ナジャハウスには衣装の注文の他にお直しでご来店くださる方もたくさんいます。
人から譲ってもらった衣装、サイズが変わってしまった、
あるいは、デザインをリニューアルしたい衣装等を持ち込まれます。
その中で以外によくあるのは、自分達の先生に言われたことをそのまま鵜呑みにしているケースです。
例えば、先生が「衣装はきついぐらいがちょうどいい」と言われたんだけどちょっと
見て欲しいと言われ見てみると、きついという許容を越え、
とりあえずファスナーは上がったけれど、横じわが何本も入っていて見るからにきつくて、
これでは息もできないでしょって感じでした。
確かにフラメンコ衣装はゆるくてもいけませんが、きつすぎてもいけません
初心者の人は加減がわからないのです
ではどんな状態がベストかというと、、、、
背中のファスナーを下げた状態で背中が1~2c開くサイズです。
つまり自分のサイズより1~2c小さい状態でファスナーを上げるときれいに見え、
しかも身が引き締まり姿勢もよくなります
(ファスナーが1~2cm空いている状態)
(ファスナーを上げて正面から見ると、しわがなくキレイ)
しかし、3c以上、背中が開いた状態でファスナーをあげると
あきらかにきつい状態でどんどん横じわができてきます
(ファスナーが3cmほど空いている状態)
(ファスナーを上げ正面から見ると、横じわがクッキリ)
また、ミドルヒップの張っている人も注意です
ミドルヒップが張っている人は、上半身がさほど大きくなければ
衣装は何となく着れてはいるのですが、後ろから見るとやはり腰のあたりに変なしわができるので、
ちゃんとミドルヒップのサイズは合わせましょう
(ミドルヒップがキツイ場合も、皺が出てしまう。)
あと、裾を踏むので短めに。という見た目より踊りやすいほうを選ぶ人もいますが、
これもまた身幅と同じようにきれいに見えるベストラインというのがあって、
とくにボランテとか付いていないシンプルなスカートは丈が許容を越えて短いとちんちくりんに見えます
また、先生が長めの丈がお好みで、生徒さんにも長い丈を勧めるケースもありますが、
やはり床すれすれの長い丈は初心者には無理です。
スカートの裾のベストラインは靴のつま先が見えるくらいです
(つま先が見えている理想の丈)
他にも袖の長さとか形とかいろいろありますが、次回にしましょう
先生はいろんな状況を考えて生徒さん達にアドバイスしているつもりなのでしょうが、
それをなかなか思った通りには理解してもらえないこともあり、生徒さんは結果的に
バランスの悪い着こなしをしていることもあります。
私達衣装屋さんは、客観的な立場で、できるだけ分りやすくアドバイスをしてさしあげ、
理解してもらい、お客様が次のステップへ進んでいけるようにしてあげることがミッションだと思っています
衣装の着こなしに今一つ自信のない方は、いつでも駈けこんでください
素敵な衣装もサイズが合っていないと台無しですよ
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フラメンコ衣装・舞台衣装制作
ナジャハウス
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