午前9時から、日曜美術館で「ミュシャ」の展覧会について解説をしていた。
デッサンにこだわり、百合なら、百合を分解してメシベやオシベのデッサンもしていた。
アールヌーボーの美しい女性たち。
ポスターもすごい人気となりフランスで大成功をおさめる。
それから、チェコへ帰る。
晩年、ナチスの収容所で亡くなったと聞き驚いた。
戦争へ向かうことを予感してか、絵柄の変わった絵もある。
そうして午後、近所の公民館で講演会と詩の朗読会が有ると聞き出かけた。
たまたま、詩人会でお呼びした詩人のAさんにお会いしたので声をかけた。
短い時間に少し話ができて嬉しかった。
講演会はアウシュビッツの話が中心だった。
何で今?
と思ったが午前のミュシャのことを思い出した。
(詩の朗読があるらし)と気軽に行った私には重い話だった。
ただ、チェコやポーランドもその影響下にあった、というのは勉強になった。
今まで私は、画家の背景にある時代には余り興味がなかったが、
作品の背景には大きな歴史のうねりがあるのだと思った。
その影響を作品は受けるのだ。
戦争の時代にはどれくらいの名画や作品が焼かれただろうか…