渡り鳥の休息地

社会人アマチュアギター弾きNa-Neの頭ん中。
滞る割に突如アップする不定期ぶり。
北極星を見失って漂流中。

棚から落ちた牡丹餅をどう食すか

2016-05-01 | 

先日の記事では懸賞でモノが当たる話
を書きましたが、間接的にモノを手に
入れることも結構あるな、とふと思い
ました。

身内や友人知人からの贈り物でも、
亡くなった親戚の遺品などでもなく、
初めは私へのプレゼントとして存在
していなかったもの達のことです。

私の前に受け取った人・持っていた人が
持て余したが為に私のもとへふとした
タイミングで転がってきたもの…。

手にした時、いつも心の中で、

“新しい主が私で本当に良かったのかい?”

と、モノに問いかけたくなります。

そして、最初の所有者、入手者に
申し訳ない気持ちになります。

でも現状では、それ以上行き場がなくて
ここへ来たモノ達です。
十分使えるものならば、捨てられる
よりも、活かしてくれる場所で自身を
全うする方がいいのは、人もモノも
同じかもしれません。


今回もそんな風に身内から流れてきた
ものがあります。

それがこれ↓。


よくよく見たら前から興味があった
展覧会の招待券じゃないですか!
うわっ日付が迫ってるっ!

ちょうどGW中だし超混んでそう
ですが、もうこれは行くっきゃない!

前の記事をご覧頂ければお分かりに
なると思いますが、今年は完全に
ゲージツの春って感じになってます。


どんなきっかけであれ、興味がある
ものを見に行くことはかなりストレス
発散になると実感していますが、
これ実は、医学的なメカニズムが
あるみたいなんです。

ストレスを感じたとき、どんなこと
が体で起き、どうすることで解消
されるか。


早速いろいろ調べてみました。


人は不快感や不安を長期的に感じ続け
ると、脳がアドレナリンの他に、
コルチゾールという物質を出します。

アドレナリンは体が感じる異常事態に
備え、血管を拡げて血流を良くし、
筋肉を動かし易くして体を戦闘モード
にさせます。

その放出が収まると今度はストレスに
対抗するためのホルモン「コルチゾー
ル」を出します。

コルチゾールは基本的に、臨戦態勢に
させようと脳を興奮状態にさせたり、
皮膚の免疫を上げたり炎症を緩和させ
たりしてくれますが、ストレスにさら
され続けると放出量が多くなり、
本来の作用と違う働きをし始めます。

免疫を上げるはずだったのが、量が
多いと今度はなんと、その免疫を
下げ始めます。

というのも、コルチゾールを作って
いる場所である副腎が疲れ、その結果
過剰に作り続けてしまう為、適度の量
で出せなくなってしまうのです。

だからストレスを感じることが続くと
肌が荒れたり、口内炎が長引いたり、
体に痒みを感じたり、病気になり易く
なったり、ちょっとした風邪も長引い
たりし易いのです。

他に、過剰量のコルチゾールは、筋肉
の合成を抑えて分解を促進します。

顔やお腹は脂肪が蓄えられ易いのに、
手足はそれほどでもなく、力があまり
入らない(筋力が弱い)、という人は
この辺りを疑うのもアリかも…。

あと、コラーゲンを作るのを阻害する
らしいです。
つまり、美容に悪いってことですね!
酷いと骨粗しょう症も招きます。

また、脳へも影響をもたらし、若い人
の脳でも老化させたり、海馬(記憶
したり、空間を認知する部分)を萎縮
させたり、ニューロン(情報を伝達して
処理をする神経細胞)が作られるのを
邪魔したり、脳細胞を減らしたり、
無気力・無関心にさせたりします。

これは、認知症(アルツハイマー症)を
進行させることにも繋がっていると
いえます。
怖いですね…。

それに通常量でも脳を興奮させる作用
があるのに、過剰に出続けている
コルチゾールは、脳をその間ずっと
興奮状態にさせようとします。

しかも、寝つきを良くするメラトニン
の材料だったり、朝の目覚めを良く
する脳内物質であるセレトニンの分泌
も抑制するので、不眠症など睡眠障害
を招きます。

ストレス、恐るべし…。

どうもね、昨年特に体調がイマイチだ
と思ってたんですよ。
明らかにストレスとなる状況が続いて
いたので間違いないですね…。

状況が変わって時間が経つにつれて
最近は改善されてきましたし。

ストレスを回避することがなかなか
できないというのなら、せめて発散
したいですよね。何度でも。


では実質、どうすればストレスを
解消したことになるのか。
これを知りたいと思いました。

過剰にコルチゾールが出るならば、
分解すれば量が減りますね。
分泌量が適量にまで減れば、流石に
体に変化が起きるはずです。

それに、ストレスに直面しない時間を
設ければ、その間だけは分泌され
にくいはずです。

仕事がストレス要因なら休みの日に。
人が要因なら一人でいられる時間に。
それが例え、ほんのひと時でも。


どんなことをした時にコルチゾールは
分解されるのかも調べました。

副腎が疲労し過ぎていないときは、
一定のリズムを伴う軽い有酸素運動
(ウォーキング・水泳・ジョギング・
サイクリングなど)をするといいよう
です。
それも無理のない程度(時間にして
30~50分まで)に。

その際、行う場所はできれば、商業
施設の多い賑やかな市街地や交通量
の多い道路周辺ではなく、公園や
緑地など、静かな場所が良いです。

ガヤガヤした場所はストレス要因に
なり、やはりコルチゾールが増加する
からです。

静かな場所だとリラックスでき、
それだけでもストレスを解消できます。

リズム運動はちなみにセレトニンも
増やすようです。
ならば演奏なんかもそこは役に立ち
ますね!
楽器好きで良かった!

しかし副腎の疲労が酷い時はそれらも
おすすめできません。
そんな時は歩かなくてもできるような、
ごく軽い運動として、ストレッチ
ヨガが良いそうです。

もっと酷い人(入院レベル?)は、呼吸
法やマッサージが適度な運動に値する
ようです。

では逆に今は大丈夫だけど、コルチ
ゾールの過剰分泌を予防したいという
人はどうでしょう。

その場合は、是非バッチリお好きな
運動・スポーツをしてみて下さい。
但し、激しすぎる運動(オーバー
トレーニング)は禁物です。

しかしスポーツ嫌いな人は無理にせず、
ウォーキングなど軽い運動でも良いと
思います。
嫌いなことをすればストレスになって、
やはりコルチゾールの過剰分泌を
招きます。


このことを自分に当てはめると、
おそらくウォーキングやサイクリング
レベルが丁度いいのかも。

私の脚力ですと23区内の町でいうと、
地下鉄の最寄駅から数えて4駅先まで
自転車を漕ぐと平地だけなら片道大体
20分くらいです。

何もせず往復して帰ってくるだけでも
40分。
ちょっとした運動になります。

本を探しに行ったり、買い物をしに
行ったりと、そこへ用事を挟めば更に
ストレス発散になりますし、風を切って
走るサイクリングは気持ちがいいので
それ自体でもリフレッシュできます。


だから、今回たまたま手に入った
招待券で、普段あまり行かない所へ
行きますが、ついでに健康に良いこと
もやってこれるんだな、と思いました。

美術館って広いから歩くし、基本
静かなので、リラックスできる場所
だと思うのです。
ありがたや。

先日決行した美術館のハシゴも、
そんな感じでした。
ずっと歩き続ける訳でもないし、電車
やバスで移動している間は休憩にも
なるし、好きなものを食べたりして、
実にスッキリしました。

基本人混みの多い市街地では余計な
ことは考えずボケーっと歩いてますし、
乗り物の混雑の中、座っているときは
寝ちゃいますし、ストレスは無意識
レベルで避けてます

ストレスを感じることが日頃多いせい
か、ストレス要因と対面していない時
はつい無になってしまう癖がついちゃ
ってます。
それか、趣味に没頭しています。

何かに夢中になっているとき、その間
は他のことを考える隙がなくなって
いるので、それもストレス回避に繋が
っているかもしれません。

スポーツにあまり興味がなくて日頃
運動不足の人も、こうして興味のある
ことで用事を作ればとりあえず歩く
ことにはなるでしょうから、たまには
出かけてみると、心と脳と体にいい
みたいですよ


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