△ロンドンのハイドパークのアヒル
・トイレの話
ロンドンでは、街の中、地下鉄の駅や国鉄のターミナル以外の駅、又はレストランでもトイレが無かった。私が働いていた有名で客席が多いいウィピー ハウス オックスフォード店でもトイレは無かった(でもスタッフ用のトイレはあった)。従って街に出かけた場合は実に不便であり、出たくなってからのトイレ探しはもう大変であった。
イギリス人はおしっこ、うんこをしない国民なのか。そんな事はない。それでは必要がないのか。
日本では公共的施設はもちろん、デパート、レストランやラーメン店さえ必ずトイレはある。だから日本人(私)は出掛ける際、出そうな感じがしなければトイレへ行かないが、出たくなったら辺り構わず、動物的にその辺りのトイレへ駆け込む。
シーラにこの件について話をしたら、彼女は「私達は出そうな感じがしなくても、出掛ける前に必ずトイレへ行っておく習慣がある」と言っていた。成る程と思った。イギリス人は出掛ける前に、『自己防衛』をしているのであった。
・交通マナーの話
イギリス人は、礼儀や守るべき事は守る国民であるが、交通信号の赤信号を守らない国民の様であった。
例えば、信号が赤の時で車が来ない場合、歩行者は平気で信号無視して道路を横断していた。又、ドライバーも、歩行者や他の車がない場合、当たり前の様に信号無視して進んでいた。
交通ルールを守らないで、新聞、TV等に交通事故のニュースがないのが不思議なぐらいであった。彼等は安全が確保されれば赤でも行ってしまうが、決して無理な横断や運転はしていないのであった。
イギリスだけでなく、私はヨーロッパ各国の車をたくさん乗った経験がある。ヨーロッパの人々は、決してスピードを出さず、安全運転に徹していた。だからこそ赤信号でも時には、『進め』になるのであろう。
信号を守って道路横断や車を運転して事故が起きている日本の国は、いったいどうなっているのであろうか。益々、交通戦争が激しくなっているのが現状であるのに・・・。