中山ミシンのブログ

高知のミシン屋です。どうぞよろしく〜(´∇`)

宣言しちゃった

2021-09-22 20:26:40 | 仕事の話
「生地がくい込んで取れなくなった」とお電話頂き、時々訪問してる93歳のお客様の所に行って来ました。
くい込んだ物はすぐに取れたのですが埃がいっぱいだったので掃除だけさせてもらってると
「針板のネジは自分でも外して掃除するんだけど、骨折してるから痛いのよ」と言われて、こちらがビックリ(((((゜゜;)
ベッドに立って横にある物を取ろうとして転んでしまったんだとか。
それで肋骨と鼻の骨を骨折してしまったようです。
肋骨は固定するしか無いし、鼻(と言っても左目の下辺り)の腫れも引いてるとは言え痛いって聞いてこちらがヒヤヒヤしてしまいます💦
普段に比べたら少し元気が無いように感じましたが、それでも縫ってるからこの方やっぱりスゴいです。
しばらくおしゃべりしていましたが、「あと2年、95歳までは生きたい」って言うので何故か聞いてみると
「旦那が95歳で亡くなった。何年も介護して私がそれより早く死んだら悔しい」って仰るのです。
そこで
「あと2年って事でどーするよ⁉️ ◯◯さん、お客様いっぱい居るやろ。居らんなったらその人達困るよ」って笑った事でした。
80歳までは旦那様と二人で自営業やって来たけど、旦那様が車の運転ができなくなって商売は辞めたんだとか。
けどそれから自分ができる縫い物の仕事を始められたそうです。始めた時は少なかったお客様も段々増えて、今は南国市以外からも依頼に来られてる方は何人も居られます。
なので自分が居なくなった後にこの仕事を誰かが引き継いでくれたら良いんだけどという思いはあったようです。

それを聞いて
「じゃあ私が引き継ぐ」と言ってしまいました。

以前は自分が元気な内に姪っ子さん(だっけ?)に教えようと思った事もあったみたい。けどどうやらそこまでやる気は無いみたい。
出しゃばってしまったかな?とも思ったけど、前に記事にもさせてもらいましたが、私自身車でアチコチ出来なくなったら縫い物しながらミシン屋やって行きたいって事も覚えてくれています。
なので「良かった。誰かがやってくれたらと思ってた」と言ってもらえました。

けどまだまだ弱気になっちゃダメですよ。縫い物に関しては私もいっぱい教えてもらわないといけないんですからね(^^)