山茶花や一輪目覚め季節は進む

2012年12月07日 | 俳句
2月頃からかじり始め、入門書もいくつか読んでみて、
とにかく初心者は五七五の17文字で季語を入れなさい、
という言葉のままに作ってきましたが、
「金子兜太の俳句塾」(2011年5月刊)を読んでみて、
いろいろな人の個性的な俳句に出会っています。

季語の入らない無季俳句や、五七五をほとんど無視した俳句、
ぶっきらぼうな口語体から、川柳に近いような句など、
これでも俳句でいいの?という句が一杯!

でもその人の個性が光っていれば、
金子兜太先生は、かなりのところまでOKを出してくれています。
(もちろん俳句的表現への修正など、いっぱい添削はされています。)
でも、形は出来ていても個性が無く、
ただ五七五をなぞっているだけではダメなのだな、と思わされました。

とは言え、それは一芸に秀でた人にだけ許される事かも知れず、
きわめて凡人の自分の場合は、あまり突飛なことは宜しくないかもしれません。
まだまだ基本に忠実路線ではありつつも、
紋切型俳句から少しでも脱出したい、と思う今日この頃ではあります。

  
・・・ヤマモモの木の幹です。なかなかに味わい深く、いつも気に留めています。・・・

~突然ですが、短歌らしきもの一首~

漢詩和歌俳句と続く歴史あり言の葉紡ぐ遊び楽しき

 今朝の通勤電車の中で、朝日歌壇(短歌の方)を読みながら、
 こんなのが浮かんで来ました。
 漢詩をちょっとかじり、短歌は全然ですが、最近俳句が面白く、
 全部が一つの流れの中にあるような気がします。
 気まぐれでも短歌も含めて、いろいろ楽しんでみようと、今は思います。
 

 

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