小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第418回小麦句会投句一覧(12/7選句締切)

2019年12月02日 10時20分24秒 | 1日句会
12月になりました。
妙に暖かいと思っていたら、夜は雷雨。
これからまた冬の気温へとなっていくのでしょうか?
最期1か月、いい年の締めくくりになるといいですね。
 


 
投句一覧♪♪
 

黄泉に似た霧の甘さを浴びている 

すめらぎの斯くも弥栄(いやさか)冬紅葉  

赤い影をかくして町の冬紅葉   

実南天雨に形を悟られて  

しぐるるやいそげやいそげランドセル 

我が庭に宝石のごと実千両 

冬紅葉生きた証の詩が一編 

冬霧を抜けて浄土の色に酔う

不安消すために濃霧の中を行く  

祖父の声聴こえてきたり実千両  

取り壊し決めし生家や村時雨   

冬霧や内緒の話聞かれしか  

冬霧に沈む津軽のいびり唄  

冬霧の湧いて重たきマタギ村 

諦念の光は深し霧の宿    

鉢植えのイロハカエデも冬籠り

冬はつとめて靄の中なる月曜日

実南天里の書棚にスタインベック

工事夫は冬霧浴びて急ぎがち  

軽トラで足りる婚の荷実南天  

冬霧に消えた少女のその後とは 

霧詰めて重たくなったランドセル

看取りなき弔いひとつ草珊瑚  

仲間はずれの朝南天の実が濡れる

地図になき路地の生家や実南天  

一クラス七人冬の霧霽れる  

一団の実南天喰ふ烏哉 

上空の鳥は見極む赤南天

南天の実に手をかざし見る未来 

無遠慮に南天の実の撓なる   

紅葉や自然に優る画家はなく 

栞とす一葉足りる照紅葉   

思い出のかたちの一つピラカンサ 

立ち話短くなりぬ冬紅葉  

 

★選句要領 

 

選句数6句(うち特選1句)

 

締切 12月7日(土)24時

 

選句コメントをつけて送ってください。

 

選外のものでもコメントしたい句がありましたら、コメントを受け付けています。

 

 

 

当番は宙虫です(選句送付先メルアド)

 

nakamusi5011naka@kme.biglobe.ne.jp

 

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http://mugihumi2190.seesaa.net/

 


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