・テヘランに到着し、そして滞在して思った事の話
テルアビブやテヘランで飛行機で到着すると、その国やその都市の様子、方向感覚、お金の価値(換算)、交通の便、或いは地理等が全く分らないので、それで困った経験をした。テヘランの場合は空港から鉄道やバスのアクセスが無く、全くの陸の孤島であり、どうしてもタクシーを頼るしかなかった。そして例えタクシーに乗ったとしても、その料金が本当に正当なのか、乗る前に他の運転手にも聞けば良いのであるが、言葉も通じないので、簡単に聞けなかった。しかも料金メーターが頼れるのは、先進諸国の西ヨーロッパと日本だけなのだ。飛行機から降りて来た外国人は、『ネギを背負った鴨に等しい』と言う事を、肝に銘じるべきだと思った。イスラエルに入国した時の乗り合いタクシー(シェルート)もおかしかった。
イランはタクシーに限らずバザール(市場)、食堂、商店、宿泊施設等に於いて、外人用の料金・値段と現地の人達の料金・値段が存在し、或はその存在の可能性があった。そして外国人に対しては、その料金・値段にも幅が在り、その身なり、格好や態度で決められる様であった。この様に正当な料金・値段が定まってない国が〝西欧(イタリアは除外)と日本の間〟(アラブ・イスラム諸国、インド、東南アジアの国々)に存在している事をこちらに来て知った。従って大切な事は、早くその国のお金の価値、ある程度の物価の状態等を知る事なのだ。彼等に言われるまま払うのはバカ臭いので以後、値引き交渉は当然であった。
イランはタクシーに限らずバザール(市場)、食堂、商店、宿泊施設等に於いて、外人用の料金・値段と現地の人達の料金・値段が存在し、或はその存在の可能性があった。そして外国人に対しては、その料金・値段にも幅が在り、その身なり、格好や態度で決められる様であった。この様に正当な料金・値段が定まってない国が〝西欧(イタリアは除外)と日本の間〟(アラブ・イスラム諸国、インド、東南アジアの国々)に存在している事をこちらに来て知った。従って大切な事は、早くその国のお金の価値、ある程度の物価の状態等を知る事なのだ。彼等に言われるまま払うのはバカ臭いので以後、値引き交渉は当然であった。
回りくどい様に書いたが、そんな理由でタクシーに乗りたくなかったが、タクシー以外に交通手段がなく仕方なく乗って、そして向こうの言い値で払ってしまった。タクシー運転手は今頃、舌を出して笑っているであろう。