11月3日 ろうきん旗県大会●0-1vs富岡ファイターズ(上総)
時間:11:00-12:35
場所:袖ヶ浦 平岡球場
バッテリー:堀口4回(51)、安部2回(31)-松戸
(LJ)
安打:6(松崎2、糸井、藤田、堀口、安部)
与死四球:2(うち敬遠1)
失策:2
(富岡)
安打3:(単打3)
与四死球:1
失策0
<コメント>
ろうきんの準々決勝。これを勝てば夢の県のベスト4。
われわれにとっては初経験の舞台が待っている。
富岡FTSは7月12日の関東学童県大会二回戦で2-9と大敗している相手。
雪辱に燃えて、絶対に勝ちたい一戦。
エースのS君は相変わらず、さすが、県トップクラスの好投手。
前評判どおり、すばらしく速いボールを投げ込んできた。
また、それをLJが上位打線全員安打のヒット数6。
4番の松崎は二本放ち4番の存在感をみせつけ、
トータルでは相手のヒット数を圧倒したのがすごい。
また、いつもの「傾向と対策」大成功。
前日のコーチ全力投球の打撃練習も見事に結果に結びついた!
打線もさることながら、堀口、安部の二投手が、6回をわずか三安打に
抑えたすばらしいリレー。
内外野もよく守った。県大会のベスト4をかけた試合内容で、
ほんとにいい試合をしてくれた。
最終回の攻撃を書こう。
0-1とリードされた7回表。
藤田、松崎、安部のヒットで1死満塁と攻め立てる。
この試合、最高の盛り上がり。ここで、ヒット1本で勝てる可能性もある。
バッターは好調の松戸。
ここで、余裕のタイムを取り、ランナー三人とキャプテン堀口、
バッター松戸を集める。
「君ら、どうしたい?」と問いかける。
皆、目を見合わせ、無言・・?
「僕はどっちでもいいよ。どうしたいの??」
キャプテン堀口がバッターの松戸へ「どうしたいんだよ?」
松戸、目をぱちくりさせて、少しの間、そして「打ちます!」
待ってたんだよ!その一言。「よし、思い切り、打って返せ。お前で決めろ!」
ハラは決まった。強打で前進守備の間を抜いて一気に逆転を狙う
結果、二球目の速球に思い切りのいい松戸のバットが火を噴く!
前進守備のショートに一直線の打球がとぶ。強襲!
はじいた!同点だ!
と思った瞬間。
動物的にボールに反応したショートが、ホームへ送球!
うーん、ツーアウト。
次打者は気合十分の熊谷。
しっかり振って来い!と送り出したが、
肩で息をしている。ワンストライク!・・
ん?泣いてる??バッターボックスで???
すかさず、取っておきの代打、成田を送り出す。
しかし、最後は強振で三振。
見逃しでなく、最後まで振って、攻めて、負けた・・・。
皆でしっかり力を出し切って、敗れた最後の県大会。
富岡の渡辺監督とは、絶対優勝してください。と握手を交わした。
この1年の我々の県大会を総括すると
全日本学童:1回戦敗退
関東学童:2回戦敗退(ベスト8)
千葉日報杯:4回戦敗退(ベスト8)
ろうきん旗 :4回戦敗退(ベスト8)トータル11試合で7勝4敗。
我々は今年、もっとも多く県大会の試合を経験した幸せなチームかもしれない。
夏と秋の二つの県大会で(千葉日報とろうきん)で、両方ともベスト8に残ったのは
勝田台リトルジャガーズ、ただひとつという快挙。
このろうきん旗に限っては、全部1点差。
1回戦:4-3、2回戦:2-1、3回戦:4-3、準々決勝0-1で、
1試合平均2.5点をとり平均2点を取られている。
平均0.5点差。なんというシビアなゲームをやってきたのか。
ワンプレーの差で、まちがいなく勝ち負けが逆転していた。
我々の持ち味である、でほんとに、全員でしっかり、よく守りきったといえる。
投手の自責点をみると4試合でわずか6。
先発のエース堀口の活躍はここでも光る。
4試合すべてに先発し、自責点は被本塁打1のわずか1。
さすがにキャプテン。期待通りの大黒柱の活躍だった。
それに加え、今大会では、押さえの安部が3試合で6回の登板。
いずれも終盤の厳しい場面だったが、被安打1の自責点ゼロ。
相手を力で押さえこみ、3回戦までの勝利を導いた。
この1年間の最後の大舞台で、最高のピッチングを見せてくれた。
いつも力を出し切れなかった息子に、ずっと歯がゆい思いをしてきたが、
ようやく最後の県大会で最高のパフォーマンス。
チームの勝利に大きな貢献をしてくれた。
何はともあれ、我々が最大の目標としてきた県大会。
出るだけでなく、最後は全員で、「県大会優勝」を真剣に目指して戦った。
この体験は何ものにも代えがたい。
この県大会、すべての試合を観戦いただいた市山代表が、最後に
「リトルの長い球史に残るすばらしい戦いだった」
と心からねぎらいの言葉をいただいた。
今回は千葉を木更津から市川まで東西に縦断し、遠くまで応援に駆けつけてくれた皆さん、こころからの大きな声援、ほんとにありがとうございました。