火曜サスペンス劇場 消えたタンカー
日本テレビ
東宝株式会社
中野良子
夏八木勲
岡田英次
谷隼人
睦五郎
加藤和夫
石山雄大
山本昌平
明石勤
深江章喜
加藤治子
神山繁
クロード・チアリ
原作 西村京太郎
脚本 和久田正明 村尾昭
特技監督 川北紘一
監督 西村潔
製作 東宝映像
50万トンの超巨大タンカーが爆発炎上沈没、生き残った船員は帰国する。
死んだ船員には莫大な保険金が支払われることになった。
東京から甲府へ向かっていた生き残り船員一家の車、610日産ブルーバードUが崖から転落、爆発炎上、一家全員が死亡する。
運転していた船員の頭からはM16ライフルの弾丸が見つかり、殺人事件として十津川警部(夏八木勲)が捜査を開始するが、次々と船員とその家族が惨殺されていく。
一方で、外資系保険会社の調査員(中野良子)も保険金詐欺の疑いで生き残り船員を調べ始める。
50万トンの超巨大タンカーは今回の航海を最後に引退、解体される予定だった。
超巨大タンカーは航行が難しく、時代にそぐわないのが理由だった。
が、船員たちは強く反対していた。
そして船員たちは廃棄される予定の中型タンカーをなぜか購入していた。
事故の目撃者の写真からは50万トンのタンカーではなく、中型タンカーが炎上しているように見えた。
船長(岡田英次)たちを問い詰めると、タンカーや船員を簡単に切り捨てることに反発したクルー一同が、50万トンタンカーに満載された石油をアフリカ某国に売却し、その金と保険金でクルー全員が仲良く海外で暮らすことになっていた。
しかし誰かが裏切り、殺し屋を雇っていた。疑われたのは元海軍の船長と元自衛隊員(谷隼人)だった。
殺し屋の山本昌平がとにかく不気味で仕方が無い。確実に次々と仕留めて行く。
十津川警部の夏八木勲もなかなか良くはまっていて、歴代トップクラスの十津川警部となった。十津川警部が44マグナムのS&W M29を持っているのは笑えるが、夏八木には似合う。
岡田英次の海の男の悲哀には心打たれる。
東宝だけあって阪急百貨店でロケをしている。