春浅し軍備の誘ひかたくなに

2015年02月08日 | 俳句
1/20(火耀)
迷彩をまとひて静か冬の幹


ごつき枝伸ばして耐える寒の内


眠られず蒲団に坐して卑弥呼読む


大地より手応えのあり大根引く


千切りの野菜豊かにつみれ鍋


1/21(水曜)
日脚伸ぶチョコを愛する時となり


1/22(木曜)
どの人も幸せさうに着膨れて


悴むや変換出来ぬ文字もあり


大寒の雨が空気を洗いける


大寒の雨に鵜は尾羽打ち濡らし


1/27(火耀)
今宵より寒波ふたたび襲ふらし


1/28(水曜)
蝋梅の咲き初めて春すぐそこに


蝋梅や香り知るまで蝋細工


1/29(水曜)
パソコンとの格闘終えて夕ひばり

1/31(金曜)
蝋梅や香りただよふ柔らかさ


生れ落ち色付き初めし春の色


葉牡丹や核心はそのままにして


2/2(日曜)
立春が三日先にと控え居る


2/3(月曜)
小春日やバス停に我ひとりきり


春浅し人道支援なほさらに


春浅し軍備の誘ひかたくなに


春浅しひとりのこども救わむと


浦添に響く球音春に入る


打ち走り三つの三を誓ふ春

  スワローズ山田二塁手の今年の目標は、
  打率3割、30本塁打、30盗塁との事です。
  ぜひ首位打者も狙って欲しい!

我もまた雀となりて懐へ


2/4(火耀)
寒明くや集ひの延期メール来る


寒明や土耳古桔梗を買ひ求む  ※土耳古(トルコ)




やはらかく花瓶に挿せる桔梗かな


立春の空はまたもや雪催


2/5(水曜)
雨さへも降らず予報の外れたる

  <季語入らず・・・>


寒明けや根詰めるのも程々に

  仕事多忙!ついつい根を詰めている。
  時々休憩して、背伸び、肩回しなどをこまめにやろう!


白っぽく冬の名残の景色かな



土曜日、墓参りの後に多治見まで足を伸ばして虎渓山永保寺のお庭などを拝見。
樹齢400年の大銀杏が冬枯れの様で鎮座していました。
雄株なのに老木のため雌木の特徴の乳枝が出ているとの説明がありました。







2 コメント

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毎年欠かさず (きりぎりす)
2015-02-11 07:50:05
やはり奥方の誕生日は忘れずにお祝いされるのですね。貴兄の人となりがしのばれます。
彼の抱ける土耳古桔梗の色優し
蠟梅の黄や凛として春の雪
紅葉の彩や何処に黒き幹
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花はいいですね (gouza)
2015-02-13 15:59:21
誕生日に花を買うのは今年で3回目です。
この時期は花屋さんの店頭でも花の種類が少なくて、ややマンネリですが、
年に1回なので記憶も薄れて、それなりに格好がついているようです。
上手に持たせれば一月近く持ちます♪

植物園では蝋梅が満開で、
そろそろ紅梅・白梅が開きかけている時期ですね。
年年歳歳、花を楽しみ、季節を楽しみましょう。
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