大樹堂々剪定の終はりたる

2023年06月16日 | 俳句
▽6月号掲載4句

濃く軽く密にミモザの花開く
・季語 ミモザの花(初春) 主季語 ミモザ
・ミモザの花をじっと観察してみました。色んな言葉が浮かんだ中で「濃く軽く密に」と修飾してみました。

大樹堂々剪定の終はりたる
・季語 剪定(三春)
・玄関のえごの木の剪定をやってもらい、完了した木をつくづく眺めて。

街路樹の切株虚と化して春
・季語 春(三春)
・散歩途中の歩道に残る切株の風情に惹かれました。

陽炎や角の馴染の理髪店
・季語 陽炎(三春)
・コロナもようやく下火になって3年ぶりに散髪しました。
 床屋のご主人も俳句好きでプレバトを毎週楽しみにしている方です。


▼掲載されなかった3句

糸杉のゴッホの絵あり夜の梅
・季語 夜の梅(仲春)
・取合せに無理のある失敗例でしょうか。ゴッホの「糸杉と星の見える道」と夜の梅。

マウンドに立つや歓声山笑ふ
・季語 山笑ふ(三春)
・ある日、無人のグランドのマウンドに立ってみました。そこでの妄想を一句にしたのですが。

春の雨ゆつくりものを考へる
・季語 春の雨(三春)
・焦点が何もないピンボケのような一句だったようです。


2 コメント

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角の (そこつ)
2023-06-17 06:47:13
馴染みの理髪店。いい景色ですね。
親父と俳句や野球の話に花が咲きますね。
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話し好きのご主人 (健人)
2023-06-17 12:56:57
床屋のご主人はとても話し好き。
口元の髭を反る時まで話しかけられると
返事をするのも頷くことも出来ず困ります。
先日の主な話題はご推察通り、俳句と野球でした。
その他に、どこそこの病院が評判いいとかが参考になります。
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