渡り鳥の休息地

社会人アマチュアギター弾きNa-Neの頭ん中。
滞る割に突如アップする不定期ぶり。
北極星を見失って漂流中。

2016年5月3日 - ご当地物見遊山 (中央区→港区)

2016-05-03 | 
前回記事で挙げていた国展のチケット、
2枚あったので一緒に行けそうな方を
探していましたが、急なお話だった上、
美術に強く関心を持っている方が身近
にあまりいないということもあり、
結局1枚しか使えませんでした。

そこで、当初は予定していなかった
美術展の観覧をねじ込み、また美術館
のハシゴ、やっちゃいました

ハシゴは、行きたい施設のあるエリア
が離れているとそれだけでハードスケ
ジュールになるので、1人の時しか
できないと思っています。

二つ目に行く施設の閉館時間がかなり
ネックになります。

これは経験してだいぶ実感したこと
ですが、前の記事でも書いたように、
鑑賞時間を十分確保するにはそれ以外の
時間(移動・食事・休憩その他諸々)の
短縮を目指さねば実現できません。

鑑賞時間もくせ者で、人気のありそう
な展覧会は、来場者が非常に多くなる
為、クーポンを入館券と引き換える時
(チケットの受付時)や鑑賞中に発生する
列の進行スピードなどもイメージして
おかなければいけません。

それに年間たくさん行く予定ならば、
極力トータルコストを抑えたい。

そこで、電車やバスの一日券とお得な
クーポン冊子(割引券、入館・観覧無料
券など、内容は施設や対象の展示に
よって様々)を併用し、一日他に用事も
特になく完全に自由に動ける日を決めて
イメージをしながら計画を実行します。

こういう時、何故か天気に恵まれ易い
のは幸いです。
雨など降ると、来場者数や交通事情への
影響も考慮する必要が出てきますし。

効率を考えながら目的地を考えると、
行ったことのない場所を選ぶことも
あり、自分の中の意外性を楽しむ
きっかけにもなります。

今回も二箇所とも行ったことのない
場所でした。

一つ目は三井記念美術館。
ここへは大手町の駅から東京駅の
八重洲口方面へ徒歩で抜け、バスの
ターミナルにある停留所から都営バス
で、停留所「日本橋三越」に移動して
行きます。


周辺にある三越本店や日銀や現・三井
住友信託銀行の建造物も、歴史を
垣間見れる風景の一部ですね。
本当は日本橋そのものも撮影したかった
のですが、時間がなく断念。







所在地だけ見ると分かりにくいですが、
この美術館の入り口は、日本橋三井
タワー1階のアトリウムにあります。
(こういうのも事前に調べておけば、
到着時に迷う時間を短縮できると思い
ます。)


見た展覧会は、『特別展 無形ユネスコ
文化遺産登録記念 北大路魯山人の美
和食の天才』。

お恥ずかしい話、魯山人のことは、
漫画『美味しんぼ』の話の中で登場
するイメージぐらいしか知らず、陶芸
などの作品そのものは見たことがあり
ませんでした。

幸いあまり遠くない場所での開催で、
この目で見る良い機会だと思い立った
のです。

激しい生い立ちで傍若無人だったとは
いえ、これほどグルメと芸術界に強い
影響力をもたらしたのは、人を惹き
つける程のセンスと技術があったから
なのは揺るがない事実…。

そう考えると、作品を遺すということ
は、自身の存在の証明のようにも感じ
られます。尊いことですね。

館内の作品の撮影は当然ながらNG。

でも、展示スペース外でこんなものを
見れました。

現在は使われていない書庫の重厚な扉。


こちらは稼働中のエレベーター。


三越のデパートにあるような、全ての
扉が同一方向に開くタイプのものです。
このレトロ感、大好き

午前中のうちに予定通り鑑賞を終え、
即、次の美術館のある乃木坂に移動。
ランチは3月に宮川香山の展覧会で
行ったばかりの六本木ミッドタウンで
と決めていました。




東京都交通局と東京メトロの企画で、
一日券を提示すると、所定の施設で
それぞれ優待を受けられるのを知って
いたので、対象であるミッドタウンで
ワンデーパスを提示し、そこにある
いくつかの飲食店で受けられる割引や
サービス(ドリンクサービスなど)の
特典を受けられるクーポンをインフォ
メーションカウンターで貰いました。

どの特典を受けようか悩みましたが、
各店の混み具合から比較的空いていた
ダイニングバーを選び、注文した
パスタにワンドリンク無料で付ける
ことにしました。
暖かい日で、喉も渇いていたので
ちょうど良かったです。


順調に食べ終えたところで、メインの
目的地、国立新美術館に移動。


大正時代から続く、歴史ある国展。
以前は東京都美術館で開催していた
んですね。



この個性的なデザインは、黒川紀章に
よるものってご存知でしたか?

彼の作品の一つである中銀カプセル
タワービル、耐震面絡みでもしも、
建て替えられるようなことがあったと
しても、当時のデザインをあまり損ね
ないよう上手くやって欲しいですね…。
昭和の高度経済成長期を象徴するような
面白い建物なので、ご存知ない方は
ここ、見てみて!↓
http://www.nakagincapsuletower.com/

驚いたことに、資料と写真部門の作品
以外は撮影自由でした

でも画像のこうした場への掲載はNG
っぽいので、こちらでは割愛させて
頂きます。

基本絵画を中心に観に来たのですが、
他に版画、写真、染物、彫刻もあり、
出店数も多く、かなり見応えがあり
ました。

そのため階層も多くて、後半時間も
想像以上に押し、じっくり見切れなく
なってしまいましたが、自分の中で
これぞ!という作品は優先的に眺めて
きました。

国展は一日かけて見るものかもしれない
と、一つ覚えました。
まるで楽器フェアのようなボリューム。。。

そして思いの外、彫刻に惹かれた自分
がいました。
これは新しい発見。
立体物もいいね!
特に木を削ってみたくなりました(笑)。

今思うと学生時代、何故こんな方法で
美術館めぐりをしなかったのかと悔や
まれましたが、調べてみたところ、
あの頃はまだこのミュージアム
ぐるっとパスは存在していなかった
からですね

2003年(平成15年)の4月が最初で、
江戸幕府の開府(1603年)から400年目
を記念した事業として始められたそう
ですが、都内に住んでいても知らない
まま過ごしている方は結構いらっしゃ
るのではないでしょうか。

かなりお得なので、ご存知なかった方
は是非ご都合に合わせて使ってみて
下さいね~

んー充実した一日だった!



2016年4月30日 - ご当地物見遊山 (港区→豊島区)

2016-04-30 | 

4月最終日ということで、たまには
気持ちを引き締めてみようと思い立ち、
都内ではあるけれども、休日の早起き
が苦手な割に結構ハードなスケジュール
を設定して出掛けてみました。
(瞬間的にこういうことをしたくなる
ことがあるんです。理由は自分でも
分かりません)

一日の間にできるだけコストを抑え
つつ、少しの贅沢を味わいながら
離れた場所でのタイムリミット付きの
用事を済ませるには、結構綿密な計画
を立てておかないと失敗してガッカリ
な一日になってしまいます。

今回はあらかじめ、港区にある美術館
と豊島区にある博物館に狙いを定めて
計画してみました。

まず、事前に手に入れた、お得な
クーポン冊子『ぐるっとパス』の対象
である美術館や博物館について、
常設展の他、今開催されている企画展
の内容を調べ、興味があるものを
幾つかに絞り、更にその中でワンデー
パス(今回の場合は都営交通)の有効
範囲内でできるだけ移動が済む施設
を絞り込みました。

それから鑑賞時間を2時間と仮定し、
そこに移動時間やランチの時間や休憩
時間を加味して、二つ目の施設の入館
受付の終了時間に間に合うかを考えて
目的地を決定。

施設によって閉館時間はマチマチです
が、早いところでは16:30頃には受付
を締め切られてしまうので要注意です。
(お寺や神社と同じくらいかも)

たまに結構遅くまで開いているところ
もありますが、二箇所以上ハシゴする
場合は、この時間制限のキツさに
よってスケジュールが酷になるので、
超重要ポイントです。

今朝は休日の割には早起きをし、
万全の体制で臨みました

移動時間、結構馬鹿になりません。
電車が来る間隔が長い場合も路線や
時間帯によってあるので、ミスると
どんどん時間が押してしまい、鑑賞
時間(グッズの購入時間も)が減ります。

道に迷う可能性も考慮するといいです
が、距離によっては迷う時間などない
かもしれません。

どうでしょう、この緊張感。
少しでもロスると、都内ぶらり旅では
なくなり、いつの間にか何かの
ミッションをこなしている特殊部隊の
隊員にでもなったかのような気分を
味わうことになります(笑)。

今回は私1人なので、ランチに割く時間
は長くても1時間まで、と設定。
日頃のお昼の休憩時間を考えれば十分
足も休められる時間です。
食べるだけなら多分20分くらいですし。

お店もできるだけ、目的地に迷わず
すぐ移動できるところが望ましい
ですね。

そんなイメトレをしながら行って
みたら、予定通り、ミッション
コンプリートできました(笑)。

↓実際はこんな感じ。

今回の第一目的地は、白金台にある
松岡美術館。
メインは企画展『中国の陶磁 宋から
元まで』です。




それまで実は全然知らなかったのです
が、行きやすい場所でしたし、よくよく
確認してみると、私の好きな古代文明
の展示物が常設されていて、ついでに
ヘンリー・ムーアなど世紀の巨匠の
彫刻と、アジアの仏教美術(仏像や神像
も見れて、しかも今回は中国の陶磁器
と、シャガールなどの西洋画などが
見られるという企画展が二つも同時に
開催されているということで、さり気
なく贅沢な体験が一箇所でできてしまう
穴場でした!
(猫好きの人は、ディエゴ・ジャコメッ
ティの彫刻『猫の給仕頭』に会いに
行ってみて~!めちゃキュートです!)


まず、開館時間の10時に間に合わせて
鑑賞。

予想通り、朝イチは鑑賞客は2~3人
程度。
(でもこれはその施設の企画の注目度
に左右されるところなので、明らかに
人気が予想されるところは、朝から
混み合うので油断できません。)

費やした鑑賞時間は、想定より若干
少なめ。
人が少なかった分、かなりスムーズに、
しかもじっくり見れました。

浮いた時間を無駄にするまいと、早速
二つ目の目的地のある街へ移動。

しかしここでまさかの痛恨のミス!

電車に乗ったらうっかりボーッとして、
一駅乗り過ごしてしまいました

慌てて降りて、向かいの電車で戻って。
ここで若干の待ち時間が発生。

来た電車で戻ったら今度は都営交通の
バスに乗り換え池袋へ移動。
結構本数があって割とすぐ来たので、
池袋入りはほぼ予定通りの結果に。

ここで白金台を早めに出れたことが
活かされました。

着いたのは12:30頃。予定通り。
ちょうどお昼時だったので、しーおい
タイム突入です。

飲食店でもコストを抑えた贅沢を体験。

あらかじめこの日に使うために格安で
手に入れておいたクーポンをWEBで
発券して使いました。

樂旬堂 坐唯杏 池袋東口店にてホッと
一息。


これは雲丹飯・海鮮ひつまぶしのセット
です。
漬物や(小?)うどんも付いてます。



元値2,100円の選べる定食を1,000円で
食べてきました。

写真に収め忘れましたが、この他に
ちょっとしたデザートとして、
イチゴジャムのかかった杏仁豆腐が
付きました。

この内容でこの値段はお得だと思い
ます。
美味しかったですよ~♪

食べ終わって足も安まったところで
第二の目的地へ移動。

今度は池袋サンシャインの中にある
古代オリエント博物館です。

一度前に常設展を見に行ったことは
ありますが、今回はそれらの代わりに
『春の特別展 世界の文字の物語
ーユーラシア 文字のかたちー』という
文字に特化した企画展をやっていて、
なかなかそういう企画が今までなかっ
たと思い、また足を運んでみました。

物販ブースの横では、3つの古代文字
のスタンプが置かれ、入り口で渡された
3枚の短冊状の紙に、自分の名前や文章
を作れるスタンプを押せるようになって
いたので早速やってみました。



ピンクの紙にはご存知エジプト文明の
ヒエログリフ、白い紙にはヒッタイト
の象形文字(左から書いて、隅に突き
当たったら右へ折り返すらしい)、
薄い緑っぽい紙にはメソポタミア文明
の楔形文字で押してみました。

でもこの文字、調べれば個人情報が
丸見えなので、ほとんどぼかしました。
すみません。
それぞれの文字でどんな形のものが
あるのかは各自で調べてみてちょ
ま、行ってみれば分かります。

展示自体はありましたが、個人的には
中国の古代文字、『トンパ文字』に
今は惹かれています。
今後それのスタンプを作ってみても
良いと思うんですよね~。

ヒエログリフみたいに、象形文字の
一種なんですが、とにかくユルい。

ググッてみなはれ(笑)。

棒人間みたいなのがいますよ


あと、販売されていたグッズの中で、
古代エジプトのゆるキャラとちまたで
話題になった、メジェド神をモチーフ
にしたしおりがありました。

当時のパピルスなどに本当にそんな
シンプルな姿で描かれています。

↓私も描いてみました。


マジでこんなのです(笑)

なんか、ボボボーボ・ボーボボの
サービスマンみたいだ。。。
(週刊少年ジャンプ好きな人しか
分からないか…)


いや~充実した一日だった~。

帰りもバスと電車でワンデーパスで
スイスイ。
電子マネーのカードじゃなく、紙の
乗車券もたまには味があっていいかも。

好奇心を掻き立てられるこんな場所も
楽しいですよ~。

前回の記事にも書きましたが、この
あとは5月4日から8日まで、音楽仲間
のいる那須塩原に滞在予定です。

そして途中7日は、宇都宮で行なわれる
MIYA STREET GIGに出演することに
なった、知人バンドのライブを応援
しに行ってきます。

2016年4月9日 - ご当地物見遊山 (品川区・港区)

2016-04-10 | 
だいぶ暖かくなりましたね。
コートが無くても過ごせる日が増えて
きました。

4月に入ってちょうど初回使用から
2ヶ月有効な、ぐるっとパスという
お得なクーポンと、地下鉄・路面
電車・バス)の乗り降り自由な
ワンデーパス2枚がバラ売りより
700円も安い(都営交通の場合)
セット料金で売られていたので、
こんなお出かけ日和でしたから
初めて使ってみることにしました。


ちなみに土日祝日は都営地下鉄だけ
の利用で済むなら500円のワンデー
パスで十分対応できますから、可能
な限り損をしないよう、いつもより
計画的に予定を組んでみました。

まず午前中に都営大江戸線某所で
用事を済ませ、現地でランチを食べ
たあと、午後からその足で三田線に
乗り換え、目黒で下車。
(目黒駅って品川区にあるの、
知ってた?)

美術館で行われている展覧会を鑑賞後、
三田線で西巣鴨に移動し下車。
更に都営交通のバスで池袋に移動し、
少し休憩してから用事を済ませ、
またバスで西巣鴨に移動。

そして再度都営線に乗り換えて1日を
終える…という流れです。

移動距離は少しありますが、のんびり
過ごすのもたまにはいいでしょう。

この日の最大の目的は、東京都庭園
美術館で開催されている『ガレの庭
ー花々と声なきものたちの言葉ー』
という展覧会。


↓美術館の公式サイトはコチラ。
http://www.teien-art-museum.ne.jp/

美術館は、区の境界線のすぐ隣の
港区にあります。

終了二日前だった他、最寄り駅にある
アトレで買い物客に招待券をオマケ
するキャンペーンをやっていたせいも
あってか、想像以上の人出でした

客層は、お一人様の20~30代、
カップル(会話からして大半の片方は
あまり深い関心はなくあくまでも
付き合いで来たという様子)、女子
学生グループ(ファッションが似た者
同士)、親孝行してる感じの母娘、
仕事でインテリアやデザインや建築
に携わっていそうな社会人二人組
(これも会話から計り知れる。特に
男性)、老夫婦、中高年の仲良し女性
グループ、見た目がアーティス
ティックな50代ぐらいの方(髪型や
服装から強いこだわりが感じられる。
あっこの人ロッカーかも?!って
思った人もいたり。)…こんなところ
でしょうか。

一人で行動してると、時々人間観察
モードが入ってしまいますね

あっここでも桜が見れました~。


この美術館はその建造物そのものにも
見どころがあって、展覧会目当てで
行っても、1粒で2度おいしい感じです。
(この表現使うと年代が絞られます・笑)

何故なら旧朝香宮邸と呼ばれており、
香淳皇后(昭和天皇の皇后)の叔父の
朝香宮鳩彦王が終戦2年後に皇籍を抜け
られるまで住んでいた邸宅で、建築
から内装から調度品まで美術的に
見応えのある場所だからです。

その為、展示パネルが各所にあって
分かりやすく解説されています。






そんな場所で今回の展覧会を行って
いる訳で、目を皿にして、皿や(笑)
花瓶やランプシェードなどのガレの
工房の作品や下絵、デザイン画、
資料に加え、建物の隅から隅まで
眺めてきた訳であります。

庭園美術館というだけあって、
天気が良ければ庭園に出て寛ぐことも
できます。

いやぁ間に合って良かった!
相変わらず雨に降られることも
なかったし。
面白かった♪

行ったことない方は、お好みの展覧会
が開催されてる時に行くとおいしい
かも☆

出る頃にはもう閉館間際だったので、
このあと即池袋に移動して、足休めに
サンシャイン内でクレープを食べて
から用事を済ませて帰りました。

クレープの日だったからお得に食べれ
てラッキー!


本来は芸術の秋といいますが、今年の
私は、芸術の春、そんな気分なのです。
若冲展に刺激されたのもあるけど、
興味のある展覧会が偶然にも今の時期
にかなりあると知ってしまった以上、
もう行くっきゃない!とスイッチ入って
しまいました

次回は朝から美術館のハシゴに挑戦
(休日は特に朝弱いからね)して
みようかと目論んでます。

2016年3月26-27日 ご当地物見遊山 後編(台東区)

2016-03-28 | 

ご当地観光2日目。
この日のメインは上野散策といった
ところでしょうか。


↑上野のシンボル的な西郷隆盛像。
このあと、写真は敢えて撮りません
でしたが、彰義隊(江戸版新撰組の
ような存在)のお墓を拝んできました。

昔はここいらで激しい戦闘があった
んですね。
しかも遺体は当初酷い扱いだった
そうで、荼毘に伏せたのは随分経っ
てから…。
詳しいことはいろんな解説サイトが
あるので各自探してみて下さいな。

こんな賑やかな場所に墓石が経って
いる…というより、墓前でお祭り騒ぎ
している来訪者(自分を含めて)、都市
開発にちょっと違和感を感じてしまい
ましたが考え過ぎ?


Cafe&Rotisserie LA COCORICO
上野の森さくらテラス店で食べた
ランチ。
混むことを想定して、前日のうちに
予約しておきました。
90分制で、ランチプレートは季節限定
のにしてみました。





でもこれを前にしたら、この日のメイン
はランチかとも思えるかも


上野恩賜公園で見た桜。
ちょうどいい塩梅で眺めることができ
ました





↑弁天堂からの眺め。屋台もケバブや
北海道グルメなど、新しく参入した
ようなところも増えましたね。


↑不忍池。中央は弁天堂。
不忍池、野鳥がたくさん見れるので
好き。
池なのに、ゆりかもめなど海辺にいる
ような鳥も多く、海の声が聴こえて
いるように感じます。

あ、まさにここのブログタイトル
みたいな場所ですね
忍ばずにたまに吐き出しちゃうし(笑)。

感動したのは、清流にしかいなそう
なのに、生まれて初めて直にカワセミ
を見れたこと。
綺麗なエメラルドグリーンでした。


ここは人は多いですが、水辺のせいか
安らかな気持ちになれます。
思い付きで寄ったようなもんなので、
行ってから知ったんですが、3月27日
って桜の日だったんですね。

なんてタイミングいいんだろう!

でもなんでこの日?と思って調べたら、
さ(3)×く(9)=27…という語呂合わせ的
な発想みたいです。



↓上野恩賜公園の公式サイトはこちら。
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/toubuk/ueno/index_top.html

同行者は幕末が好きで、三菱のマーク
が、創業者の家紋に由来している理由
からやや三菱贔屓なところがあった
ので、それならと旧岩崎邸を見に行く
ことを持ちかけてみました。


↑塀のエンブレムみたいな部分に
菱形が三段連なった紋様が施されて
いました。
この他にも三つの菱形をアレンジした
デザインが邸宅内の至る所で見られ
ます。


↑旧岩崎邸の正面。
ヤシの木があって、ホテルカルフォル
ニアのジャケ写みたいで素敵でした
御茶ノ水にあるニコライ堂と同じく、
建築家ジョサイア・コンドルが設計
したものとのこと。


↑側面。
内部はアラベスクとギリシャと和の
調和を感じることができます。



↑ここはドラマ龍馬伝にも登場した、
有名なロケ地でもあります。


↑和室併設のカフェで食べた、アフォ
ガード。
小岩井農場製のアイスクリームを使っ
ています。
クリーミーで美味しかった☆

1891年(明治24年)、日本鉄道会社
副社長の小野義眞(おのぎしん)、
三菱社社長の岩崎弥之助(岩崎彌之助)、
鉄道庁長官の井上勝の三名が共同創始
者となったことからそれぞれの姓の
頭文字を採って「小岩井」農場と
名付けたそうな。
今回初めて知りました。

基本的に館内の撮影は禁止ですが、
これは許可を取って撮影したものです。


↑撞球場。(人が写ってるとこを
加工した写真画像です。)
ビリヤードをしたりする娯楽用の部屋
です。
通常は公開されていない地下室を経由
すると入れるらしいです。


↑庭にあった巨木。地べたに付して
撮ったので、ケツが芝生だらけに(笑)。
芝生を取るのに同行者に叩かれまくっ
たので、はたから見たらいいオトナ
なのに悪さして年甲斐もなくお尻
ペンペンされてる様に見えたかもな…

↓旧岩崎邸の案内ページはこちら。
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index035.html

このあとは少しアメ横をぶらぶらして、
新幹線で帰る同行者を見送る前に
夜のしーおいを堪能しました。

↑駅ビルのお店で食べた、春野菜の
湯葉巻きかつ(湯葉、筍、人参、おから、
キクラゲ、蕗、柚子が入ってます)と
ヒレかつ膳。
ごまをすったあと、二種類あるソース
から選んで混ぜて食べるんですが、
この春限定のかつにはとんかつソース
よりも濃口ソースの方が合うと、
殆ど食べてから気付きました(笑)。

雨を心配していましたが、完全勝利
気持ちの良い二日間になりました。

2016年3月26-27日 ご当地物見遊山 前編 (台東区・世田谷区)

2016-03-27 | 
遠方の音楽仲間と、都内で観光して
きました。

ランチは宿泊拠点の近くにあった、
太陽のトマト麺 上野広小路店にて。

食べたことない人にカルチャーショック
を受けてもらいました
ラーメンの概念が覆る逸品です


初日のメインの目的は、京王線の芦花
公園にある世田谷文学館で、今月末
まで開催される『浦沢直樹展』の鑑賞。

↓世田谷文学館の公式サイトはコチラ。
http://www.setabun.or.jp/

同行者はなんと浦沢さんと同じ大学の
出身。
作品に特別詳しくなくても、所属して
いた学科やサークルが違っても、
ご本人とお会いしたことはなくても、
偉大な先輩の生き様に触れたいという
気持ちが強く、自身の仕事の調整が
少しついたところで今回の訪問を決意
してくれました。

何かを人と共に鑑賞する時はできれば
関心が元々あるか、今まで知らなかっ
たとしても柔軟に自分なりに楽しめる
姿勢を持つ人とご一緒したいものです
が、同行者は幸いデザイン的なものに
日頃からこだわりを持ち、バンド経験
者で作者との共通項もほんの少しあった
り、感覚の共有ができる人だったので、
私も大いに楽しめました。


↑これは前回新宿に用があった時に
構内で見かけたポスター。
その時に開催を初めて知って、以来、
行きたい…けど行けるかな?と葛藤
していたのです。

昨年は馬頭広重美術館も一緒に行って
くれました。
なかなか美術館を共に堪能できる人は
周りにいないので貴重な存在です。


そしてやって来ました、芦花公園。




程なくして世田谷文学館に到着。






遠方の同行者のことも考慮して入場
時間は遅めにしていたので、夕方は
ライトアップしていない蘆花恒春園
での花見は断念しました。
(行けば徳富蘆花の旧宅も見れるし、
ソメイヨシノ以外の桜も見れて良さげ
です。
日中お時間ある方は足を運ばれると
春を感じられそうですよ)

その代り世田谷文学館の隣にある、
ウテナ(化粧品メーカー)の創設者・
久保政吉の旧邸宅にある桜を真近で
見ることができました。


展覧会では浦沢さんの画力に圧倒され、
また生い立ちを知って感銘を受け、
少し元気を貰えました。


アトリエや書斎のある世界、憧れです!

テンション上がってグッズもいろいろ
入手しちゃいました。


↑左は展覧会の記念として、連動企画
で作られた本。
先生の魂に触れられる一冊です。
右はフライヤー。


↑先生はシンガーソングライターの
才能もあって、著名なミュージシャンも
協力して作った面白そうなCDが売ら
れてました。
サイン入りにも惹かれて購入したら、
その日付がなんと当日!
宣伝用に販売ブースに置かれたサイン
色紙に、夜なべして書いたという文言
がありました…。
この“サイン入り!”って文字も先生の
直筆だと思います。サービス精神が
旺盛で楽しい方ですね。

私、可能性が低いと思って口には出して
いませんでしたが、内心密かに、“先生
フラッと現れないかなぁ…”なんて、
ぼんやり願っていたんです。

会うことはできなかったけれど、書い
て数時間しか経ってない、出来立ての
サインを通じて先生の気持ちに触れ
られた思いです。

文学館を後にしてからは、御徒町の
ホテルのチェックインを済ませたあと、
上野駅のハードロックカフェで念願の
ピンバッジを入手し、周辺で夜の
しーおいを楽しみました。











後半に続く。