伯母さんに面会

施設に伯母さんが入っている。
もともとは都内にいたのだが、
近所の施設に入った。
昭和2年生まれ。

妹と母と私で面会に行った。
前回、会ったのは伯母さんが骨折で入院した時、都内の病院までお見舞いに行った。
その後、リハビリの病院に移った。

手洗い、うがいをして5階へ。
部屋から面会の場所へ。
ソファーがある。
窓からの景色がいい。
荒川堤と空き地に建ちはじめた住宅。
心地よい温度。
外は37度以上の暑さだ。

快適な生活のせいか伯母さんの表情がいい。
若い男性職員に連れられて、
現れた。
シルバーの髪はフサフサして光沢がある。
姿勢もいい。

来てくれて嬉しい！
と何回も言っていた。
それから4人で持って行ったプリンを食べた。
伯母さんは、美味しい美味しいと食べていた。
普通のプリンだったけど…

本当の意味での、
嬉しいや美味しいを、
なんだか忘れていた気がして、
貴重な体験のような気がした。