「てん」 ピーター・レイノルズ:作 谷川俊太郎:訳 あすなろ書房
名前という呪い『自分のことが大っ嫌い。どうせ何もできない、もう何もしたくない―!』人生で初めてそんな壁にぶち当たるのは、何歳位でしょうか? 小学校に入ってから?まだ、その壁にぶち当...
「みんなでうたうクリスマス」 やなせたかし:絵 晴佐久昌英:文 塩田 泉:曲 女子パウロ会
聖書に忠実な絵本として数あるクリスマス絵本の中から、わざわざこの絵本をおススメするのは…「親切...
「あんぱんまん」 やなせたかし:作 フレーベル館
荒唐無稽の、愛を食べよう ―ひらがなの「あんぱんまん」大人気アニメ「それゆけ!アンパンマン」の基になったのが、この絵本版「あんぱんまん」。しかし、両者の印象はずいぶんと違う。絵本の...
「ひらがな日記」 若一の絵本製作実行委員会:作 長野ヒデ子:絵 エルくらぶ
文字を持つということ私の祖父は、自分の両親に、一度も通信簿を見せたことがなかった、という。ただの一度も!小学校から大学までの間、ただの一度も! 明治生まれの曽祖父母は、ともに、字が...
「京劇がきえた日 秦淮河・一九三七」 姚 紅:作 中 由美子:訳 童心社
見にくい歴史に、目を向けるために 「子どもたちに平和を伝える」。この、とても大きな命題に取り組む絵本は少なくない。しかし、「平和」と言う言葉を出す前に、まず、子どもたちに、きちんと...
「サムは けっして わすれません」 イブ・ライス:作 あきの しょういちろう:訳 童話館出版
大きな安心を語る、小さな絵本この絵本は、詩編104編(旧約聖書)と、とてもよく似ている。それで ―牧師先生には叱られるかもしれないけど―「創造主」を「飼育員サム」に置き換えて、眺め...
「しんせつなともだち」 方 軼羣 :作 村山 知義:絵 君島久子:訳 福音館書店
この絵本、初版は1965年。村山知義の重厚で愛らしい絵も素晴らしく(1)、小学校の教科書でも紹...
「あさがくるまえに」 ジョイス・シドマン:作 ベス・クロムス:絵 さくまゆみこ:訳 岩波書店
言葉にならない、祈り自慢することではないが、クリスチャン歴だけは長いくせに、ときどき、何をどう祈っていいのやら、わからなくなる。精一杯を通り越して、心が溢れかえっちゃった時。この世...
「あくたれラルフ」 ジャック・ガントス:作 ニコール・ルーベル:絵 いしいももこ:訳 童話館出版
あくたれの、おかれた場所「あくたれラルフ」。これは、あくたれの限りをつくす、腐れ・ダメ猫のお話である。やることなすこと陰湿で、手に負えない。まともなことは、何一つしない放蕩ネコ。読...
「ヴァレンカのちいさな家」 ベルナデッテ・ワッツ:作 いけだかよこ:訳 ほるぷ出版
本来の、本物の教会2011年3月11日、東京は一時パニック状態に陥った。原発事故を知り、放射能汚染に怯えた多くの人々が、東京から、日本から逃げ出した。「外国人が帰国便を求めて殺到、...