・シーク教徒の話
インド旅行中に於いてトラブルがあった時、よく助けて貰ったのが英語を話せるシーク教徒の人達であった。シーク教とはヒンドゥ教とイスラム教の融合をめざした宗教で、インドの中では2%の少数派、禁酒禁煙、不殺生を規則に持つ宗教であると言う。彼等はカースト制度の古い仕来りに縛られた伝統的なヒンドゥ教徒に比べて進取(職業の積極的な姿勢、取組)の気性が強く、近代化に対する適応も早かった。従って彼等は海外への商業活動も盛んに行なっていた。その影響か海外で見掛けたインド人は、大抵シーク教徒であった。特にロンドンで多くお見受した。
カーストの職業よる身分差別を受けないから、色んな職業に進出しているのだが、彼等の中にはバスやタクシーの運転手、闇両替屋、或はストリートボーイの元締めのオッサン達もいた。シーク教徒のシンボルは、ターバンと髭であった。彼等は皆、立派な髭を生やしていた。
所で、ターバンは布で頭にいちいち巻くのかと思っていたら、帽子の様に簡単に、被ったり脱いだり出来る。
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