読み進む中でどんな話かが分かってゆく。
推理小説と同じで種明かしをしてはいけない話でした。
かなり切ないお話で、辛い気持ちを味わいました。
作者はきわめて寡作の人で、作品数は少ない。
1982年以来、長編の小説では6作ぐらいしか書いていない。
他に映画の脚本も少し書いている。
日本生まれでイギリス育ちの人。ロンドン在住。英国籍。
89年に『日の名残り』でイギリス最高の文学賞ブッカー賞を受賞!
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風変わりな物語を読んでいる。
臓器移植をするために生まれて来た人たちの話(らしい)。
同じ仲間だけの施設(ヘールシャム)で育ち、ある年齢で、外の世界に出る。
そこから先の人生は、どうやら「提供」が待っているらしい。
ちょうど半分ぐらいのところなので、
少しづつ謎が明かされてゆく・・・というよりも、推理小説ではないので、
子供達が少しづつ自分達の運命を知ってゆく過程が描かれてゆく。
(従って、まだ . . . 本文を読む
久しぶりにというか、今までで一番痛いヤケドした。
先々週の成功に味をしめて、昨夜もマーボー豆腐に挑戦!
材料準備が出来て、油を大匙3杯ほど入れて、ひき肉を入れたところ、
解凍してなかったので、150グラムのカタマリが油に落下!
油が指に跳ね返り、左薬指直撃しました・・・。
アッチッチ、てもんじゃなくて、メチャ痛い!
水で冷やすがイターイ!
氷で冷やし、コップに氷水入れて突っ込みっぱなしにするが . . . 本文を読む
実在の人物の面白い話でした。
難しい言葉も一杯出て来ますが、それも勉強になると言う感じで、
読みふけりました。
歌舞伎の世界にも少しだけ興味がわいてきました。
何かきっかけがあれば一度見てみたい。
歌舞伎役者の階級には、
下立役(稲荷町)-中通り(ちゅうどおり)-相中(あいちゅう)-名題(なだい)とあって、
世襲制の歌舞伎の世界で、稲荷町から名題に出世した役者は稀にしかないとか。
中村仲蔵は江戸 . . . 本文を読む
西洋の歴史を大雑把に見ると、
ギリシャ・ローマ文明を経て、キリスト教文明の世界が開け、
その後中世暗黒時代とイスラムの勃興となり、
1300年ごろを節目としてルネサンスと宗教改革の時代が始まる。
塩野七生さんの「ローマ人の物語」を少し前に読んで、
ローマ人のすごさをいろいろを教えてもらい、
西洋文明の原型を少しは理解できたと思った。
今回の「やさしいダンテ」も、
ルネサンスの先駆けとして名を留 . . . 本文を読む