質問者:ハイル禅師 同じ時間の経過でも成長と老化と
呼び分ける違いの年齢的な分岐点があるのでしょうか?
私:人は生まれてから死ぬまで絶えず変化の中で生きて
いますが ある時までは成長と呼ばれて人として成人し
成熟期を迎えます
成熟期の頂点を迎えた時点でここから先は老化と呼ばれ
ますが この老化のスピードや成熟期の頂点には当然乍ら
個人差があります
医学的に言われる老化とは成熟期以降の生理機能の衰退を
意味し遺伝的な要因や外界からのストレスに対して
免疫力や適応力が低下していく変化でもある
老化のスピードは一般的に四十代から加速していき
活性酸素による体の錆の増加や抗酸化酵素の能力が
急速に減少します
ただ精神的な意味から考察すると若者のような時代の流れに
抗う気概と情熱がある間は成長期間となり長い物には巻かれる
順応性と強かさが出てきて運命はなるようにしかならないと
諦観を持った時点で老化なのである
つまり同じ限られた時間の経過を共有しながらも
精神的な成長速度や日々の充実度の違いも
成長と老化の差とも言えるのである
結論として挑戦意欲と情熱を持ち続ける事こそが
精神的な若さを保ち続ける秘訣でもあります