電車傾き大寒の広い空

2016年01月27日 | 俳句
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朝焼けの続くこの頃冬ひでり


1/18
散髪の翌朝気づく木の葉髪   (秋)


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見て触れて叩いてみたり初氷


まだ残る嬉しき心地雪降りて


初雪は初氷見し翌る朝


通勤が苦行となりて雪の朝


雪を見た今年初めて雪を見た


雪積もるされど午前で皆溶けぬ


踏み出せばずずと滑りぬ雪の朝


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これだけの水気をいつも息白し


大寒の六度八分に怯えたる

  平熱が五度四分なので・・・


電車傾き大寒の広い空


どこまでも微睡みおりて冬電車


冬ざれや切り立つ崖の佳句一句


1/25
冬の朝魔を祓うごと痰ひとつ


寒ざらへマニュアルのなき道を行く


1/26
寒底を打ち車窓に暗き顔


1/27
縄文の弥生に出会ふ稲穂波


積み上げし日陰の雪の十日ほど


暖冬の有難きこと身に沁みて

2 コメント

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雪に氷に霜柱、つららも。 (けんと)
2016-01-28 21:26:20
子供の頃は冬の楽しみが沢山ありました。
霜柱を踏むのも楽しかったし、
太いつららを取って(もらって)遊んだ思い出ありますね。

今宵雨降れば残雪消えゆかむ
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やっぱり雪は楽しい?! (きりぎりす)
2016-01-28 13:29:33
子供のころ通学途中にバケツに張った氷で遊んだ事を思い出しました。雪降りも嫌なことばかりでもないかも。

雪道もN会あとは暖かく
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