時雨過ぐ 今日一日の 新たなリ

2012年11月20日 | 俳句
俳句をかじり始めたために、
今年の冬は11月7日の「立冬」から始まった気分で、
すでに2週間、冬の季語との格闘が始まっています。
(ちょっとオーバーですが・・・)

その気分にぴったりと寄り添うように秋は足早に過ぎ、
冬の寒さが着実に進んできているので、
材料はありますが、いい句が浮かびません。
というより、ひとつの壁にぶつかっている感じです。
(という言い方自体が生意気ですが・・・)


一昨日は、小原村か香嵐渓へ行くつもりが、
娘が風邪をひいたため、
行き先が長久手の杁が池公園になりました。
ところが、天気も良く、意外にきれいな紅葉に出会えました。


実は紅葉見物が目的ではなく、
池の畔にあるケーキのお店「ピエール・プレシュース」が目的でした。
写真を撮るべきでしたが、旬の栗を使ったモンブラン、なかなか美味しかったです。



~以下、この2~3日の句です~

杁が池ぐるり紅葉巡りけり

白はなし青一色の冬の空

時雨あり振りても落ちぬ竿しずく

時雨過ぐ今日一日の新たなリ



次は、昨日の「朝日俳壇」に載った句。こんな句を詠んでみたいな~と思います。

月おちて日本上空山眠る

※静岡の女性が作られた句です。

1 コメント

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寂しげな (yykic)
2012-11-23 10:04:03
紅葉、きれいですがなんとなく寂しげでもある池の景色。きびしくてもやはり良い日本の晩秋。いい写真をありがとうございます。

冬ばれにふと見上げると高い空

どなたとののデートでしょうか、「シベールの日曜日」の公園のシーンを思い出しました。
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