9月3日、ベラルーシ大統領は、KGBのトップを解任、ミンスク市長を解任、副首相を解任、国家管理委員会のトップを解任、ベラルーシ安全保障会議のトップを解任、ゴメリ州の地区長を次々と解任しました。
人気テレビ司会者2人が逮捕。一人はスラビャンスキー・バザール音楽祭の司会者。(日本で言うとNHKの歌番組「思い出のメロディー」の司会者が逮捕されたようなものですか。)
二人とも10日間の拘留の判決が出ました。
これに抗議して現代芸術劇場がストライキに入ることを決定。
野党調整評議会のメンバー1人が脱税の疑いで逮捕。
すでに10日間の拘留の判決が出ていた野党調整評議会のメンバーがさらに15日間拘留されることになりました。
学生デモ集会に参加していて逮捕された学生の裁判も続いています。10日間の拘留の判決が出た人もいれば、強制労働を課せられた人も。
IT企業「パンダ・ドク」のトップマネージャーが逮捕され、最長12年の拘留?
ベラルーシ・ハイテクパークで働くIT企業の授業員600人が抗議デモを行っています。
ミンスク市内でパンダの着ぐるみを着ていた人が身柄拘束。
21のIT企業がリトアニアへ移転へ。
リトアニア政府は反政府派ベラルーシ人を支持し、入国や入国後の生活を支援することを表明。
ベラルーシ大統領は、「リトアニアはベラルーシのことより自国の問題に取り組んだほうがいい。」と発言しました。
ベラルーシにあるリトアニア大使館前で政府派が集まり、ベラルーシ国旗を掲げ、リトアニアがベラルーシを混乱させているなどとシュプレヒコールを上げました。しかし集まったのは30人ほどで、全員高齢者。
前列に立って、大声で叫んでいるのは女性の方が多いです。独立系メディアの記者がインタービューを求めても、「マスコミと話なんかしたくないわ。」とそっぽを向くので、全く対話する気はなさそうです。
ロシアの首相が予定通りミンスクに到着し、ベラルーシ大統領と会談をしました。独立国家としてのベラルーシを支持し、その領土も支持するとロシア首相は会見で発言しました。
現在ドイツで治療中のロシアの野党勢力指導者・ナワリヌイ氏についてベラルーシ大統領は
「この事件がフェイクであることを示すドイツ当局のおもしろい電話を傍受した。ナワリヌイの毒殺未遂事件は、そもそもなかった。」
これを受けてドイツ政府側は、
「ルカシェンコ氏の発言は事実と適合しない。(つまりまちがい。)」
とコメントを発表しました。