YOSHIの果てしない旅(人々との出会い、そして別れ)

ソ連、西欧列車の旅、英国滞在、欧州横断ヒッチ、イスラエルのキブツ生活、シルクロード、インド、豪州大陸横断ヒッチの旅の話。

インドの鉄道の話~ニューデリーの旅

2022-02-09 08:53:31 | 「YOSHIの果てしない旅」  第10章 インドの旅
・インドの鉄道の話
 私とロンはニューデリー駅で乗車券を買うのに、軽くインド人にあしらわれてしまった。この様に乗客を盥回しにする様な案内、或は態度・接客の悪さを駅長やもっと上層部に訴えても埒(らち)が開かないし、加えて私の語学力の無さでは充分に訴える事が出来ないであろうと思った。例え英語で充分に話が出来たとしても、『何でもあり』のインドでは、1人1人の乗客否、乗客ではなく、如何でも良い利用者の声・意見等を一々聞いてくれる様なインド国有鉄道組織でないのだと理解した。
 駅員の態度、言葉の悪さ、非能率、無責任、自分の窓口しか感心がない縄張り主義、偉ぶっている権威主義等、インドの鉄道には問題が色々あった。インドの鉄道は国有なので、駅員はお役人様なのだ。カースト制度でも上級クラスに入るのであろう。上級クラスのお役人様だから利用者を盥回しにしても、屁とも思っていなかったのだ。  
  私はインドの腐った官僚機構の一端を見てしまったのだ。いずれにしてもインドの鉄道はこんな事だから死傷者何百人と言う、列車転覆事故や列車正面衝突事故が度々発生しているのだ。1968年(去年)、インドは国際観光記念の年であった。これを機会にインド政府及びエアー・インデア(インドの航空会社)は観光に力を入れている様であるが、全般的に受け入れ態勢が全くなっていなかった。インドの表玄関であるニューデリー駅ぐらいは、もう少し何とか成らないかと強く感じた。


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