梅雨明けから8月上旬の俳句

2012年08月06日 | 俳句
一気に書きます。皆さんご自由に想像してください。
想像するまでもなく、そのまんまが多いですが・・・。


プラタナス 迷彩服を まといけり

えごの木や 枝のやさしく 垂れて居り

耳鳴りを 感じる時に 眠気さす

薄物に 心地良さげの 大暑かな



マナカ載せ ステップ降りるや 蝉時雨

鶴舞や すみずみまでの 蝉しぐれ

停車する 度に聞こゆる 蝉時雨

耳鳴りの 重きに紛ふ 蝉時雨



九時すでに 三十度となる 夏盛り

ドームまで 歩く道々 玉の汗

早起きは 洗濯終えて 二度寝かな
 ※最初は”昼寝かな”としたのですが、
  まだ午前中だったので”二度寝かな”にしたら、
  季語がなくなりました。

黒トカゲ 日差しの中を 走りけり



半年の 定期券買ふ 蝉時雨

休み明け 猛暑が続き 朝寝坊

暑気払い 酒は飲むべし 飲まぬべし

バス停に 残る夕陽や 暑気払い



日本人 ばかり活躍 星月夜

半年の 空白埋める 酷暑かな

夏バテと 一言で言ふ 疲れかな

曇りても 蒸し暑きかな 原爆忌



蝉しぐれ シャワーの如く 浴びており

蝉しぐれ 黒雲のごと 覆いけり

燕破れし蒸し暑き朝や鬱

神宮の 魔物早めに 盆休み
※神宮に住む魔物は竜を金縛りにしてきたのに・・・。

愛想なしで書きました。
ごめんなさい。


2 コメント

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>それでは (naka735)
2012-08-07 09:30:10
再挑戦有難うございます。

自分でも気に入っている二句を評価してもらい
とてもうれしい限りです。
特に、燕破れし・・・は、
破調にして五・七・五になったところが、
自分でも楽しかったです。 鬱なんだけど・・・。

毎日暑いので、昼食のあとは、
昼寝を日課としています。(秘密!)
むかし、職人さんの昼寝の事を ”三尺寝”と言ったそうです。
仕事場のわずかの空間でカラダを折るようにして・・・。
ボクも職人さんの気分です。 zzzz・・・


昨日帰りに、歳時記の秋を買い求めました。
立秋の項にこんな句が・・・

そよりともせいで秋たつ事かいの   鬼貫

当分、これを口ずさみましょう・・・。
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それでは (ワイワイキック)
2012-08-07 08:33:38
夏バテと・・・・   いいですね
燕破れし・・・   リズムがいい。これまでにない新機軸
           ・破れし・はわざとですか。

~少しだけ 秘密にしたい 昼下がり~    ??

~七日間 悲痛な叫びか 蝉しぐれ~
   我が家では蝉の鳴き声に連日悩まされています。
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