう時は流石に諦めて押して上り
ました。
酸欠に陥ったらまともに展示見れなく
なっちゃうだろうし。

そんなこんなで到着したのは、板橋
区立美術館。
今回は、『サザエさん生誕70年記念
よりぬき長谷川町子展』を見て参り
ました。

はい、お察しの通り、私が名作だと
思っている漫画の一つ、それは
“サザエさん”です。
まだコンプリートしていませんが、
コミック、結構持ってます。

昨年東京では日本橋三越で開催された、
『ありがとう45周年!みんなのサザエ
さん展』
も、もちろん行きました。
あ、電車でですよ(笑)。
その時はサザエさん一家の住むあさひヶ
丘の不動産の権利証もゲットして、
マイホームも建ててきましたよ。
懐かしいな。




長谷川町子美術館に行こうと思い立って
から結局15年が経ってしまい、そうこう
しているうちにもっと近いところで特別
展を開催してくれました。



アニメ版でもお馴染みのアレですね。
元は表紙絵だったんですね♪


入り口からすぐの所にある階段。
開催期間中のみの特別仕様です。


2階に上がるとまずこれがあります。
これより先は基本的に撮影禁止ゾーン。


そんな中、もう一箇所だけ撮影OKの
ポイントがありました。


長谷川町子先生って今で言えば中学生
ぐらいの年齢の時既にイラストが上手く
て、のらくろの作者でもある田河水泡
先生に認められて内弟子にしてもらえた
程の天才だったんですね。
出版物掲載用の原画を描く以前の
スケッチブックなどに描かれたものを
見て驚愕しました。

鋭い観察眼、豊かな情緒、確かな技術、
そしてユーモア。

リアルにもコミカルにもデザイン的にも
描ける自由自在な感性。
憧れます

サザエさんや、いじわる婆さんの他、
戦時中のイラストやデビュー作など、
知らなかった貴重な作品もありました。
見ている間、ストーリーや描写や言葉の
選び方が面白すぎて、一人で行った
けどやはりニヤニヤしながら見ちゃい
ました。

子供が子供らしく(怖がりだったり泣き
虫だったり素直だったり甘えん坊だった
り正直だったり時々イタズラをして怒ら
れたり)描かれていたり、親が子供の前
で優しさや子を守る務めを果たそうと
したり、また老若男女共通して時々何か
失敗したり不運に見舞われて落ち込む
様子が描かれているのも人間らしさに
共感できてどこかほっとするんです。

そしてじんわりしんみりくるオチも
あってハッとさせられたり。

また登場人物それぞれが主人公になる
のも贅沢です。
少ないコマ割の中で、複数の人の気持ち
と生き様が絶妙に交差するんです。
ドラマチックだと思いませんか?

またシリアス過ぎず、ある回で不幸を
感じていた主人公も、別の回では得を
したり笑顔になるオチを迎えたりする
ので、救いがあります。

不足分の我が家のコミックを早く補完
したくなりました!

少女時代は結構おてんば、じゃじゃ馬
なところもあったようで、そんなエピ
ソードも面白かったです。

行けて良かった!
グッズも少々手に入れました。

これはパンフレットと、春に買い損な
ってた雑誌と、チケット。


こちらはパンフレットとチケットの裏側。


これはクリアファイルの外側。


内側。


ついでに今夏既に入手していた方の雑誌
もご紹介。


これら雑誌の表紙のイラストも原画を
見れました。
かわいいしオシャレだし癒されます。

あ、猫好きのみなさん、タマのTシャツ
とキャンパス地のトートバッグが
かわいくておすすめですよ〜。
なんつって。

早めに来ればサザエさんのメニューの
あるカフェでゆっくりできたかもしれ
ませんが、14時半位に来ても見応え
たっぷりで、全て見終わってグッズを
買った頃には閉館5分前ぐらいになって
いたので残念ながら味わうことはできま
せんでした…。

帰りもまた坂道と歩道橋を上ることに
なりましたが、いい運動になったと思う
し、後半は雨に降られずに帰れたので
良しとする

あぁっ長谷川町子美術館も行きたい!
来年は行けるかなぁ?

2016年6月4日 - ご当地物見遊山 (渋谷区)

2016-06-04 | 


ここ数年、じわじわと浮世絵への興味
が湧き、自分が好きな作風も少し気づき
始めた矢先、渋谷で『ボストン美術館
所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞』
という美術展が開催されることを知り、
少し前から行く計画を立てていました。

開催地はBunkamura。
テレビでも宣伝していたせいか、やはり
大勢の人が訪れていました。




歌川国芳はダイナミックで閃きを
感じるようなもののけや猫、武者、
町民文化を、国貞は役者や美人が
テーマの絵が得意なイメージ。

あまり注視してこなかったジャンル
なので知らないことも多く、新しい
発見もあり、とても楽しく見応えが
ありました。

当初誰かと一緒に、と思ってチケット
も2枚用意していたのですが、予定者
が行けなくなり、仕方なく一人で見
ましたが、行って良かったです。

それに幸いなことに、見知らぬ行きずり
の若者(女子)に、チケットを当初の代金
で買い取って貰え、助かりました。

これは出展リストとグッズのクリア
ファイル。


こちらは国芳の作品に登場する猫や
スカルのモチーフをガチャガチャの
景品にしていたもの。
私が手にしたのは踊る猫又。
右下はハンカチ。


こちらは広げたハンカチの一部。


見終わった後はちょっと遅めのランチ。
この後は同じ渋谷にある美術館に移動。
今回もはしごです。


ぐるっとパスを知る前までは存在すら
知らなかった戸栗美術館。


最近は陶磁器にも興味が出てきまして。
歳のせい?(笑)


開催中だった『古伊万里―染付の美―
展』の他、常設されている陶磁器の
収蔵品も豊富でお得でした。


グッズも買ってみました。
これは陶磁器の模様を利用したデザイン
のクリアファイル。
ベースが透明なので、入れてた袋の上に
置いて撮りました。

うち、今めっちゃクリアファイルの
ストックがあります(笑)。
いろんなサイズのが集まってきたので、
結構便利に使えてますよ。