3月30日から読み始めてようやく読了しました。
犯人グループ、日の出ビール幹部、合田刑事を中心とする警察世界、
東邦新聞の記者たち、加納の属する地検グループも・・、
いくつもの話が小刻みに転々としながら進み、
読者も右往左往させられながら、驚愕の結末へ話が収束してゆく・・・。
刑事という仕事も新聞記者という仕事も一言で言って大変!
張り込みとか聞き込みとか、無駄な努力を山ほどしながら、
海辺の砂浜から落とした指輪でも探すような努力。
新聞記者の仕事ももそれに近い感じですね。
それにしても、登場人物の男たちがすべてストイックすぎる!
女性である作者が求める男性像が、そうなのか。
城山社長も、合田刑事も、義兄の加納祐介も、
犯人グループの半田も物井も、みーんな共通する何かを持っている。
城山社長の最後の身の振り方はなかなかのものだった。
捨身の決断と検察との二人三脚で、
総会屋につながる裏世界金脈グループをあぶり出し、
会社の古い体質を一掃させ、新しい企業への転換を図る。
その結果、射殺されることにはなるのだが・・。
合田と半田の最後の対決シーンはよく分からない。
言葉は交わしていないが、憎悪を増幅させて最後は電話ボックスの対決。
ある意味で、似た者同士だったのか、
合田と義兄加納の間柄もよく分からない。
目元の涼しい穢れのないところが共通する二人は、
愛し合う恋人のような、それ以上の深い気持ちを持ち合う間柄。
いろんな意味で面白かったが、
長い禁欲的な読書がようやく終ったっていう実感です。
明日からは少し軽いものに取り掛かろうと思います。
犯人グループ、日の出ビール幹部、合田刑事を中心とする警察世界、
東邦新聞の記者たち、加納の属する地検グループも・・、
いくつもの話が小刻みに転々としながら進み、
読者も右往左往させられながら、驚愕の結末へ話が収束してゆく・・・。
刑事という仕事も新聞記者という仕事も一言で言って大変!
張り込みとか聞き込みとか、無駄な努力を山ほどしながら、
海辺の砂浜から落とした指輪でも探すような努力。
新聞記者の仕事ももそれに近い感じですね。
それにしても、登場人物の男たちがすべてストイックすぎる!
女性である作者が求める男性像が、そうなのか。
城山社長も、合田刑事も、義兄の加納祐介も、
犯人グループの半田も物井も、みーんな共通する何かを持っている。
城山社長の最後の身の振り方はなかなかのものだった。
捨身の決断と検察との二人三脚で、
総会屋につながる裏世界金脈グループをあぶり出し、
会社の古い体質を一掃させ、新しい企業への転換を図る。
その結果、射殺されることにはなるのだが・・。
合田と半田の最後の対決シーンはよく分からない。
言葉は交わしていないが、憎悪を増幅させて最後は電話ボックスの対決。
ある意味で、似た者同士だったのか、
合田と義兄加納の間柄もよく分からない。
目元の涼しい穢れのないところが共通する二人は、
愛し合う恋人のような、それ以上の深い気持ちを持ち合う間柄。
いろんな意味で面白かったが、
長い禁欲的な読書がようやく終ったっていう実感です。
明日からは少し軽いものに取り掛かろうと思います。
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