質問者：ハイル禅師 企業の内部留保を労働者に配れば
日本国内の基礎体力が復活すると思うのですが
どう思われますか？
私：現在の大企業と小企業の内部留保はこの二十年間に
渡り右肩上がりを続けており現在では４６６兆円あります
ただ一部の政治家が内部留保を吐き出させろ！と言うように
すべて現金で持っている訳ではなく土地などの固定資産での
所有が８割を占める
また大企業よりも小企業の方が現金で保有する比率が高く
それだけ内部留保が信用度にも繋がるからです
企業自体は高い法人税を支払っている為 まず国は法人税
４０％を２０％に減税し然る後に企業が内部留保の現金を
３０兆円でも労働者に配れば日本国内の内需は拡大し
子供は多く生まれ消費税も減税可能になる
だが実質的にはこの十年間で法人税は大幅に下げてきて
おり企業は莫大な予備資金を蓄えておりますがこれも税金
がかからないように細工しているのです
バブル以降 企業は銀行の貸し渋りや貸し剥がしなどの
恐怖に慄き本来なら労働者に給与や賞与として分配すべき
現金を内部留保として温存することで不況に耐えるようにした
ただ内部留保の急拡大は株主への配当を削り
労働者の賃金を削り不正蓄財の領域に達している
内部留保にも税金はかかるが未申告も多いわけである
国と企業が国民から搾取する体質が変わらぬ限り
日本の景気が良くなることはないだろう