読書感想日記

最近読んだ本の感想

『安徳天皇漂海記』 宇月原 晴明 著 中央公論新社

2009-02-21 20:51:25 | 歴史物
 とても、面白く読ませて頂きました。
 私でさえ知っている歴史に残るさまざまな出来事が、つながっていたというのです…
 何事にも二面性があり、私たちが知っているのは、表の世界。
 しかし、真実は、知る人ぞ知る裏の世界にこそ隠されているのです。
 そこには、幼くして神と崇められた人が残した怨念、計り知れない力を秘めた神器、怨念を鎮めようとひたすら身を捧げる人…
 そしてこれらのことが、世界へも影響を及ぼしている…
 きっと、人間の知っている知識や歴史というものは、ほんの僅かなものでしかなく、真実は、永遠に誰も知ることはできないのでしょう。
 そう、この世には、人間の想像を遙かに超える大きくて不思議な力があることも…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする