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『三日坊主(みっかぼうず)』
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1.出家してはみたが、寺の修行のきつさに堪えられず、すぐに辞めてしまうということ。2.転じて、飽き易くて、何をしても長続きしないこと。また、その人。
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<松下幸之助一日一話> PHP研究所編
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時を待つ心
行き詰まる会社をみてみますと、たいていは仕事がヒマになったらムリをしてでも注文を取ろうとしています。その結果、かえって大きな損をして会社の破綻を招くことになってしまうのです。反対に、「ヒマはヒマで仕方がない。これは一時的な現象なのだから、この機会に日ごろ怠りがちだったお得意に対するサービスをしておこう」とか、「機械の手入れすべきものはしておこう」というような態度をとっている会社は、かえって時を得て発展する。そういう場合が多いように思います。なかなかむずかしいことですが、時を得なければ休養して時を待つ、そういう心境もまた大事だと思うのです。