渡り鳥の休息地

社会人アマチュアギター弾きNa-Neの頭ん中。
滞る割に突如アップする不定期ぶり。
北極星を見失って漂流中。

自分史開拓への挑戦<其の五>

2019-03-17 | 

※前回記事参照

折角なので、最近出演したカバー曲の
セッションライブの為に作った小道具を
載せてみます(笑)


平らな紙以外に絵を描くのは小学生
以来かもしれない。
あの頃学校の授業の一環で作った
作品で区展に出展されたのは、絵画
の他にはお面もありました。
しかしお面(…というより被り物だな)
の実物は戻ってきたあと我が家は
当時自分含め両親も無頓着なので
恐らく廃棄されたのだと思います。

写真にすら残ってないのが悔やまれます。
ま、今見るとそんな大したもんじゃ
ないかもしれないですが、それでも…ね。

出展作品で唯一写真に残ってる絵画の
方はついでにアップしてみますか。

小4の頃の写生大会で描いた、汚水
処理場の絵を母親が撮影した写真を
更に撮影した写真(ややこしや)。
ほら、母親、撮影にも無頓着だから
戻ってきた絵の上の方、ぶった切っ
ちゃってる(爆)


こうしてみてもやはり気持ちの瞬間が
ダイレクトに現れてしまうような、
手描きの絵が好きみたいです。

アナログな時代の図画工作や美術の
時間が大好きでした。
自業自得で夜なべして作品を仕上げる
深夜の宿題タイムでさえ、世界で一番
楽しい時間に思えました。

子供も大人も、人とお喋りしないで
いる時間は、一つだけでも良いので、
没頭できる何かがあると、前を向く力
のようなものを得られると、私は
信じています。

この頃の経験を振り返ると、そんな気が
するんです。

自分史開拓への挑戦 <其の四>

2019-01-12 | 

前回の記事は→コチラ←

平成最後の年賀状…。
毎年年明けしばらくしてのお届けに
なってしまうのですが、今回の年末は
無気力でなかなかスイッチが入らず
ヤバかった。

理由はよく分かりませんが、子供の
頃から知っている親戚が亡くなった
ことで、書くことに違和感を感じて
いたのかもしれません。

でも悲しきかな、そんなことがあっても
作法的には年賀状は出しても良い流れ…。
お世話になった方やなかなか会えない方
には挨拶はしたいもの、気持ちを振り
絞って自分の中で本当のタイムリミット
(仕事のやばい時の納期みたいな)を設定
してテーブルにとりあえず画材を並べて
アイデア出しに集中…。

夜なべして朝を迎えたらその日のうちに
絶対投函する!と誓って。

こういうことになるから一年の間で一番
安らげないのは実は正月だったりします

毎年この時期は締め切り前の漫画家
みたいな感じになってしまいます。
(半年以上前から考えなきゃダメか)

なのに、オリジナルのデザインで
年賀状を出すことは子供の頃から
ずっと続けてきた習慣で、数少ない
アイデンティティだと思っているので
やめたくない。
段取りだけでなく諦めも悪い…。

気持ちに余裕がなく、あまり写真を
残せませんでしたが、出来上がった
原画の写真をば。


(紙が反ってしまってすみません…)

昨年から使い始めたファーバーカステル
水彩色鉛筆を主に使用。
今回は毛流れを意識し、敢えて水でぼかさず
色鉛筆として。

あと、描いた紙が薄めだったのでふやか
したくなかったのも理由の一つ。
(文字部分は呉竹 ジグ クリーンカラー リアル
ブラッシュ、白抜き部分に修正液を使用。)

これをスキャンしてハガキにカラーコピー
してあとから手書きでサインを入れて
友人知人に送りました。

結局一番手っ取り早い手法で作っちゃい
ましたが一片の悔いなし

送ったあと、安否を心配していた中学校
時代の美術の恩師から年賀状が届き、
この作品に対する良さげな感想も頂け
とても嬉しかったです。

幸せな冬休みの瞬間は、投函後、鏡餅を
焼いて海苔ととろけるチーズ巻いて食べる
時かも

新元号になったらもっと早く出せる
ようにしたいな。

2018年7月15日 - ご当地物見遊山(渋谷区&港区) ・後編

2018-07-16 | 

※前編(主に渋谷区について)は
→コチラ←から。

企画展の会場は、森美術館です。
ギター仲間にとっては初めての六本木
ヒルズもとい、森ビル。
都内住みの私でさえ、年に1回行くか
行かないか、という感じですから、
さぞかし印象に残る一日になったの
ではないかと思います。

本編の前に、この時期開催されていた
『海の地球ミュージアム 2018
地球に触ろう、地球と遊ぼう』と、
『「ユニヴァーサル・プリンシ
プルズ:環境的課題をリセットする
オーストラリア建築の試み」展』
(タイトル長っ!) という企画も
見れました。

六本木ヒルズ展望台(TOKYO CITY
VIEW)の屋内展望台スカイギャラリー
(森タワー52階)の1(東京タワー・
お台場側)と3(新宿・渋谷側)にそれぞれ
展示されており、『海の〜』は展示
スペースの中央にある、長細いボウル
のような形の水槽に一番惹かれました。
(生物全般、子供の頃から大好きでして。)

熱帯魚といえばこの形。
ツノダシですね。
青いのはナンヨウハギと思われ。


いろんな形のヒトデがいました。
ナマコはまるでクッションに頭突っ込
んでるように見えました(笑)
奥の青いのはアオヒトデ、その前に
いるのはコブヒトデ、クッション
みたいなのはマンジュウヒトデの
一種かな?


ハリセンボンですね。
トゲをたたんで泳いでいました。


濃い青はルリスズメダイ、
水色のはデバスズメダイかな?
いつ見ても美しい青です。


ハタゴイソギンチャクとクマノミと
ルリスズメダイ。


生まれて2週間の赤ちゃんクマノミも
いました。
既にあの模様なんですね〜♪
ちっちゃいもの好きのギター仲間と
共に、ついそこらの子供以上に
大はしゃぎしてしまった(笑)。


この企画展は当日知りましたが、
目の保養になって良かったです。
暑い日は涼しげなものを見たくなり
ます。

『「ユニヴァーサル〜』は、映像に
よる紹介の他、ビルなどの建築模型や
図面が展示されていました。

日頃模型は目にすることが滅多にない
ので、よい経験になりました。

またここは展望台なのでお約束の風景
写真をば。
(時間も押していたので、スカイデッキ
には登りませんでした。)

まずは東京タワー。
この形がやっぱり好きです。


ちょっと遠巻きにスカイツリー。


首都高と運河


同じ形の住居が並んでいるエリア。
なんだか可愛らしい。


真ん中に道が伸びている風景って好きです。


新国立美術館。前に行きましたな。
※過去記事参照。
手前はヘリポート。その向こうは
広大な墓地。


通路にはベンチが設置されているので、
空調で涼みながら休憩するにはうって
つけです。
都会のOASIS。
景色を眺めながら哲学的な会話をしたり、
少しばかり昼寝をして次の目的に備え
ました。
猛暑日だし移動だけで体力消耗していた
と思うので仕方なし。

そしてメインイベント、『建築の日本
展:その遺伝子のもたらすもの』が
開催されている森美術館へ移動。
といってもエスカレーターで更に1階
上がるだけなので大した労力はなし。



実はチケットに関して大きな勘違いを
していました…。

当初の私の計画では、金券ショップで
手に入れた、TOKYO SKY VIEWの
入館券でまずスカイギャラリー3展示
の『「ユニヴァーサル〜』を観て、
それから『建築の日本展〜』を開催
している森美術館の当日券を、とある
割引を利かせて買おうと思っていた
のです。

その割引とは、“三スケ割”。
建築系の学生や専門業者しかあまり
持たない、特殊な形をしている定規が
ありまして、断面が福島名物 かんのや
家伝ゆべし のように、三つの角のある、
通称三角スケールと呼ばれています。

それを持参して窓口で見せると100円
割引きになるというものなんですが、
私も同行したギター仲間も土木・建築
分野で微妙に共通した職業で、図面の
尺度を測る時に用いる道具として
持っていたので、双方持ってきてみた
のです。

上の黒いのが自分の。
下の二本は仲間の。
何故二本持ってきた(笑)。
見せたがり…
ケンチクのニホンじゃなく、
サンスケがニホン…。


しかしです、なんと三スケは不要
でした…。
持ってきたTOKYO SKY VIEWの
入館券はよく見ると、招待券も兼ねて
いたようで、開催中の全ての展示
(スカイデッキを除く)が見れるという
素晴らしい引換券だったのです。

金券ショップで安く手に入って、
1枚当たり1,300円。
思っていた以上にコストを抑えられ
ました。
結果オーライ

いざ入館。

展示スペースの入り口には早速、
魅力的なオブジェがありました。

建築家・日本芸大教授の北川原 温氏
が《ミラノ国際博覧会2015日本館》
のために制作した《木組インフィニティ》
と称する木組。
木材は紀州檜だそうです。


※ この写真は「クリエイティブ・
コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1
日本」ライセンスでライセンスされて
います。



金具を使わずに作ったというから
すごいですね。
木造の温かみのある感じがしっくり
くることにより、日本人であることを
思い知るような。

≪住居(丹下健三邸)≫の模型


※ この写真は「クリエイティブ・
コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1
日本」ライセンスでライセンスされて
います。



丹下健三氏は建築家、都市計画家で、
手がけた建築物やプロジェクトは、
国立代々木競技場、東京都庁舎、
新宿パークタワー、赤坂プリンスホテル、
東京ドームホテル、フジテレビ本社、
日本万博博覧会のマスタープラン…etc.

よく見かけるあのビルがみんなこの方
の作品と考えるとその偉大さを実感
します。
(海外でもたくさん手掛けてます。
クウェート国際空港などなど。)

撮影可なものは限られているので、
うち、この二作品ぐらいしか撮って
いませんが、他には近代だけでなく
古来の建造物の様々な図面や模型も
展示されていたり、香川県庁舎(丹下
健三氏の作品)の模型の他、実際に
庁舎内で使用されている間仕切棚や
椅子などがあり、そこにある書籍を
読みながら椅子に座って感触を確か
める体験もできました。
結構興味深い建築関連の本があって、
まるで図書館のような空間でした。

歩き疲れた方はここで少し足を休め
られるので、穴場です。
空調も効いているし、暑い日には
かなりオススメです。

その他、千利休が作ったとされる
日本最古の茶室、国宝『待庵』を
再現した、実際に人が入れるレプリカ
もあったのですが、そこは長蛇の列…。
遠方から来て疲れ果てた仲間もいて、
その後過ごしたい時間を押してしまい
そうだったので、スルーしてしまい
ました
せっかく作ってくれたものづくり大学の
建築学科の皆様、ごめんなさい…。

今年2018年の9/17(月)まで開催されて
いるので、お時間ある方は歴史ロマン
に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

ひと通り見終わった後はグッズの物色。
これが結構楽しみでした。
限定販売の三角スケールはグリーン、
ピンク、ブラウン、ホワイト、シルバー、
ブラック、ブルー、パープル、レッドと
9色もあってさんざん悩みましたが
自分は飽きの来なそうなグリーンと
ブラウンを選びました。
たくさん買えばお土産に良さそう
ですね。

(一般用の三角スケールで、尺度は
1/100、1/200、1/300、1/400、1/500、
1/600。正直なことを言うと、業務では
あまり使わない尺度設定が多いかな。
でも1/100はmの表記をcmと見なせば
一般的に日常でよく使う尺度の定規と
して使えます。
欲を言うと、先端から計測できるタイプ
だったらもっと良かったかな。なんて)

クリアファイルは裏側が図面のデザイン
になっていて面白かったので買ってみ
ました。
その図面の建築物は隈研吾氏の手掛けた
《梼原・木橋ミュージアム》です。

また、目を惹いたのは、実在する建築物
を図柄にあしらったトランプ。
遊ばなくても時々眺めたくなる内容
だったのでお買い上げ。


すごいものを目の当たりにし、満足
して会場を出たあとは一日の締め!

東京駅内の中華料理店で乾杯して解散
しました

(厳密にいうと東京駅は千代田区)

遥々応援来てくれてありがトゥース!

2018年7月15日 - ご当地物見遊山(渋谷区&港区) ・前編

2018-07-15 | 

昨日は都内で、今年2回目のライブ
出演を果たしました。

以前から希望していた、セッション
グループのメンバーとの共演も実現し、
出来栄えは置いておくとして(オイ)、
今後の活動に向けての小さな一歩を
踏み出せたと思っています。

こうした経験を踏まえ、また何ができ
そうか改めて話し合い、各自精進を
重ね、個人とグループの可能性を
探って模索を続けようと思います。

今回は遠方からはるばるギター仲間が
観に来てくれたのですが、翌日都内で
見たいものがあったそうで、泊りがけ
で臨んでくれました。

それは以前から私も気になっていたもの
だったので、話が出た時点でライブの
当日は帰宅せず夕食ついでに自分も
泊りがけする計画へ変更しました(笑)。
(会場から自宅までまあまあ遠いし、
荷物も多くて多分疲れてるだろうから
ひと呼吸置きたいなと。)

そう決まりましたが、更に他にも
何か翌日楽しめそうな都内開催の
イベントはないか調べてみたら、
ありました!

『建築の日本展:その遺伝子の
もたらすもの』

行動を共にした知人と私は、それぞれ
職業こそ違えど業界としては関連性は
あって、専門的な話も日頃から結構して
いる間柄(興味深い話から愚痴まで)
で、インフラ整備や都市開発や建築
への関心は共通しているので(年代的
には見てきたアニメや漫画やテレビ
番組や音楽がまあまあ被っていたり、
感性が似ている部分もあるようで。)、
私がこの企画展を知ってすぐ教えたら
大変喜んでくれました。
話した甲斐がありました。

ライブ後で大型の荷物が多い為、鑑賞
前にどこかへ預けなければなりません
でしたが、大きな駅に寄ればなんとか
なるもんです。
幸い空いていたロッカーに突っ込んで
から移動できました。

この日一番の目的は、現在工事中の
渋谷PARCOを囲っている仮囲いの
壁面に、期間限定で施されている
SF漫画『AKIRA』をモチーフにした
壁画(作者は大友克洋さん)を見に
行くこと。

AKIRAといえば、知っている人なら
東京を思い浮かべるでしょう。
その東京の中でも渋谷は、自分の年代
周辺の人間にとっては文化の中心地で
あったという認識があり、思い入れの
ある地です。
(現在の若者には少し違う印象を持たれて
いるかもしれませんが…。)

渋谷のパルコが1973年にできてから
東急ハンズ、ロフト、Bunkamuraなど
の商業施設ができ、新しいファッション
や音楽が発信され、2000年代初期ぐらい
までは今と比べ物にならないぐらい
HOTな場所でした。


第1弾のイラストの掲示は終了しており、
見そびれて残念ですが、来年パルコが
オープンを控えるまであります。
今期は第2弾。

工事現場の剥き出しの鉄骨とクレーンが
とても似合うイラストの展示ですね。
うまいこと考えたなぁ。




この他にもAKIRAの壁画はいくつも
あるので、気になる方は行ってみては
いかがでしょうか。
またしばらくしたら次なる壁画が追加
されていくのかな?

ひと通り鑑賞が済んだら次は第二の
目的地・六本木ヒルズへ移動です。


後編へつづく。

2月のお約束 2018

2018-02-22 | 

猫の日、ということで我が家のけもの
ファミリーの写真をば。

*ダイ(正式名:ダイヤ)。♂
入院騒ぎ以来、甘ったれになりました。
家族以外に対してはかなりの人見知り。
凛々しいが中身はほんわか天然系。
寒い日の朝、時々私の布団に入ってきます。
起こしに来たつもりかもしれないが、
猫たんぽがヤバすぎて余計に飛び起きれ
なくなるんですが。
リーサルウェポン。







*ルビ(正式名:ルビー)。♂
ダイとはまた性格が違う。
自己主張したいことがあるとよく喋る(鳴く)。
どちらかというとお兄ちゃん。
甘え上手だが、普段は人とはある程度
距離を保ちたがる方。飼い主観察が好き。
人見知りだが相手次第では自分から慣れに
行く方。案外勇敢。





寂しがり屋のダイは退院後、時々ルビを
追いかけ回し、しつこ過ぎて若干の縄張り
争いに発展するのか、ルビにキレられる(笑)。
しかし逆ギレして兄弟喧嘩に発展することも。
二匹とも、仲良くしてよー。
(この茶色のジャケットはオカンのもの。
私が病院に連れていくときは、少しでも
恐怖心を和らげてあげたい為、これに包んで
キャリーバッグに入ってもらっています。)


くっついてマッタリしている姿を見ると
ホッとします