春日井図書館にリクエストしたところ、
即OKのハードカバー全一冊、
ちょっと厚めの483ページでした。
初版で2001年11月20日発行。
背表紙にはすでに「書庫」という赤いシールが貼ってあり、
かなりの人が読み込んでいる傷み具合でした。
読み始めて思ったのは、
昔の少女物の延長のような、お行儀のよい小説って感じで、
30~40ページで投げ出そうかと思うタイミングもありましたが、
3連休で時間のあることだしと思い直して、読み進みました。
描写が細かすぎて、ちょっとまだるっこさを感じつつも、
心地よいエンディングに至って、余韻を楽しみながら読み終えました。
全編、大学3年の主人公裕介の一人称独白のような小説。
東京でのきつい失恋から、信州菅平の民宿でのアルバイト生活でのあれこれ、
そして彼の立直りまでがメイン・ストーリー。
周りの多彩な人物との出会い、複雑な事情、悩みと問題解決など、
全編善意で貫かれたほのぼのとした青春物語で心が暖かくなりました。
といっても昔の青春小説と違って、圧巻ではちょとハードな性描写もあったりして、
退屈はしない大人の作品に仕上がっています。
村山由佳さんはこの2年後に「星々の舟」で直木賞を受賞。
1991年の作家デビューから、
どんどん実力をつけてゆく時期の作品だったのかなと思います。
即OKのハードカバー全一冊、
ちょっと厚めの483ページでした。
初版で2001年11月20日発行。
背表紙にはすでに「書庫」という赤いシールが貼ってあり、
かなりの人が読み込んでいる傷み具合でした。
読み始めて思ったのは、
昔の少女物の延長のような、お行儀のよい小説って感じで、
30~40ページで投げ出そうかと思うタイミングもありましたが、
3連休で時間のあることだしと思い直して、読み進みました。
描写が細かすぎて、ちょっとまだるっこさを感じつつも、
心地よいエンディングに至って、余韻を楽しみながら読み終えました。
全編、大学3年の主人公裕介の一人称独白のような小説。
東京でのきつい失恋から、信州菅平の民宿でのアルバイト生活でのあれこれ、
そして彼の立直りまでがメイン・ストーリー。
周りの多彩な人物との出会い、複雑な事情、悩みと問題解決など、
全編善意で貫かれたほのぼのとした青春物語で心が暖かくなりました。
といっても昔の青春小説と違って、圧巻ではちょとハードな性描写もあったりして、
退屈はしない大人の作品に仕上がっています。
村山由佳さんはこの2年後に「星々の舟」で直木賞を受賞。
1991年の作家デビューから、
どんどん実力をつけてゆく時期の作品だったのかなと思います。
村山さんは2013年の天翔る、を読んだことがあるだけですので是非恋愛小説もチャレンジしてみようかなと思いました。
天翔るもお勧めです!
確かにこの頃、夜寝るのがが早くなり、朝起きるのも早くなりました。休みの日の寝起きの読書がいいですね。
2013年の「天翔る」って今年の本ですかね。ちょっと検索してみたら不登校の話のようですね。「すべての雲は銀の・・・」にも不登校の女の子が出てくるんです。上手く立ち直って明るくなって行くのでほっとします。
健康的なお話でおすすめです。