10月分は以下のとおりです。
降り立ちて巡る故里鰯雲 餡子 |
道づれは秋風とペン倉庫街 あちゃこ |
よく軋む二階階下に虫聞くよ 吾郎 |
蓑虫の風にまかせている齢 敏 |
山神に一礼きのこ狩に入る 春生 |
芒また芒土産のみすゞ飴 珠子 |
ふるさとの無縁仏や蚯蚓鳴く 道人 |
木の実降る皿に五色の金平糖 幹夫 |
休耕田揺れるセイタカアワダチソウ 仙翁 |
ストロボが風をとらえる夜の鶏頭 宙虫 |
老いの脚引きずり出れば草は実に 多実生 |
縄文のロマンを載せて木の実降る アゼリア |
拉麺の汁はあご出汁雁渡る アネモネ |
花野行き女性ファーストA列車 藤三彩 |
隆盛の芒畑の如く生き ちせい |
のけぞつて議事堂仰ぐかゞし哉 瞳人 |
降格と言われ発奮秋高し 泉 |
秋麗の敬語ゆきかう洋品店 ルカ |
対岸の船造る街木の実降る まきえっと |
|
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます