雨。
風邪気味で、金沢まで行けるか不安だったけど、
大丈夫そうなので、朝、7時30分の新幹線で金沢に向かう。
途中、長野乗換え、
乗換が5分しかなく不安だったが、
すぐ隣の番線だった。11番線→12番線
無事乗り換えられた。
新幹線「かがやき」
長野まで新幹線で行き、金沢までも新幹線だ。それと、高崎線で高崎まで行き、金沢まで新幹線で行くのでは料金は同じだ。
グリーン車を使うとその料金だけ高くなる。
知らなかった。
長野から金沢まで65分だ。
金沢でコインロッカーに荷物を預けて、松任駅まで電車で行く。2両のローカル線だ。福井駅行き。
松任駅前は整備され綺麗だ。
すぐ前に千代女俳句館があり、その向こうに中川一政美術館がある。
ほぼ駅前。
最初に中川一政美術館に行く。
来館者はほとんどなく、時々家族連れやらが来る。
それでしばらく、一人で貸切状態で絵画鑑賞ができた。
なんという贅沢。
館の職員の人も話しかけて来て、
本を次から次へと持って来てくれた。
鍵のかかった書庫からも「中川一政全文集」の1巻目を見せてもらった。
詩もなかなかなのだ。
若い頃は詩や短歌を書いていたようだ。
なんとも多才。
エネルギッシュ。
私もしっかりせねばと思う。
ブリの照り焼き定食750円。
昼食を摂り、
千代女の里俳句館へ。
千代女の里俳句館館はデジタル化されていて、
座るとビデオが始まり季語の説明をしたりする。
中川一政館では、書き写して来ました。
なるほどと思うのです。
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下手上手を気にするな
上手でも死んでる画がある
下手でも生きている画がある
事実、上手というものには死んでいるものが多く、
下手に生きているものがある
美術館だから美しくなければならないという
美という字にとらわれるることなかれ
生きていることが第一だ
美術は生術と思うべし
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※折にふれて「随筆八十八」1980年、講談社