第1節 平成17年度以降に係る防衛計画の大綱における防衛力
第1項 陸上自衛隊 12
方面隊の防空として
第1高射特科群、
第2高射特科群、
第3高射特科群、
第4高射特科群、
第5高射特科群、
第6高射特科群、
第7高射特科群、
第8高射特科群
がある。
高射特科群の装備に、
三菱電機 03式中距離地対空誘導弾(アクティブ・レーダー誘導)、
レイセオン/三菱電機/東芝 MIM-23改良ホーク地対空誘導弾(セミ・アクティブ・レーダー誘導)
が導入されている。
03式中距離地対空誘導弾はレイセオン/三菱電機/東芝 MIM-23改良ホーク地対空誘導弾を更新するものとされていた。
03式中距離地対空誘導弾は当初、1年につき0,5個群(2個中隊)の配備予定で、
8個高射特科群のMIM-23改良ホーク地対空誘導弾を約16年前後をかけてゆっくりと置き換える予定されていたが、
次第に1年につき0,25群(1個中隊)の配備に変更され当初予定から配備数が半減、03式中距離地対空誘導弾の配備がほとんど進まなかった。
配備が進まない03式中距離地対空誘導弾、防空能力を高めるため03式中距離地対空誘導弾(改)の開発が進められた。
03式中距離地対空誘導弾(改)は、コスト削減とともに、巡航ミサイル・空対地ミサイル対処能力を高めている。