※前編(主に渋谷区について)は
→コチラ←から。
企画展の会場は、森美術館です。
ギター仲間にとっては初めての六本木
ヒルズもとい、森ビル。
都内住みの私でさえ、年に1回行くか
行かないか、という感じですから、
さぞかし印象に残る一日になったの
ではないかと思います。
本編の前に、この時期開催されていた
『海の地球ミュージアム 2018
地球に触ろう、地球と遊ぼう』と、
『「ユニヴァーサル・プリンシ
プルズ:環境的課題をリセットする
オーストラリア建築の試み」展』
(タイトル長っ!) という企画も
見れました。
六本木ヒルズ展望台(TOKYO CITY
VIEW)の屋内展望台スカイギャラリー
(森タワー52階)の1(東京タワー・
お台場側)と3(新宿・渋谷側)にそれぞれ
展示されており、『海の〜』は展示
スペースの中央にある、長細いボウル
のような形の水槽に一番惹かれました。
(生物全般、子供の頃から大好きでして。)
熱帯魚といえばこの形。
ツノダシですね。
青いのはナンヨウハギと思われ。
いろんな形のヒトデがいました。
ナマコはまるでクッションに頭突っ込
んでるように見えました(笑)
奥の青いのはアオヒトデ、その前に
いるのはコブヒトデ、クッション
みたいなのはマンジュウヒトデの
一種かな?
ハリセンボンですね。
トゲをたたんで泳いでいました。
濃い青はルリスズメダイ、
水色のはデバスズメダイかな?
いつ見ても美しい青です。
ハタゴイソギンチャクとクマノミと
ルリスズメダイ。
生まれて2週間の赤ちゃんクマノミも
いました。
既にあの模様なんですね〜♪
ちっちゃいもの好きのギター仲間と
共に、ついそこらの子供以上に
大はしゃぎしてしまった(笑)。
この企画展は当日知りましたが、
目の保養になって良かったです。
暑い日は涼しげなものを見たくなり
ます。
『「ユニヴァーサル〜』は、映像に
よる紹介の他、ビルなどの建築模型や
図面が展示されていました。
日頃模型は目にすることが滅多にない
ので、よい経験になりました。
またここは展望台なのでお約束の風景
写真をば。
(時間も押していたので、スカイデッキ
には登りませんでした。)
まずは東京タワー。
この形がやっぱり好きです。
ちょっと遠巻きにスカイツリー。
首都高と運河
同じ形の住居が並んでいるエリア。
なんだか可愛らしい。
真ん中に道が伸びている風景って好きです。
新国立美術館。前に行きましたな。
※過去記事参照。
手前はヘリポート。その向こうは
広大な墓地。
通路にはベンチが設置されているので、
空調で涼みながら休憩するにはうって
つけです。
都会のOASIS。
景色を眺めながら哲学的な会話をしたり、
少しばかり昼寝をして次の目的に備え
ました。
猛暑日だし移動だけで体力消耗していた
と思うので仕方なし。
そしてメインイベント、『建築の日本
展:その遺伝子のもたらすもの』が
開催されている森美術館へ移動。
といってもエスカレーターで更に1階
上がるだけなので大した労力はなし。
実はチケットに関して大きな勘違いを
していました…。
当初の私の計画では、金券ショップで
手に入れた、TOKYO SKY VIEWの
入館券でまずスカイギャラリー3展示
の『「ユニヴァーサル〜』を観て、
それから『建築の日本展〜』を開催
している森美術館の当日券を、とある
割引を利かせて買おうと思っていた
のです。
その割引とは、“三スケ割”。
建築系の学生や専門業者しかあまり
持たない、特殊な形をしている定規が
ありまして、断面が福島名物 かんのや
の 家伝ゆべし のように、三つの角のある、
通称三角スケールと呼ばれています。
それを持参して窓口で見せると100円
割引きになるというものなんですが、
私も同行したギター仲間も土木・建築
分野で微妙に共通した職業で、図面の
尺度を測る時に用いる道具として
持っていたので、双方持ってきてみた
のです。
上の黒いのが自分の。
下の二本は仲間の。
何故二本持ってきた(笑)。
見せたがり…
ケンチクのニホンじゃなく、
サンスケがニホン…。
しかしです、なんと三スケは不要
でした…。
持ってきたTOKYO SKY VIEWの
入館券はよく見ると、招待券も兼ねて
いたようで、開催中の全ての展示
(スカイデッキを除く)が見れるという
素晴らしい引換券だったのです。
金券ショップで安く手に入って、
1枚当たり1,300円。
思っていた以上にコストを抑えられ
ました。
結果オーライ
いざ入館。
展示スペースの入り口には早速、
魅力的なオブジェがありました。
建築家・日本芸大教授の北川原 温氏
が《ミラノ国際博覧会2015日本館》
のために制作した《木組インフィニティ》
と称する木組。
木材は紀州檜だそうです。
※ この写真は「クリエイティブ・
コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1
日本」ライセンスでライセンスされて
います。
金具を使わずに作ったというから
すごいですね。
木造の温かみのある感じがしっくり
くることにより、日本人であることを
思い知るような。
≪住居(丹下健三邸)≫の模型
※ この写真は「クリエイティブ・
コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1
日本」ライセンスでライセンスされて
います。
丹下健三氏は建築家、都市計画家で、
手がけた建築物やプロジェクトは、
国立代々木競技場、東京都庁舎、
新宿パークタワー、赤坂プリンスホテル、
東京ドームホテル、フジテレビ本社、
日本万博博覧会のマスタープラン…etc.
よく見かけるあのビルがみんなこの方
の作品と考えるとその偉大さを実感
します。
(海外でもたくさん手掛けてます。
クウェート国際空港などなど。)
撮影可なものは限られているので、
うち、この二作品ぐらいしか撮って
いませんが、他には近代だけでなく
古来の建造物の様々な図面や模型も
展示されていたり、香川県庁舎(丹下
健三氏の作品)の模型の他、実際に
庁舎内で使用されている間仕切棚や
椅子などがあり、そこにある書籍を
読みながら椅子に座って感触を確か
める体験もできました。
結構興味深い建築関連の本があって、
まるで図書館のような空間でした。
歩き疲れた方はここで少し足を休め
られるので、穴場です。
空調も効いているし、暑い日には
かなりオススメです。
その他、千利休が作ったとされる
日本最古の茶室、国宝『待庵』を
再現した、実際に人が入れるレプリカ
もあったのですが、そこは長蛇の列…。
遠方から来て疲れ果てた仲間もいて、
その後過ごしたい時間を押してしまい
そうだったので、スルーしてしまい
ました
せっかく作ってくれたものづくり大学の
建築学科の皆様、ごめんなさい…。
今年2018年の9/17(月)まで開催されて
いるので、お時間ある方は歴史ロマン
に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
ひと通り見終わった後はグッズの物色。
これが結構楽しみでした。
限定販売の三角スケールはグリーン、
ピンク、ブラウン、ホワイト、シルバー、
ブラック、ブルー、パープル、レッドと
9色もあってさんざん悩みましたが
自分は飽きの来なそうなグリーンと
ブラウンを選びました。
たくさん買えばお土産に良さそう
ですね。
(一般用の三角スケールで、尺度は
1/100、1/200、1/300、1/400、1/500、
1/600。正直なことを言うと、業務では
あまり使わない尺度設定が多いかな。
でも1/100はmの表記をcmと見なせば
一般的に日常でよく使う尺度の定規と
して使えます。
欲を言うと、先端から計測できるタイプ
だったらもっと良かったかな。なんて)
クリアファイルは裏側が図面のデザイン
になっていて面白かったので買ってみ
ました。
その図面の建築物は隈研吾氏の手掛けた
《梼原・木橋ミュージアム》です。
また、目を惹いたのは、実在する建築物
を図柄にあしらったトランプ。
遊ばなくても時々眺めたくなる内容
だったのでお買い上げ。
すごいものを目の当たりにし、満足
して会場を出たあとは一日の締め!
東京駅内の中華料理店で乾杯して解散
しました
(厳密にいうと東京駅は千代田区)
遥々応援来てくれてありがトゥース!