以前このブログ(切り替えできずにその部分は消滅している)で書いた様に、牛乳が余ったときには捨てておいて、輸入できなくなると不足するというばかげた話である。
農林水産省がバターの増産を要請したが、乳牛の頭数を直ちに増やすことは出来ないという。
当たり前の話である。乳牛が育つには、何年もの月日が必要なことは当然のことである。
バターが不足すれば、値上げすることが出来、酪農家やメーカーは良いかもしれないが、困るのは消費者である。
全体を見渡せることの出来る農林水産省が無策だからこのようなことになるのである。
日本の自給率は39%であり、世界的にも食糧危機にますますなってきているときに、長期的な視点で考えなければいけないことは分かっているはずである。
○以前のブログの再掲
★千トンの牛乳
牛乳が千トンも廃棄されているという。
牛乳の需要が低下しており、加工品にも振り分けられないようだ。
ところが今の日本では、格差が広がり、牛乳どころか食事も十分に摂れないものが居る。
さらに、自給率もきわめて低い日本で食料をこのようにしてよいのであろうか。
不足を補い、余ったものをうまく処理するのが政治ではなかろうか。