今年も「日本骨・関節感染症学会」に参加してきました。
私は整形外科のSSIサーベイランスを行っていることや
創外固定の管理に興味があるので整形外科の学会はとても勉強になります。
今年の開催地は鹿児島
会場は城山観光ホテルでした。
今回のテーマは
「骨関節感染症の早期診断と根治をめざして」でした。
SSIに関しては
リスク因子として手術時間、易感染危険因子(肥満、喫煙、糖尿病、透析中、
インプラントの使用)などは私も入力していましたが
今回他の項目として
皮膚病変、低アルブミン血症、複数回手術の既往、療養病院経由、
他の外傷の有無、手術後のヘモグロビン値
も項目が上がっていて今後の参考にしようと思いました。
特にアルブミン値はNSTとも関連して
予約して入院するケースの場合介入が出来るのではと思いました。
2日めのパネルディスカッションは
「感染症に対する局所陰圧閉鎖療法」
ということで論議されました。
去年保険適応になったことで、さまざまなケースで使用されています。
有用な理由としては
肉下形成促進、浸出液のコントロールがあげられると思います。
感染がある創傷にはまずは洗浄デブリをして菌がいなくなった段階で使用。
浸出液が濃厚だったりひきにくかった場合には
持続モード、簡潔モードの検討。
圧の調整をするなどの発言がありました。
また、ドレーンの位置もなるべく体の下側にして
溜まったところを引けるようにする工夫が大切。
フイルム剤の交換は
毎日洗浄データブリを続けるので毎日交換派と
皮膚に負担がありので3~4日派と別れました。
今後指標が示されるかもしれません。
ランチョンセミナー1日目は
「新しい抗菌インプラント」
金沢大学大学院整形外科学 土屋弘行先生
チタン表面にヨードを担持するもので
感染を繰り返している症例にとても有用との結果が出ていました。
まだ、認可されていないようですが、今後の動向に期待です。
ICD講習会は
「整形外科病棟におけるMRSA感染症対策」
杏雲堂病院呼吸器内科顧問 林 泉先生
予防策、術後の監視そして時間差攻撃療法の抗菌薬の使用方法
とても勉強になりました。
「新しい感染症マーカーとしての好中球上CD64の有用性と限界」
国立病院機構相模原病院リウマチ科 松井利浩先生
CD64の各種感染を幅広く検出しうる点が特徴ですが
今後も幅広い有用性が期待されます。
モーニングセミナーは朝8時から
とても興味があったので頑張って?参加しました。
「清潔整形外科手術の術野汚染菌とcefazolin組織内濃度」
東大整形外科 山田浩司先生
抗菌薬の使用方法で大切なポイントがわかりました。
2日目のランチョンセミナーは
「人工股関節感染に対する治療戦略」
関西医科大学整形外科 飯田寛和先生
いろんな国の対策が興味深く面白かったです。
イギリスは会話禁止なんですね・・・。
これは当院では難しいだろうな^_^;
沢山実りがある学会でした。
今回の会長である帝京大学医学部整形外科教授の松下隆先生
筑波大学臨床医学系整形外科教授 落合直之先生
いつもはお話出来ないような有名な先生方と
いろんなお話が出来るのも学会の楽しみですね。
今回も沢山勉強になりました
私は整形外科のSSIサーベイランスを行っていることや
創外固定の管理に興味があるので整形外科の学会はとても勉強になります。
今年の開催地は鹿児島
会場は城山観光ホテルでした。
今回のテーマは
「骨関節感染症の早期診断と根治をめざして」でした。
SSIに関しては
リスク因子として手術時間、易感染危険因子(肥満、喫煙、糖尿病、透析中、
インプラントの使用)などは私も入力していましたが
今回他の項目として
皮膚病変、低アルブミン血症、複数回手術の既往、療養病院経由、
他の外傷の有無、手術後のヘモグロビン値
も項目が上がっていて今後の参考にしようと思いました。
特にアルブミン値はNSTとも関連して
予約して入院するケースの場合介入が出来るのではと思いました。
2日めのパネルディスカッションは
「感染症に対する局所陰圧閉鎖療法」
ということで論議されました。
去年保険適応になったことで、さまざまなケースで使用されています。
有用な理由としては
肉下形成促進、浸出液のコントロールがあげられると思います。
感染がある創傷にはまずは洗浄デブリをして菌がいなくなった段階で使用。
浸出液が濃厚だったりひきにくかった場合には
持続モード、簡潔モードの検討。
圧の調整をするなどの発言がありました。
また、ドレーンの位置もなるべく体の下側にして
溜まったところを引けるようにする工夫が大切。
フイルム剤の交換は
毎日洗浄データブリを続けるので毎日交換派と
皮膚に負担がありので3~4日派と別れました。
今後指標が示されるかもしれません。
ランチョンセミナー1日目は
「新しい抗菌インプラント」
金沢大学大学院整形外科学 土屋弘行先生
チタン表面にヨードを担持するもので
感染を繰り返している症例にとても有用との結果が出ていました。
まだ、認可されていないようですが、今後の動向に期待です。
ICD講習会は
「整形外科病棟におけるMRSA感染症対策」
杏雲堂病院呼吸器内科顧問 林 泉先生
予防策、術後の監視そして時間差攻撃療法の抗菌薬の使用方法
とても勉強になりました。
「新しい感染症マーカーとしての好中球上CD64の有用性と限界」
国立病院機構相模原病院リウマチ科 松井利浩先生
CD64の各種感染を幅広く検出しうる点が特徴ですが
今後も幅広い有用性が期待されます。
モーニングセミナーは朝8時から
とても興味があったので頑張って?参加しました。
「清潔整形外科手術の術野汚染菌とcefazolin組織内濃度」
東大整形外科 山田浩司先生
抗菌薬の使用方法で大切なポイントがわかりました。
2日目のランチョンセミナーは
「人工股関節感染に対する治療戦略」
関西医科大学整形外科 飯田寛和先生
いろんな国の対策が興味深く面白かったです。
イギリスは会話禁止なんですね・・・。
これは当院では難しいだろうな^_^;
沢山実りがある学会でした。
今回の会長である帝京大学医学部整形外科教授の松下隆先生
筑波大学臨床医学系整形外科教授 落合直之先生
いつもはお話出来ないような有名な先生方と
いろんなお話が出来るのも学会の楽しみですね。
今回も沢山勉強になりました