小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第472回小麦句会投句一覧(3/7選句締切)

2022年03月02日 10時22分37秒 | 1日句会

急に暖かくなった。

三月になった。

身内から高校の卒業式の報せがはいってきた。

自分の人生の節目の年に起きた事件や事故は良く覚えているもの。

コロナ、ウクライナ侵攻・・・。

重たい記憶が彼らに残るのだろうか?

 

投句一覧掲載。

いつものように選句をお待ちしています。

 

★投句一覧

 

点描のような天草涅槃西風  

桜花海風坂を登り来る  

湖縁(うみべ)りの父母へそよ吹け彼岸西風    

桜咲く岬の町へお嫁入り  

戦車来て半鐘たたく悴む手  

父としての終わりは潮の満ちる春   

引く鳥の翼が刷いたような雲  

鰆東風海鵜は岩に翼(はね)ひろげ   

早咲きの桜でほっこり有明海   

島民の等しき姓春の海     

来し方のひかりかさねて春の波    

海底に浴場のあるホテル春  

春潮の適ひぬ出航万葉歌    

目を逸らす孕の猫となりにけり   

ストリートビューにふるさと花林檎  

断崖の初蝶夢は遠小島   

岩礁に瓶詰の手紙春匂ふ   

坂と猫多き漁村や白魚舟    

さくらさくら火の見櫓の見る小島  

かいやぐら行けども行けども無き故郷 

バイク音転がってゆく春の空    

「ドライブ・マイ・カー」のあとのとまどい坂は春 

花便り三月十日十一日    

浦里に遺した火の見猫の恋   

料峭や火の用心の淡き文字   

おろおろと半鐘叩く目に余寒    

光満つ寒緋桜へ海峡へ    

風光る船の帰りを待つ入り江 

ウクライナの平和を願ふ春の海   

桜咲く島に絵踏の庄屋跡   

囀や傾斜地降りればドッグラン  

遡る結界よりの春の潮      

桜咲く合格通知散る桜    

春の雲二片火の見櫓過ぐ   

春風の立ち寄る岩屋流人島   

火の見櫓を曲がれば春の物語   

島山の遠く小さく立子の忌   

反戦と世界が叫ぶ春の嵐   

寒村の火の見櫓に風光る    

花を見て爆撃を見るウクライナ  

今も元気島の火の見や桜まじ   

遍路ゆく彼奴(やつ)の髭づら煩消えて  

 

★選句要領 

 

選句数6句(うち特選1句)

 

締切 3月7日(月)24時

 

選句コメントをつけて送ってください。

 

選外のものでもコメントしたい句がありましたら、コメントを受け付けています。

 

当番は宙虫です(選句送付先メルアド)

soranmugi-oomugi2017@yahoo.co.jp

 

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俳句「麦の会」ブログ更新中。

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