YOSHIの果てしない旅(人々との出会い、そして別れ)

ソ連、西欧列車の旅、英国滞在、欧州横断ヒッチ、イスラエルのキブツ生活、シルクロード、インド、豪州大陸横断ヒッチの旅の話。

テヘランに到着し、そして滞在して思った事の話~テヘランの旅

2022-01-14 08:37:40 | 「YOSHIの果てしない旅」 第9章 イラン・パキスタンの旅
・テヘランに到着し、そして滞在して思った事の話
 テルアビブやテヘランで飛行機で到着すると、その国やその都市の様子、方向感覚、お金の価値(換算)、交通の便、或いは地理等が全く分らないので、それで困った経験をした。テヘランの場合は空港から鉄道やバスのアクセスが無く、全くの陸の孤島であり、どうしてもタクシーを頼るしかなかった。そして例えタクシーに乗ったとしても、その料金が本当に正当なのか、乗る前に他の運転手にも聞けば良いのであるが、言葉も通じないので、簡単に聞けなかった。しかも料金メーターが頼れるのは、先進諸国の西ヨーロッパと日本だけなのだ。飛行機から降りて来た外国人は、『ネギを背負った鴨に等しい』と言う事を、肝に銘じるべきだと思った。イスラエルに入国した時の乗り合いタクシー(シェルート)もおかしかった。
  イランはタクシーに限らずバザール(市場)、食堂、商店、宿泊施設等に於いて、外人用の料金・値段と現地の人達の料金・値段が存在し、或はその存在の可能性があった。そして外国人に対しては、その料金・値段にも幅が在り、その身なり、格好や態度で決められる様であった。この様に正当な料金・値段が定まってない国が〝西欧(イタリアは除外)と日本の間〟(アラブ・イスラム諸国、インド、東南アジアの国々)に存在している事をこちらに来て知った。従って大切な事は、早くその国のお金の価値、ある程度の物価の状態等を知る事なのだ。彼等に言われるまま払うのはバカ臭いので以後、値引き交渉は当然であった。
回りくどい様に書いたが、そんな理由でタクシーに乗りたくなかったが、タクシー以外に交通手段がなく仕方なく乗って、そして向こうの言い値で払ってしまった。タクシー運転手は今頃、舌を出して笑っているであろう。

通行許可書を取得~テヘランの旅

2022-01-14 08:32:15 | 「YOSHIの果てしない旅」 第9章 イラン・パキスタンの旅
・昭和44年1月20日(月)雪後小雨(通行許可書を取得)
 雪の降る中、パキスタン大使館へ通行許可証を取りに行った。大使館員が、「チョッと待ってくれ」と言うので、私は待った。1時間程で通行許可証(ロード・パ-ミッション)を手に入れた。時間にルーズなイスラム人と言うよりは、大陸的な感覚を持った人にとって1時間位で出来たのは、早い方かもしれなかった。 
 午後、小雨になった。ジェーン、ロンそして私の3人は、バザールへ行き、ザーヘダーンまでのバスの切符(350リアル、約1,680円)を買った。  
  夜、このホテルで出逢った大西さん(仮称)から、普通サイズの日本の国旗を貰った。
 今日は寒い1日であった。明日、Silk Road(シルクロード=絹の道)の旅に出るので早めに寝る事にした。