昨日の西条高校との試合は、スター選手のいる私立強豪高校
vsセレクションなしの公立高校との、随所に見所のある、とても面白い試合だった。
個々の技量は見てのとおり、明らかに差がある。
体格はもちろん、投手のスピード、守備の形のよさ、スイングの早さ・・一目瞭然。、
それでも、村上投手は130キロ程度のボールをきちんとコーナーに
投げわけ、守備では打者一人一人に対して守備位置を大胆に代えた。
速球に振り遅れても、関係ない。ランナーが出るとバントやスクイズを確実に決め、
ここぞという時に思い切った盗塁やエンドランで攻める。
自分たちのスタイルで戦いきった。また、立派に互角に戦えることも証明した。
野球の勝負の難しさ、奥深さを考えさせるに、十分な感動的な試合であった。
地方大会で優勝した時も、負けたあとも、人生をこの一瞬に全て賭けたような、
仰仰さもなく、普通の部活動の延長の、さりげない笑顔が、ホントによかった。
「ホントに俺たちでいいの?」のコメントは野球に全てを賭けてきて負けた
他の高校生への思いやりと、皮肉も込められているように感じたのは、
穿った見方かな?
夜の「熱闘甲子園」ではどんな扱いをするかと楽しみにしてたが、期待はずれ。
プロ注目の強豪高校へのスター選手への取材は十分しており、
彼らも素顔は普通の高校生です。
とのいつものように、当たり前のコメントがあったのみ。
でも一般の視聴者は、すでに高校野球のスター選手のほうが興味があるから、
仕方ないのかなあ。高校野球の面白さって、そこだけじゃないんだけどなあ・・と
私は思う。
今後、各県から優勝高に加え、セレクション、県外越境なしの高校から、
予選最上位進出高からひとつづつ選出して、大会をやってみたらどうだろう。
21世紀枠なんて、セコイこといわずに・・。
「野球高校」対「高校野球」の対決図式が随所にみられ、
結構、しっかり野球をやっている公立も勝てるような気がする。
いかがでしょうか?
以上。