小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第411回小麦句会結果発表

2019年08月23日 23時58分14秒 | 15日句会

こんばんは。

お待たせいたしました。

少し気温が下がったら、ホッとしたのか睡魔が襲ってきて大変です。

 

兼題:

残暑解くキツネ嫁入ルゆふの雨  幹夫

○(卯平)あの雨(ゆふだち)はキツネ嫁入だったのか。その後の残暑はまた別の感覚だ。

(ルカ)狐の嫁入りの幻想風景が浮かびます。

 

別れても心残りや鱗雲  泉

 

残塁の数積み上げて夏果てぬ  楊子

〇(珠子)残塁の数を積み上げて敗退していったチームの数だけの「夏の果て」があります。猛暑へ落す汗と涙。 

○(餡子)甲子園の球児たち、其れも負けて球場を去る様子が切なく心に響く句です。残念でしたね、また来年!!  

○(幹夫)全国3730校の頂点、深紅の大優勝旗の大阪履正社あっぱれ。球児と支える(支えてきた)周囲、そして、応援の我々は、地元贔屓の高校が勝っても敗れても、一挙一動にひきこもごもの熱盛~!将に残塁だらけの人生にも、完敗ならず乾杯!

 

残されしものを数えて曼珠沙華        ルカ

◎(吾郎)曼珠沙華の死生観と申しますか、晩夏ならではの感触

◎(楊子) 生と死の境に燃え咲くかのような曼珠沙華の取り合わせがいい。親族、知人、友人は指を折って数えられる数になった。

〇(道人)「残されしもの」とは?生き残った者だけではなく、「物」も含めて現世に残された数多の「モノ」

○(卯平)上五中七は抽象的ではあるが、しかし、そこに読み手一人一人にそれぞれの思いを抱かせる。それは季語である曼珠沙華の座りから。

〇(宙虫)曼殊沙華の色が広がる。

○(仙翁)曼殊沙華、少し早いようですが。

(選外)(幹夫)仏花曼珠沙華が佳く詠まれています。

 

残照へ傾くヨットの白き影  道人

◎(珠子)「残照へ傾く」がいい。繊細で映像が鮮やか。

〇(宙虫)残照と白の取り合わせがいい感じ。

(アゼリア)日没の茜色、ヨットの白い帆、青い海ー目に浮かびます。

(幹夫)ヨットと言えば石原裕次郎。残照の薄赤色にも勝る帆の際立つ白さ故に、

ヨットはその影さえも白く映しているのです。色彩が美しい対比で詠まれており共感です。

〇(まきえっと)夏の終わりを感じます。海岸も賑わいを消していく感じです。

 

残月の山への道を墓参り  仙翁

〇(道人)夜明けの頃の墓参りとは心に沁みます。「残月や」ではどうでしょうか。

 

音消えて稲田に残る風の痕  敏

◎(宙虫)ざわざわとしていた稲たち。台風などの強風のあとだろうか。台風一過の景色を思い浮かべる。

○(アネモネ)稲田の風の痕が鮮明に見えてきます。

○(ちせい)季語は「稲田」。「風の痕」が印象的でした。

○(幹夫)黄金色の稔り田に頭と垂れる稲の穂さえも倒してしまうほどの強風が去ったのでしょう。下句「風の痕」も言い当てていますね。台風一過の映像が確と詠まれており共感の句です。

〇(まきえっと)「風の痕」と詠んだのが良いと思います。

(選外)(藤三彩)台風一過を意味するようでもあるが、稲田との季重なりを避けた工夫

 

残塁の果ての土詰め秋はじめ  藤三彩

○(泉)甲子園の土でしょうか。また来年、頑張りましょう。

 

『残念な生き物』にヒト科原爆忌  餡子

◎(藤三彩)eテレSwich放映(8/10)の山田ルイ53世(髭男爵)と動物学者の今泉忠明氏の対談を見た。パンダは何故笹竹を食べるようになったのか?切ないナ。

〇(瞳人)ヒト科動物図鑑を思い出しました

〇(珠子)ヒトの驕りのツケは大きい。こういう流れにしているのは誰だ!現実には私もそのヒトのひとり。

(多実生) その通り、武器を使って戦うのは人間だけです。

(あちゃこ)うーむ!と後の言葉が出ません。ホモ・サピエンス(賢い人間の意)の名が泣きます。

◎(敏)自らの拠って立つ地球をも消滅しかねない「核」を造りだしてしまった「ヒト」、全く「残念な生き物」の最典型としか言いようがありませんね。

◎(アネモネ)得心です!中八の字余り「ヒト科」の「科」を取り特選にいただきです。

 

居残りは帰省排斥張り子の威  吾郎

◎(道人)時事名回文句。働き方改革はどうなる?昔ながらの権威に阿るパワハラを風刺して俳諧味あり。

○(敏)「帰省なんかしたくない」などと心とは裏腹な物言いは、強がりとしか思えませんが。

(選外)(幹夫)内容に相応の理があり、面白い!

 

殘炎やシャッター街を徘徊す  卯平

○(仙翁)何のために徘徊しているのでしょうね。

(選外)(幹夫)所謂シャッター通り、「残炎」という季語に「残暑」以上の迫力を感じました。昨今かんこどりが鳴く商店街に更に追い打ちをかけるような残炎には、徘徊のほかありませんね。

 

晩鐘や祭りの匂い残る町  あちゃこ

○(泉)祭りが終わった倦怠感が、良く表現されています。

(ルカ)祭あとの町の残り香、いいですね。

○(ちせい)季語は「祭り」。ミレーの絵画を思い出しました。でもあの絵は晩秋の絵だったか。

 

氷菓舐めポーズ一枚名残り惜し 瞳人 

 

麦藁帽被り塁審負け残り  多実生

 

残酷な村の明日を見る秋野      宙虫

(多実生) 深刻な過疎化。休耕田や人の入らぬ山は荒れ放題で野獣の天下。先人の切り拓いた風土が消えそうです。

(あちゃこ)限界を超えていく村落を沢山見ました。

◯(アゼリア)私達の周辺も、もう打つ手がないという状況です。ぽつんと一軒家を毎週見て励まされています。

 

戦争は知らず残暑の交差点  珠子

○(吾郎)夏の無音、寺山の「戦争は知らない」がどこかで響く

○(楊子)知らずと言い切ったところがいい。

○(アネモネ)残暑が効いています。

(選外)(道人)やや分かりにくいですが、「残暑の交差点」とは時間軸で、上五に思いを馳せると戦後生まれの八月十五日でしょうか。

選外(卯平)ふと立ち止まった交差点。そう言えば今日は敗戦忌。祖父母の時代の事と言っていいのか。何時か来た道になろうとしているのでは。少々説明的な句。

 

残るのは精霊飛蝗と螳螂か   ちせい

 

骨董市に勲章売られ蚊の名残  アゼリア

〇(藤三彩)旧日本軍の勲章のような感じ。出征された憲兵軍曹の勲章を見せていただいのだが深入りはしなかった。

(あちゃこ)断捨離の末路でしょうか?季語が新鮮に思えました。

選外(卯平)骨董市と勲章の景はそれなりに実景として共感する。下五をなんとかしたい。下五だけでも他の措辞が産まれよう。

 

残暑なお未完のままのプラモデル  まきえっと

○(楊子)少年時代に託していまの自分を詠んでいる。何もかも未完。

(あちゃこ)暑過ぎて根気も続きません。気力もわきません。

○(餡子)この暑さでは、何をやるにも億劫になります。特に、神経を遣うプラモの組み立て。少し涼しくなってくるまでお休み。

(ルカ)ずっと未完のままのものも。

◎(ちせい)季語は「残暑なお」。何か金字塔の様な感じもします。

選外(卯平)中七と下五は実体験として共感。上五は措辞の説明になっている。上五を何とかすれば立句として共感できよう。

(選外)(幹夫)まるで接着剤が溶けてきそうですね。取り合わせが面白い。

 

椅子取りゲームの残りはひとつみんみんみん   アネモネ

○(卯平)破調でそれなりに面白い。季語がよくあっている

 

テーマ:休息

八月尽疲れし者よと基督像 瞳人

〇(藤三彩)八月は六日・九日・十五日と繰り返す宣教の懺悔にも疲れる

 

アイスコーヒー若い社員も馴染み客  泉

 

サンダルの似合うせんせい夏休み  楊子

〇(珠子)先生を見る目が愛情いっぱい。いい先生といい生徒(児童)・そしていい保護者。こういう句はやっぱり嬉しい。 

○(泉)生徒たちに人気がある、先生だろうと思います。

(多実生) せんせいも普通の人で、爽やかです。

(ルカ)読んでいると小学生に戻ってしまう、微笑ましい句。

○(アネモネ)せんせいのラフ感好きです。

○(ちせい)季語は「サンダル」。「せんせい」と言う表記に思い入れが表れているのかもしれません。

〇(まきえっと)気取りがなくていいですね。何でも相談したくなります。

選外(卯平)日頃は厳めしい先生が夏休みの今日はサンダル履き。なかなか似合うではないか。最も最近の先生、何時でもサンダル履きで学校に来ている「センセイ」も多いとか。発見としては類似あり。

 

じゃんけんに負けて居残る海の家  まきえっと

○(卯平)負けたのは螢ではないのか。しかし作者の「チェ!」と言う呟きが聞こえてくる。臨場感がある。

○(泉)なるほど、留守には出来ませんね。残念でした。

(選外)(藤三彩)「じゃんけんに負けて蛍に生まれたの」 池田澄子と比べてしまう

 

一服の甘き煙草や夜業の灯  幹夫

◎(泉)禁煙が叫ばれる中、やはり休憩の煙草は美味い。「甘き」が良いですね。

(アゼリア)煙草は身体に悪いなんてこの際言いません。ご苦労様です。

(選外)(道人)現実でしょうが、煙草も夜業も昭和の休息ですね。

 

雨上がり野良の昼寝の木の間影  仙翁

〇(道人)俄雨が来て、雑草抜きなど野良仕事の中休み。「木の間影」での昼寝が佳いですね。

(選外)(幹夫)軽快なテンポ・リズムで詠まれていますね。

 

遠花火傾ぐ御髪華美な羽音  吾郎

 

夏の果て近づく永いご休憩  多実生

○(泉)思わず笑ってしまいました。確率は100%ですね。

(選外)(幹夫)御句を受けて、案の定と言っては何だが、「GSOMIA抜けてど壺にはまる虫」と詠む。

 

木製の椅子に休息盆踊  ちせい

 

回転焼き割ればとんぼの郷に風      宙虫

○(敏)「回転焼き」の謂われは知るところではありませんが、私どもではたぶん同じ物を「どら焼き」とか「今川焼き」と呼んでいます。「とんぼの郷」は固有詞ではなく、とんぼの群れ飛ぶ郷だと思いますが、「回転焼き」との繋がりは良く見えてきません。

 

缶コーヒー飲み切るまでを法師蝉  珠子

○(吾郎)なんかいい感じのCMみたい、(を)がとても素敵

(多実生) 法師蝉も結構な長さ鳴いています。

(アゼリア)この暑いのにご苦労様です。結局癒してくれるのは自然ですね。

 

休日のひとりの卓やザクロジャム 卯平

○(楊子)ザクロジャムに惹かれた。結構ひとりをたのしんでいますね。石榴ジャムの表記のほうがいいとおもう。 

 

着ぐるみの頭外して三尺寝   餡子

〇(瞳人)熱中死がありましたものね  

○(敏)見ているだけで汗が滴ってきそうな「着ぐるみ」、休憩時に頭をはずしたくなる気持ち、わかります。

○(仙翁)三尺寝が面白いですね。

(ルカ)酷暑の日本。着ぐるみも命がけ。

○(アネモネ)いかにもいかにも。頭を外して寝ている顔にまざまざと安堵感が見えてきます。

(選外)(幹夫)職人のバイト?着ぐるみにお疲れ様~と言いたくなりそうな。図体でかき男の憩い、将に三尺寝の一時ですね。水分補給!熱中症には気をつけて。

 

柱に背あづけ離宮の夏座敷   アネモネ

〇(宙虫)柱に背をあずける景色がいい。

○(幹夫)どの時代、何処の地の離宮でしょうか。対象は作者自身、はたまた高貴な公家を忍んでか?開けっぴろげの大座敷の柱に凭れ寛いでいる面持ちが見えてきそうです。

〇(まきえっと)肩の力が抜けます。あえて「離宮」がよいです。

 

超のつく大型台風サウスポー  藤三彩

 

八月のとある桟橋夕日濃し  道人

○(吾郎)どこにでもある風景、誰もが心に持つ情景

 

盆帰省休まる間なき旅鞄  ルカ

 

木製のベンチにひたと秋茜  敏

〇(瞳人)ひたと、ですね、確かに

◎(仙翁)アキアカネ、最近は減ってきているようですね。

(選外)(幹夫)公園の木のベンチに、小刻みに左右の翅を震わせながら直と止まっている赤とんぼの様子が、佳く写生されています

 

揺り椅子のリズム晩夏に浮かぶ月  あちゃこ

(選外)(道人)最高の休息!「晩夏」が惜しい。

 

蜩の鳴き声と寝る山の宿   アゼリア

○(仙翁)カナカナと鳴くヒグラシと寝るのはいいですね。

 

雑詠

画用紙の造り出す街涼新た  まきえっと

〇(道人)自然も人もようやく秋、の涼感がよく出ています。

(あちゃこ)夏休みの宿題でしょうか?切り取り方がさすが。

〇(宙虫)画用紙でできる街。子供の夏休みの宿題かそれとも・・・。色々な紙の街を想像できて楽しい。

(アゼリア)想像しただけで涼しくなりました。

 

カレー屋に上る八月十五日       宙虫

○(卯平)敗戦忌の今日。何時もと変わらぬ日常。ドライな作者の気持ちが伝わる(かと言ってそれなりにこの忌日への思いは十分にある事が読み取れる)。

 

プロの技真似て蘊蓄鱧を盛る  藤三彩

 

逸材は投げない夏の予選かな  泉 

○(ちせい)季語は「夏の甲子園」。予選では温存でしょうか。

(選外)(幹夫)夏の甲子園、片方では石川星稜の奥川恭伸君、句は、地区予選決勝選温存で物議を醸した岩手大船渡高校の佐々木朗希君だ。

 

炎天を支え矩形の歩道橋   餡子

○(吾郎)歩道橋ってなんだったんですかね、東京オリンピックの忘れ物?っていうか、かっての年寄りは足腰が強靭だったのね

○(楊子)歩道橋がまるで生きているかのように詠んである。しかり。

○(敏)円形の炎天と「矩形の歩道橋」、○と□の織りなす幾何学的な都市風景でしょうか。

(ルカ)鉄橋自身の燃えるような暑さまで、伝わってきます。

〇(まきえっと)出来るだけ歩道橋は避けるようにしています。飯田橋の歩道橋が目に浮かびました。

 

急く性を盆前ディープインパクト 瞳人

 

胡瓜揉みメスを操る女医の指   あちゃこ

〇(藤三彩)なんてシュールな句。塩もみで殺菌の観察から怪しげなフェティシズムの感じも

〇(瞳人)変な組み合わせに、はっとしました

◎(卯平)なんとエロス的な句であることか!このような女医がもし主治医であれば治るべき病も果たして治るであろうか?その色香に患者である男どもは幻惑を感じるであろう。

○(餡子)シュール。この胡瓜揉みあまり食したくありませんが・・・。

(選外)(道人)胡瓜揉みと女医の指の取合せに飛躍があって面白いですね。

 

行く夏のミストシャワーにしばしゐる   アネモネ

 

自画像の佇む処夏木立  卯平

 

傷なんか無いよ強いなカンナ好き  吾郎

〇(珠子)幾通りにも読み取れますが、軽い怪我をした男の子に、「つよいねえ」と励ましたととってみました。その強靭なカンナ、今年は植物園で見た記憶があるだけです。ちまちました今の時代には好かれなくなっているのでしょう。

◎(餡子)転んだって平気さ!小さい頃の一齣。「はだしのゲン」の世界。カンナの強い色とよく合う。

〇(宙虫)このリズム、捨てがたい。

○(敏)カンナ好きなアスリートの人物像でしょう。

◎(まきえっと)語りかけられている感じがします。強がっている感じがカンナの色にでている感じがしました。

(選外)(幹夫)強く、美しいカンナがリズミカルに詠まれていると思いました

 

信仰に遠き合掌白木槿  珠子

〇(藤三彩)道のべの木槿は馬に喰われるもの。某国の花でもあるのだが。合掌

○(楊子)咲き終わったあとのピンク色を想像した。 木槿は韓国の国花でもある。時事も思った。

○(餡子)ある宗教を強く信仰しているわけではないが、神社があれば拝み、寺があれば手を合わせる。でも何かほっとするのです。 

(アゼリア)こういう素朴な信仰ーいいですね。戦争も起こらなくて。

 

人影を抜けて秋蝶翅展ばす  敏

〇(珠子)「展ばす」という文字の選び方ひとつで、蝶の束の間の安心感が伝わってきます。

○(仙翁)人影から離れ、蝶もほっとしているでしょう。

○(幹夫)大きく翅をひろげて山の方まで飛んでゆくゆく飛んでゆけ。夏の蝶同様カラフルで美しい秋の蝶が伸びやかに詠まれており共感です。

 

台風圏少し進める腕時計   ルカ

 

坪庭に誰を待つのや黒揚羽  仙翁

〇(藤三彩)柑橘系の若い枝はどんどん徒長する。剪定しようと枝を見ると既に揚羽の幼虫がいる。親揚羽が子の様子を心配しているようだ。

 

底切られサイコロとなる西瓜かな  ちせい

 

肌ざわり良くて花よし百日紅  多実生

〇(瞳人)百日紅がテキサスの町の街路樹にずらっとあったのには驚きました 

 

閉じかけの自動ドアから秋の風  楊子

〇(道人)微妙かつ絶妙の「秋風」。

○(アネモネ)いち早く秋の風を感じる繊細さがなかなかです。

○(ちせい)季語は「秋の風」。自動ドアから微かに漏れる秋の風。

 

暴風雨呉を直撃終戦日  アゼリア

○(餡子)そうでしたか。台風10号でしたかね。軍港だった呉と終戦日・・・。色々な思いの交叉する八月です。

(選外)(幹夫)お隣岡山市在住の私にとって、呉と言えば、海上自衛隊呉地方総監部所在です。将に8月15日終戦日、台風10号広島県上陸は、1990年台風14号以来29年ぶりだったそうですね。

 

優駿や墜ちて銀漢天辺に  幹夫

◎(瞳人)ディープのこと、ですか

(多実生) 最近二頭の名馬が惜しまれて天国へ。

(あちゃこ)デープインパクトの早すぎる死は、残念です。

(選外)(道人)切字の在り方は難しいですが、天のディープインパクトとキングカメハメハに合掌。

 

落蝉や熱ある道になき道に  道人

○(吾郎)そういう時期になってまいりました。最後はいつもそんな感じ。

(多実生) 落ち蝉を多く見かける季節にです。

(幹夫)地下が長い蝉一生の中、蝉七日成虫の刹那を思う時、最期地上でジージーと叫びながら激しくもがく落蝉の姿は、哀れさを誘います。そのことが、「熱ある道になき道に」とはテンポ・リズム佳く、独自の感性で詠まれており甚く共感の1句です。

 

 

次回をお楽しみに。



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2 コメント

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ご苦労様でした ()
2019-08-24 18:48:20
まきえっとさん、句会当番のお役目ご苦労様でした。今後とも、よろしくお願いいたします。

最近は、やっと涼しくなって来ました。今年は秋が来るのが早くなりそうです。そしてプロ野球も残り少なくなって来ました。広島カープには、最後まで意地を見せて欲しい。しかし、今の戦力で良く戦っていると思います。
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カープ (幹夫)
2019-08-25 08:51:42
バティスタのドーピングによる登録抹消の影響大ですね。
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