読書感想日記

最近読んだ本の感想

「光媒の花」 道尾 秀介 著 集英社

2025-02-06 21:38:10 | 小説
人は隠し事を心の中に凍らせ、涙を拭き、唇を噛みしめ、傷口を隠し、遂には傷だらけの手で持つ袋の中に閉じ込めてまでも、まるで何事もないかのように装って生きている。
相手を大切に思うほど、どうしても打ち明けられない…
想いが伝わり、秘めたものが溶けて無くなるときが来るまで、人は堪え忍んで生きていく…
私の拙い言葉では語り尽くせない、胸を打つ作品です。

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