「立秋」の項目を歳時記で見ると、
【立秋】 秋立つ 秋来る 秋に入る 今朝の秋
二十四節季の一つで、新暦8月7日ごろにあたる。
暦の上ではこの日から秋に入るが、実際にはまだ暑さが厳しい。
しかし朝夕などは、秋の気配がどことなく感じられる。
ついでに、「初秋」という項目を見ると、
【初秋(しょしゅう)】 初秋(はつあき) 秋初め 新秋 孟秋(?) 秋口
秋の初めで、立秋を過ぎた新暦の8月にあたる。
まだ暑さは続くものの、陽射しや雲の色、風の音や身辺起居に
どことなく秋を感じるようになる。
どことなく、秋の気配が、少しずつ、感じられるようになる時期、
というのもオモムキ深いなあ・・・と、
ちょっと俳句をかじったからといって、
朝夕の車窓から、感じ入ったりしているワタクシであります。
で、最近の句、行きます。
~8月6日~
夕立や 街も空気も よみがえり
初夕立(ゆだち) へばりつく夏 落としけり
冷房の 風直撃に 洟すすり
~8月7日(立秋)~
空気澄む 昨日の夕立ち 今朝の秋
田の緑 草の緑に 秋立ちぬ
一輪の 朝顔咲いて 秋初め
~8月8日~
ぬくもりを 窓に求めむ 冷房車
雑草の 伸びるがままに 残暑かな
とてもとてもの駄句ばかりですが、
こんな句がさらっとできればいいなあ・・・と、
そよりともせいで秋たつ事かいの 鬼貫
「新涼の候」を勉強していたところです。
あさって(12日)の朝6時35分からは、
この兼題で放送がありますよ。
お年ですが、大石悦子さんという、
白髪エレガント美人講師ですので、
ぜひご覧下さいませ。
新涼や 麦わら帽子 飛ばしけり
いただきました。
かき氷、線香花火、麦わら帽子・・・懐かしくさみしい新涼の頃。