横溝正史シリーズⅡ
夜歩く
1978年 毎日放送 東宝株式会社
企画
毎日放送
角川春樹事務所
古谷一行
伊藤雄之助
范文雀
谷隼人
南風洋子
村井国男
岸田森
清水紘治
菅貫太郎
原泉
山本聰
小林伊津子
古川義載
鮎川浩
中島公子
山田禅二
音羽久米子
松沢千恵
長門勇
原作
横溝正史
脚本
稲葉明子
音楽
真鍋理一郎
主題歌
茶木みやこ
プロデューサー
青木民男
菅英久
監督
水野直樹
製作
毎日放送
東宝株式会社
第一回
古神家は岡山の丘陵地に膨大な山林を持つ。
古神家の番頭・仙石鉄之進はやり手で戦後の混乱期に古神家の財産を守った。
そのため古神家の番頭・仙石鉄之進は力を持っている。
古神邸では古神家の番頭・仙石鉄之進が日本刀を持って新進画家・蜂谷小市を斬り殺そうとしている。
古神家の番頭・仙石鉄之進が日本刀を持って新進画家・蜂谷小市を斬り殺そうとしているのを止める屋代寅太。
古神家の番頭・仙石鉄之進は屋代寅太の伯父で、屋代寅太の学費は仙石鉄之進が出していた。
屋代寅太の婚約者お静は空襲で死んだという。
古神家の番頭・仙石鉄之進は、息子の仙石直記と古神八千代を結婚させて古神家を乗っ取ろうとしている。
古神家の番頭・仙石鉄之進は古神家の先代が死んだ後、古神家先代の後妻「お柳さま」と結婚する。
古神八千代は古神家先代の後妻「お柳さま」の娘である。
着々と古神家の乗っ取りを進めてきた仙石鉄之進。
しかし古神八千代は婚約者として新進画家・蜂谷小市を婚約者として連れて来る。
古神家には先代の弟・古神四方太、先代の先妻の息子・古神守衛がいる。
「使用人の分際で!」
「使用人が主人の未亡人に手を出しやがって!」
とバカにしている。
仙石鉄之進は古神家の先代の弟・古神四方太を
「穀潰しが!」
とバカにし
「俺がいなければ古神家はどうなっていた!」
と言う。
仙石鉄之進は古神家先代の先妻の息子・古神守衛を
「四方太同様の能無し穀潰し」
「飼い殺しにしてやる」
と言ってバカにしている。
古神家先代の先妻の息子・古神守衛も新進画家・蜂谷小市を嫌っている。
古神家先代の先妻の息子・古神守衛は古神八千代と新進画家・蜂谷小市の結婚を許さないという。
古神家先代の先妻の息子・古神守衛と新進画家・蜂谷小市一触即発の状態だった。
金田一耕助は、先妻の息子・古神守衛が恋人を新進画家・蜂谷小市に盗られるような感覚があることに気づく。
古神八千代が蜂谷小市に夕食を持って行ったが、古神八千代は悲鳴を上げ逃げてくる。
古神八千代は蜂谷小市との婚約を解消する。
屋代寅太は古神邸で惨事が起きないよう金田一耕助に古神邸に滞在してもらうことを提案する。
仙石直記は
「一人くらい居候が増えてもかまわんよ。」
と言い
金田一耕助が古神邸に滞在することを認める。
午後9時30分。
日本刀があると危険なので金庫に入れることにする。
金庫のダイヤルの番号は屋代寅太のみが知り、鍵は仙石直記が持つことになった。
女中・お藤は夜中、蜂谷小市に水を持っていく。
寝ていたので枕元に水を置く。
金田一耕助は早朝、古神八千代が庭を歩いているのを見る。
金田一耕助が古神八千代に話しかけても反応が無い。
夢遊病のようだった。
古神八千代は別館に入っていく。
屋代寅太も知っていた。
別館で死体が発見される。
首と手が切断されていた。
鋭利な刃物で首と手を切断されている。
死亡推定時刻は昨晩の午後11時。
太ももには傷跡がある。
蜂谷小市は1年前の9月、クラブで女に襲撃され太ももを銃で撃たれていた。
金庫の日本刀に血が付いていた。
古神八千代のスリッパには血が付いている。
古神八千代は犯行時刻に別館にいた。
仙谷直記は古神守衛が妹・古神八千代を愛していたと言う。
古神八千代は兄の古神守衛に性的に迫られていた。
岡山から古神守衛の乳母・お喜多がやってくる。
死体は古神守衛のものだと言う。
古神守衛にも太ももに傷跡があると言う。