朝日新聞2009検証
2009年5月25日朝刊の社説「日本の宇宙開発 技術は軍より民で磨け」において、
「軍事ばかりに目が向いていると、日本の宇宙開発は先細りになりかねない、」
と主張している。
日本の宇宙開発の現状がほとんど民間であるという事実にまったく目をむけていない。
2009年6月6日朝刊の社説「『北の核』と日本 味方増やす防衛論議を」では、
「だが、だから日本独自の軍事的備えを強めよという主張は、同盟の基盤である相互信頼をひび割れさせる。」
と主張している。
日本の防衛力増強が日米同盟に悪影響をあたえるという、意味不明な主張である。対等な関係になるには対等な軍事力、努力が必要である。朝日新聞は日本の対アメリカ従属という関係を是認している。普段の対米従属批判とまったく反対の認識、日本を自立させたくないという深層心理をさらけ出している。
2009年10月26日朝刊の社説、東アジア 共同体をともに磨こう」において、
「その姿はまだ見えないが、欧州連合(EU)とは別の道をたどることは共通理解と言えるのではないか。」
と主張、
アジアは自由と民主主義を追求するEUとは異なる、アジアは独裁も受け入れろ、と言いたそうである。
2009年12月10日朝刊の社説「普天間問題 日米関係の危機にするな」において、
「日米関係の基盤は安保条約であり、日本が基地を提供するのは不可欠の要件である。」
と主張している。
アメリカを怒らせて怖くなってきた朝日新聞。
しかしその割には合意があった普天間基地移転をこじらせた鳩山政権には一切言及がなく、朝日新聞の今までの反米姿勢に対して反省がまったくない。