小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

麦「句会報」への掲載句(10月分)

2017年11月06日 22時04分33秒 | 俳句雑誌「麦」
インターネット小麦句会(10月分)
おひとり一句を『麦』句会報に掲載しています。

10月分は以下のとおりです。

降り立ちて巡る故里鰯雲  餡子
道づれは秋風とペン倉庫街    あちゃこ
よく軋む二階階下に虫聞くよ  吾郎
蓑虫の風にまかせている齢  敏
山神に一礼きのこ狩に入る 春生
芒また芒土産のみすゞ飴  珠子
ふるさとの無縁仏や蚯蚓鳴く     道人
木の実降る皿に五色の金平糖  幹夫
休耕田揺れるセイタカアワダチソウ  仙翁
ストロボが風をとらえる夜の鶏頭  宙虫
老いの脚引きずり出れば草は実に    多実生
縄文のロマンを載せて木の実降る  アゼリア
拉麺の汁はあご出汁雁渡る   アネモネ
花野行き女性ファーストA列車  藤三彩
隆盛の芒畑の如く生き  ちせい
のけぞつて議事堂仰ぐかゞし哉  瞳人
降格と言われ発奮秋高し  泉
秋麗の敬語ゆきかう洋品店  ルカ
対岸の船造る街木の実降る  まきえっと




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